10月23日(土)より田村文宏 鈴木敬子展が始まります。

淀屋橋では、10月23日(土)から田村文宏 鈴木敬子展が始まります。
展示会に先駆けまして、現在常設で展示している田村さんの作品と以前鈴木敬子さんが届けてくださった作品をご紹介いたします。

田村さんは、愛知県岡崎市にてご自身の畑の隣にある薪窯とガラス窯で作陶されています。

カンボジアやホンジュラス共和国でコンポンチュナンという窯元で、轆轤や窯作りなど陶芸指導をされていた経験があります。
コンポンチュナンとは、クメール語で焼き物の港町という意味。
アンコールワットを残したクメール王朝時に、クメール焼と呼ばれた陶芸技術が存在したのだとか。
長い歴史の中で失われたこの技術を取り戻すため、日本の伝統に触れながら現地の方は作陶されているそうです。
田村さんは、アジアなど現地で出合った物からインスピレーションを受けることもあり、形や色、柄などからも表れています。


写真は安南皿。
安南とはベトナム中部地方のことを指します。
印判が施された作品は、11点表情に変化が生まれます。

 
こちらの作品は、黄瀬戸鎬小皿。
小皿ですが、存在感のある作品です。
縁や鎬、横から見る曲線など細部までこだわりを感じます。
この他にも白磁、灰釉、黒褐釉など多彩な技術をお持ちの田村さん。
何百年も前の作品が現代に蘇ったような作品の数々です。


鈴木敬子さんは福岡県で轆轤は使用せずに、手で形を仕上げる手びねりという方法で作陶されています。
色、形、1つひとつ緩やかに変化した表情が魅力。
存在感があり、それぞれの作品に個性が生まれます。

写真は、ころんとした愛らしい形のマグカップ。
やわらかな曲線からあたたかい手のぬくもりが伝わってくるようです。

△足つき小皿

小さな電気釜を使用しているため、焼成の違いから同じ釉薬を使用しても色の出方がそれぞれ変わります。
鈴木さんが作り出す色は、伸びやかで色の領域に広がりを感じます。
同じものはふたつとない作品ばかり。

△平皿

鉄粉が浮かびあがる緩やかな曲線の平皿。
現在子育て中の鈴木さんは、毎日少しずつ器を作ります。
ゆっくり時間をかけて作られた器は存在感があり、しっかり日々の料理を受けとめてくれます。

お2人は以前益子の陶器市でたまたま同じブースで出店されていたことがあるそうです。
初めてとなる2人展ではどんな作品に出合えるのか、お2人の作品の組み合わせも楽しんでいただきたいです。

△企画展で、ご紹介予定の作品です。


2月に二子玉川にて開催した「田村文宏展」の様子はこちら≫から
昨年のグループ展で参加いただいた「日めくり茶展」の様子はこちら≫からご覧ください。

田村文宏 鈴木敬子展
10月 23日 -11月1日
コホロ淀屋橋