南裕基さんのカトラリー

7月17日(土)より、淀屋橋にて大和田友香 南裕基展を開催いたします。
企画展に先駆けまして、現在淀屋橋に入荷した南さんのカトラリーのご紹介をいたします。
愛知県蒲群市にて制作されている南さん。
オイル仕上げや漆、鉄焙煎など多様な技法で作られています。

1つひとつ丁寧に彫られていて、光の加減によって表れる陰影が美しい作品。
こちらは拭き漆で仕上げられており、漆が作り出す落ち着いたほどよい光沢が上品です。
漆のものとなると扱いにくいのではと思われる方がいらっしゃるかと思いますが、中性洗剤で洗えるため気兼ねなく使えるのも嬉しいポイント。
使うほどに味わいが増していくので、経年変化も楽しいです。


持ち手は、角度がつけられており、手にしっかりと馴染みます。
とても軽いところも嬉しいです。

フォークは、適度に丸みがつけられていて先端はしっかりと尖っているため食べ物をすくいやすく刺しやすいです。
口当たりが心地良く、優しく口に沿ってくれます。

素材や仕上げと向き合ってより使いやすいものを作っている南さん。
どんな料理にも合わせやすく、存在感を放って食卓をぐっと引き締めてくれます。
こちらの作品は、淀屋橋にてご覧いただけますので使いやすさをぜひ体感していただきたいです。