「Awabi ware 岡本純一展」が始まりました。


「いまから少し先、
 子供たちが大人になった時の
 食卓を想像します。
 それは、長く使ってもらえる器を
 作りたいと思うからです。

 どこかの時代の温かい食卓に、
 あわびウェアが使われているとすれば、
 それはとても素敵な事です。」

             岡本 純一



6/14(金)から、「Awabi ware 岡本純一展」が始まりました。
淡路島にアトリエを構える岡本さん。
淀屋橋での個展は今年で4回目となります。

色とりどりの釉薬が特徴のAwabi ware。
今展では和食に合う色をテーマに、落ち着いた深い色合いの器も集まりました。

 


▲写真:Awabi ware

久しぶりに作られた黄色透明の器に、岡本さんが作られた「鱧のうざく風」。
胡瓜と鰻でつくる酢の物の“うざく”を、淡路島名物の鱧を代用して作られたそうです。
輪花中深皿は、深さがあるので和え物や煮物、サラダをはじめ、スープ鉢としても使えます。

 

菊型の小皿には、和菓子がぴったりです。
冷たいお茶と共に、穏やかな時間を演出できそうです。

 
▲写真:Awabi ware

こちらは大鉢にベビーリーフと生ハムを載せたサラダ。
耐熱の器の為、グラタンやケーキをたっぷりと焼くことも出来ます。
テーブルの主役になる器です。

取り皿には漆塗りのパン皿を。木に漆を施しているため、ドレッシングなどの油も気にせず盛り付けられます。

初日の夜には、中津の蕎麦屋“COVOJEAN”のお二人にお越しいただき、
岡本さんとテーブルを囲みお蕎麦を食べる会を開きました。



輪花皿Mに冷たいお蕎麦、オーバル皿Sサイズにおかずの4点盛り。
豆皿には薬味を添えて。


偶然にもこの日は岡本さんの40歳の誕生日。
器を作るきっかけや民藝に対する思いなどをお話下さり、楽しい会となりました。



コホロ淀屋橋での「Awabiware 岡本純一展」は6/30(日)まで。
オンラインショップにて作品の一部をご紹介しています。
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