水垣千悦さんの作品展が3/21(木)より始まりました。
水垣さんは大分の国東半島、山と海に囲まれた自宅兼工房を構え、
薪窯で作品を作られています。
初日の在廊日には、器のなかに描かれる絵を見ながら、
初日の在廊日には、器のなかに描かれる絵を見ながら、
「バクは、夢を食べてくれる動物で、悪夢を見なくなるんですよ。」
「蜘蛛は福を呼ぶ縁起物なんです。」と次々と出てくるエピソードを、
みなさんと楽しそうにお話されていた水垣さん。
常設でも並ぶ染付の器は、作品展へ向けてたくさんの種類を作って下さいました。
「蜘蛛は福を呼ぶ縁起物なんです。」と次々と出てくるエピソードを、
みなさんと楽しそうにお話されていた水垣さん。
常設でも並ぶ染付の器は、作品展へ向けてたくさんの種類を作って下さいました。
▲作品展初日の様子
幸福の象徴の蝙蝠、出世のシンボルとされる龍、
象や兎、猫、鳥、描かれる1つ1つに由来や意味を持つ染付の絵柄。
象や兎、猫、鳥、描かれる1つ1つに由来や意味を持つ染付の絵柄。
日記帖では今回届いた染付作品を紹介しています。
日記帖「水垣さんの染付」はこちら ≫
吊首や梅瓶、壺など様々な形、大きさの花器。
自宅裏山に自生するお花をよく生けているという水垣さんが作る花器は
とても生けやすいです。お店でお花の生け替えをする度、
水垣さんの花器の生けやすさに心地よさをおぼえていたのも納得でした。
▲様々な種類の花器
力強い鎬の線や凛としたかたち、ろくろをひくとき、
火が器に当たるときに生まれたゆらぎや、焼成のときにかかった柔らかな灰の跡。
火が器に当たるときに生まれたゆらぎや、焼成のときにかかった柔らかな灰の跡。
同じ白磁でも様々な表情を見せてくれます。
自然の勢いをそのままに残すような刷毛目や三島、土ものの作品は、
一点ものの大皿も。
「土ものの作品はいい色に変わるので楽しんでほしいです」
と水垣さんもお話されていました。
▲刷毛皿
▲大皿
器に込められた書かれた福の字や寿。縁起の良いとされる生きものや模様。
いい具合に力の抜けた雰囲気から感じられる大らかさや、
器の先にいる使う人の幸せを願う優しさ、
水垣さんの大切にしていることが作品からも感じられ、
食卓に並ぶ水垣さんの器はふと幸せな気持ちさせてくれます。
大切な方への贈りものとしても、ぜひお選び下さい。
会期中オンラインショップでも作品をご紹介予定です。
水垣千悦 展
3/21(木)-31(日)