コホロ淀屋橋

「八木橋昇展」2023.9.30(土)ー10.9(月)

「八木橋昇展」2023.9.30(土)ー10.9(月)

淀屋橋にて9月30日(土)より、滋賀県信楽にて作陶されている八木橋昇さんによる作品展が始まります。 八木橋さんは、轆轤版盤のまわりを蹴って回転させる蹴轆轤(けろくろ)という朝鮮から古くから伝わる手法で作陶されています。作る度「土は美しい。」と土を大切に思い、じっくりと対話することで作り出される器たちは、あたたかさや包容力があります。味わい深い魅力で溢れる作品をどうぞお楽しみください。八木橋昇展2023.9.30(土)ー10.9(月)作家在廊:30(土)コホロ淀屋橋定休日:10.3(火)

「八木橋昇展」2023.9.30(土)ー10.9(月)

淀屋橋にて9月30日(土)より、滋賀県信楽にて作陶されている八木橋昇さんによる作品展が始まります。 八木橋さんは、轆轤版盤のまわりを蹴って回転させる蹴轆轤(けろくろ)という朝鮮から古くから伝わる手法で作陶されています。作る度「土は美しい。」と土を大切に思い、じっくりと対話することで作り出される器たちは、あたたかさや包容力があります。味わい深い魅力で溢れる作品をどうぞお楽しみください。八木橋昇展2023.9.30(土)ー10.9(月)作家在廊:30(土)コホロ淀屋橋定休日:10.3(火)

10月23日(土)より田村文宏 鈴木敬子展が始まります。

淀屋橋では、10月23日(土)から田村文宏 鈴木敬子展が始まります。展示会に先駆けまして、現在常設で展示している田村さんの作品と以前鈴木敬子さんが届けてくださった作品をご紹介いたします。田村さんは、愛知県岡崎市にてご自身の畑の隣にある薪窯とガス窯で作陶されています。 カンボジアやホンジュラス共和国でコンポンチュナンという窯元で、轆轤や窯作りなど陶芸指導をされていた経験があります。コンポンチュナンとは、クメール語で焼き物の港町という意味。アンコールワットを残したクメール王朝時に、クメール焼と呼ばれた陶芸技術が存在したのだとか。長い歴史の中で失われたこの技術を取り戻すため、日本の伝統に触れながら現地の方は作陶されているそうです。田村さんは、アジアなど現地で出合った物からインスピレーションを受けることもあり、形や色、柄などからも表れています。 写真は安南皿。安南とはベトナム中部地方のことを指します。印判が施された作品は、1点1点表情に変化が生まれます。  こちらの作品は、黄瀬戸鎬小皿。小皿ですが、存在感のある作品です。縁や鎬、横から見る曲線など細部までこだわりを感じます。この他にも白磁、灰釉、黒褐釉など多彩な技術をお持ちの田村さん。何百年も前の作品が現代に蘇ったような作品の数々です。鈴木敬子さんは福岡県で轆轤は使用せずに、手で形を仕上げる手びねりという方法で作陶されています。色、形、1つひとつ緩やかに変化した表情が魅力。存在感があり、それぞれの作品に個性が生まれます。写真は、ころんとした愛らしい形のマグカップ。やわらかな曲線からあたたかい手のぬくもりが伝わってくるようです。△足つき小皿小さな電気釜を使用しているため、焼成の違いから同じ釉薬を使用しても色の出方がそれぞれ変わります。鈴木さんが作り出す色は、伸びやかで色の領域に広がりを感じます。同じものはふたつとない作品ばかり。△平皿鉄粉が浮かびあがる緩やかな曲線の平皿。現在子育て中の鈴木さんは、毎日少しずつ器を作ります。ゆっくり時間をかけて作られた器は存在感があり、しっかり日々の料理を受けとめてくれます。お2人は以前益子の陶器市でたまたま同じブースで出店されていたことがあるそうです。初めてとなる2人展ではどんな作品に出合えるのか、お2人の作品の組み合わせも楽しんでいただきたいです。 △企画展で、ご紹介予定の作品です。 2月に二子玉川にて開催した「田村文宏展」の様子はこちら≫から昨年のグループ展で参加いただいた「日めくり茶展」の様子はこちら≫からご覧ください。 田村文宏 鈴木敬子展10月 23日 -11月1日コホロ淀屋橋

10月23日(土)より田村文宏 鈴木敬子展が始まります。

淀屋橋では、10月23日(土)から田村文宏 鈴木敬子展が始まります。展示会に先駆けまして、現在常設で展示している田村さんの作品と以前鈴木敬子さんが届けてくださった作品をご紹介いたします。田村さんは、愛知県岡崎市にてご自身の畑の隣にある薪窯とガス窯で作陶されています。 カンボジアやホンジュラス共和国でコンポンチュナンという窯元で、轆轤や窯作りなど陶芸指導をされていた経験があります。コンポンチュナンとは、クメール語で焼き物の港町という意味。アンコールワットを残したクメール王朝時に、クメール焼と呼ばれた陶芸技術が存在したのだとか。長い歴史の中で失われたこの技術を取り戻すため、日本の伝統に触れながら現地の方は作陶されているそうです。田村さんは、アジアなど現地で出合った物からインスピレーションを受けることもあり、形や色、柄などからも表れています。 写真は安南皿。安南とはベトナム中部地方のことを指します。印判が施された作品は、1点1点表情に変化が生まれます。  こちらの作品は、黄瀬戸鎬小皿。小皿ですが、存在感のある作品です。縁や鎬、横から見る曲線など細部までこだわりを感じます。この他にも白磁、灰釉、黒褐釉など多彩な技術をお持ちの田村さん。何百年も前の作品が現代に蘇ったような作品の数々です。鈴木敬子さんは福岡県で轆轤は使用せずに、手で形を仕上げる手びねりという方法で作陶されています。色、形、1つひとつ緩やかに変化した表情が魅力。存在感があり、それぞれの作品に個性が生まれます。写真は、ころんとした愛らしい形のマグカップ。やわらかな曲線からあたたかい手のぬくもりが伝わってくるようです。△足つき小皿小さな電気釜を使用しているため、焼成の違いから同じ釉薬を使用しても色の出方がそれぞれ変わります。鈴木さんが作り出す色は、伸びやかで色の領域に広がりを感じます。同じものはふたつとない作品ばかり。△平皿鉄粉が浮かびあがる緩やかな曲線の平皿。現在子育て中の鈴木さんは、毎日少しずつ器を作ります。ゆっくり時間をかけて作られた器は存在感があり、しっかり日々の料理を受けとめてくれます。お2人は以前益子の陶器市でたまたま同じブースで出店されていたことがあるそうです。初めてとなる2人展ではどんな作品に出合えるのか、お2人の作品の組み合わせも楽しんでいただきたいです。 △企画展で、ご紹介予定の作品です。 2月に二子玉川にて開催した「田村文宏展」の様子はこちら≫から昨年のグループ展で参加いただいた「日めくり茶展」の様子はこちら≫からご覧ください。 田村文宏 鈴木敬子展10月 23日 -11月1日コホロ淀屋橋

淀屋橋にて大和田友香 南裕基展開催中です。2021.717(土)ー26(月)

淀屋橋にて大和田友香 南裕基展開催中です。2021.717(土)ー26(月)

淀屋橋にて開催中の大和田友香 南裕基展。7月26日(月)まで開催いたします。茨城県で作陶されている大和田さんは、淀屋橋でのご紹介は今回が初めてです。企画展では、台皿や平鉢、板皿の他、1点ものの花器や水差しもたくさん届けてくださいました。大和田さんの作品は、それぞれ釉薬に名前がついています。こちらの作品は、花器/月下。月下(げっか)という釉薬の種類で、光に当てると煌めき、本物の月灯りのように温かなやさしい輝きを放ちます。外側から内側の溶けた釉薬の表情など、豊かな色の階調も楽しめます。写真の作品は、水差し。(左側月下)高さを持たせた持ち手部分の力強さところんとした愛らしい丸みが調和し、圧倒的な存在感があります。右側は、深碧(しんぺき)という釉薬。深い落ち着きのある緑に、流れる黒の釉薬の景色に奥深さを感じます。水差しの他、今の季節は素麺の出汁や冷たい珈琲を入れたり、花器として使っても。愛知県で制作されている南さんからは、盆や豆皿、カトラリーの他、新作の作品も届いています。写真は、新作の小鉢リム。取り皿を作るのは今回が初めてで、大きさや使い心地など試行錯誤して作られたそうです。南さんの作品は主に桜の木を使用されていますが、こちらの作品はセンの木を使って制作されています。くっきりと映し出される彫目模様。1つひとつ手作業でノミを使用して彫られています。裏側まで美しく彫られており、丁寧な手仕事を感じます。南さんは家族で食事を囲む際、1人分のお浸しやサラダなどを入れて使われているそうです。拭き漆で仕上げられた5寸取り鉢の作品も新作。落ち着きのある光沢感と横から見る曲線の美しさに魅了されます。お2人の組み合わせも楽しみながら、お手に取ってごゆっくりとご覧ください。大和田友香 南裕基展【コホロ淀屋橋】2021.7.17(土)ー26日(月)

淀屋橋にて大和田友香 南裕基展開催中です。2021.717(土)ー26(月)

淀屋橋にて開催中の大和田友香 南裕基展。7月26日(月)まで開催いたします。茨城県で作陶されている大和田さんは、淀屋橋でのご紹介は今回が初めてです。企画展では、台皿や平鉢、板皿の他、1点ものの花器や水差しもたくさん届けてくださいました。大和田さんの作品は、それぞれ釉薬に名前がついています。こちらの作品は、花器/月下。月下(げっか)という釉薬の種類で、光に当てると煌めき、本物の月灯りのように温かなやさしい輝きを放ちます。外側から内側の溶けた釉薬の表情など、豊かな色の階調も楽しめます。写真の作品は、水差し。(左側月下)高さを持たせた持ち手部分の力強さところんとした愛らしい丸みが調和し、圧倒的な存在感があります。右側は、深碧(しんぺき)という釉薬。深い落ち着きのある緑に、流れる黒の釉薬の景色に奥深さを感じます。水差しの他、今の季節は素麺の出汁や冷たい珈琲を入れたり、花器として使っても。愛知県で制作されている南さんからは、盆や豆皿、カトラリーの他、新作の作品も届いています。写真は、新作の小鉢リム。取り皿を作るのは今回が初めてで、大きさや使い心地など試行錯誤して作られたそうです。南さんの作品は主に桜の木を使用されていますが、こちらの作品はセンの木を使って制作されています。くっきりと映し出される彫目模様。1つひとつ手作業でノミを使用して彫られています。裏側まで美しく彫られており、丁寧な手仕事を感じます。南さんは家族で食事を囲む際、1人分のお浸しやサラダなどを入れて使われているそうです。拭き漆で仕上げられた5寸取り鉢の作品も新作。落ち着きのある光沢感と横から見る曲線の美しさに魅了されます。お2人の組み合わせも楽しみながら、お手に取ってごゆっくりとご覧ください。大和田友香 南裕基展【コホロ淀屋橋】2021.7.17(土)ー26日(月)

南裕基さんのカトラリー

南裕基さんのカトラリー

7月17日(土)より、淀屋橋にて大和田友香 南裕基展を開催いたします。企画展に先駆けまして、現在淀屋橋に入荷した南さんのカトラリーのご紹介をいたします。愛知県蒲群市にて制作されている南さん。オイル仕上げや漆、鉄焙煎など多様な技法で作られています。1つひとつ丁寧に彫られていて、光の加減によって表れる陰影が美しい作品。こちらは拭き漆で仕上げられており、漆が作り出す落ち着いたほどよい光沢が上品です。漆のものとなると扱いにくいのではと思われる方がいらっしゃるかと思いますが、中性洗剤で洗えるため気兼ねなく使えるのも嬉しいポイント。使うほどに味わいが増していくので、経年変化も楽しいです。持ち手は、角度がつけられており、手にしっかりと馴染みます。とても軽いところも嬉しいです。フォークは、適度に丸みがつけられていて先端はしっかりと尖っているため食べ物をすくいやすく刺しやすいです。口当たりが心地良く、優しく口に沿ってくれます。素材や仕上げと向き合ってより使いやすいものを作っている南さん。どんな料理にも合わせやすく、存在感を放って食卓をぐっと引き締めてくれます。こちらの作品は、淀屋橋にてご覧いただけますので使いやすさをぜひ体感していただきたいです。

南裕基さんのカトラリー

7月17日(土)より、淀屋橋にて大和田友香 南裕基展を開催いたします。企画展に先駆けまして、現在淀屋橋に入荷した南さんのカトラリーのご紹介をいたします。愛知県蒲群市にて制作されている南さん。オイル仕上げや漆、鉄焙煎など多様な技法で作られています。1つひとつ丁寧に彫られていて、光の加減によって表れる陰影が美しい作品。こちらは拭き漆で仕上げられており、漆が作り出す落ち着いたほどよい光沢が上品です。漆のものとなると扱いにくいのではと思われる方がいらっしゃるかと思いますが、中性洗剤で洗えるため気兼ねなく使えるのも嬉しいポイント。使うほどに味わいが増していくので、経年変化も楽しいです。持ち手は、角度がつけられており、手にしっかりと馴染みます。とても軽いところも嬉しいです。フォークは、適度に丸みがつけられていて先端はしっかりと尖っているため食べ物をすくいやすく刺しやすいです。口当たりが心地良く、優しく口に沿ってくれます。素材や仕上げと向き合ってより使いやすいものを作っている南さん。どんな料理にも合わせやすく、存在感を放って食卓をぐっと引き締めてくれます。こちらの作品は、淀屋橋にてご覧いただけますので使いやすさをぜひ体感していただきたいです。

大和田友香さんの茶器

大和田友香さんの茶器

7月17日(土)から淀屋橋にて開催いたします、大和田友香 南裕基展。大和田さんは、昨年の日めくり茶展にて初めて企画展に参加いただき、淀屋橋では初めての展示となります。企画展に先駆けまして、現在淀屋橋に入荷した急須や茶杯をご紹介いたします。大和田さんは、茨城県にて製作されています。繊細な柔らかな美しい形と絶妙な色の表現がとても魅力的。そこにあるだけで引き込まれる存在感があります。今回入荷のあった、うつろいと茶杯で夏に嬉しい冷茶を淹れました。茶葉を入れてお湯を注ぎ注ぐお湯の温度を少し下げ、じっくりと茶葉が開くのを待ちます。待つ時間は、凛とした美しさに目を奪われ時間もあっという間。ふっくらころんとした丸い形が愛らしい茶杯に氷を入れ、ゆっくりと茶葉が膨らんできたところでお茶を注ぎます。水切れの良さにはとても驚きました。気持ちいいくらいピッと切れ、しっかりと注げます。使いやすさに細やかな手仕事を感じました。耳を澄ませると、からんころんと夏には嬉しい涼しげな音が。大和田さんの作る白マットは、ほんのりとベージュ色でお茶の色を引き立ててくれます。これからの暑い季節に、元気の出る冷茶をぜひ大和田さんの作品で楽しんでみてください。作品は、淀屋橋のみご覧いただけます。

大和田友香さんの茶器

7月17日(土)から淀屋橋にて開催いたします、大和田友香 南裕基展。大和田さんは、昨年の日めくり茶展にて初めて企画展に参加いただき、淀屋橋では初めての展示となります。企画展に先駆けまして、現在淀屋橋に入荷した急須や茶杯をご紹介いたします。大和田さんは、茨城県にて製作されています。繊細な柔らかな美しい形と絶妙な色の表現がとても魅力的。そこにあるだけで引き込まれる存在感があります。今回入荷のあった、うつろいと茶杯で夏に嬉しい冷茶を淹れました。茶葉を入れてお湯を注ぎ注ぐお湯の温度を少し下げ、じっくりと茶葉が開くのを待ちます。待つ時間は、凛とした美しさに目を奪われ時間もあっという間。ふっくらころんとした丸い形が愛らしい茶杯に氷を入れ、ゆっくりと茶葉が膨らんできたところでお茶を注ぎます。水切れの良さにはとても驚きました。気持ちいいくらいピッと切れ、しっかりと注げます。使いやすさに細やかな手仕事を感じました。耳を澄ませると、からんころんと夏には嬉しい涼しげな音が。大和田さんの作る白マットは、ほんのりとベージュ色でお茶の色を引き立ててくれます。これからの暑い季節に、元気の出る冷茶をぜひ大和田さんの作品で楽しんでみてください。作品は、淀屋橋のみご覧いただけます。