「川端健夫 美愛展」2022.5.20(金)-30(月)

5月20日(金)より二子玉川のお店では、川端 健夫 美愛展 を開催しています。
滋賀県甲賀市の里山で、gallery-mamma mia+patisserie MIAを営むお二人の展示です。

初日は健夫さんが在廊され、ベビースプーンやフォーク、ベビーボウルをお求めの方にその場でお子さまの名前を入れて下さいました。


元々家具を作っていたという健夫さん。お子さんが生まれた際に、スプーンを作ったことが暮らしの道具を作るきっかけとなり、誰かのために同じものをひたすら作ることの楽しさを感じるようになったのだそう。
小さな赤ちゃんの口の大きさはどれくらいだろう、長さはどれくらいだろうと何回も試作を重ね試行錯誤されて作られたのだとか。

△デザートフォーク/トーストプレート
先が短く丸みのあるフォーク。タルトなど食べるときに「サクッ」とフォークが通り、でも器に当たる感触は優しく口当たりも良いです。

△バターナイフ/ジャムナイフ/ティースプーン
しっかりした厚みのあるバターナイフ。「固い状態のバターを取る時、細いものだと心もとないので」と健夫さん。この厚みのおかげでカチカチのバターでもあまり力を入れずに取ることができます。
少し小ぶりなジャムナイフは和菓子に添えて菓子切としても。

△レードル/お玉/木べら

カトラリーはチェリーで作ることが多いそうですが、耐久性も大事なヘラはかたいナラの木で作っているのだとか。
底面と触れる部分は大胆に斜めに削られていて、実際に手に持って使うとまっすぐなものより負担が無く動きもスムーズです。

△取分け匙
器に添えたとき落ちてしまわないよう後ろに引っ掛かかりがついています。
あったらいいなを実際に形にされている川端さんの道具は毎日の台所や食卓の相棒として活躍してくれます。

△パスタ皿5.5寸(チェリー)/茶托10.5㎝(チェリー)/ナッツボウル(チェリー)
チェリー、ナラ、ウォルナットなど材質によって質感や色、使っていくうちの変化も異なります。
チェリーは全体的に色が濃さが増していくのが特長。写真手前の茶托は作られてから数年経っているものでかなり色に深みがでてきています。

△デザートプレート9寸(ナラ)/エッジプレート9寸(ウォルナット)
ナラは木目の部分が濃く浮き出ていくようなイメージ、ウォルナットは最初が一番暗くだんたんと明るくなっていくそうです。
木のもののお手入れは大変そう、、、と心配される方も多いですが、「直射日光と食洗機を避けて、洗った後はよく乾かして下さい」と健夫さん。
パンやお菓子など乾いたものだけではなく、お料理を乗せたり毎日の器として使ってあげることがお手入れになります。だんだんと育っていく姿をお楽しみください。

△三つ脚皿

△高杯
食卓まわりの木工は家具とは作り方が全く異なり、旋盤という機械を使うにあたり海外のDVDを参考になんと独学で技術を習得したという健夫さん。
三つ脚皿や高杯は皿の部分と脚や底面を分けて成形した後にくっつけ、全体として見た時に自然になるようなめらかに仕上げていくのだそう。
三つ脚皿はどっしりとした存在感があり、お菓子だけではなくお人形を乗せても良いですよ健夫さん。
高杯はすっきりと洗練された形が印象的で、皿の厚み、脚のくびれ、底部分の安定感、すべてのバランスが絶妙です。

△ケーキサーバー/ケーキサーバー小
パティシエをされている美愛さんの意見を受けて制作することも多い健夫さん。
ケーキサーバーはかっこよさを追求し乗せる部分がもっと狭かったものが、その形だとケーキを乗せにくい!という美愛さんの言葉で改良されたそうです。

定番のものを息長く作ることを大切に制作されている健夫さん。
どこをどういう形状にすれば使いやすいのか、一つひとつに丁寧に向き合っていらっしゃるからこそ、毎日自然と使いたくなるような心地よい作品が生まれるのだと思いました。

21日(月)の美愛さんの在廊日はコンフィチュールの試食会を開催しました。
季節によって味は変わりますがなんと約50種類ものコンフィチュールを作られているそうです。今回は8種類の味を届けてくださいました。


試食会では気になる味を選んでいただきヨーグルトに乗せて試して頂きました。
鮮やかな色合いや果肉感など視覚からも美味しさが伝わってきます。
洋梨+ショコラ+黒こしょう、りんご+無花果+くるみ+エピスなどあまり見かけない組み合わせのものも多く、味が想像できない!と試食される方も。
スパイスやハーブが入るとちょっと強い味になるのかと思いきや、果物の甘さを引き立てる名脇役に。

今年はりんごが当たり年ということでりんごを使った組み合わせも4種類ほど。
それぞれ全く異なる味わいで、素材の美味しさを熟知している美愛さんだからこそ一番魅力が引き出されるような組み合わせを生み出せるのだと思いました。
濃厚なショコラは白カビチーズに乗せて、さらりとした伊予柑+いちごはオリーブオイルと混ぜてドレッシングにしたり、炭酸で割ってみたりと素敵なアイデアもたくさんいただきました。

△ノーチェ
今回はじめてお店に並んだノーチェは、小麦粉を使わないアーモンドたっぷりのさくさくな食感のお菓子。アニスが入っているのでスパイシーな風味があり紅茶だけでなくワインにも合いそうです。

△フルーツケーキカット
きっしりの果物にラム酒がじゅわっと効いた少し大人な味わいのケーキ。
棒状のケーキも9㎝、12㎝、18㎝と3つの大きさをご用意いただきました。
冷蔵庫で少し寝かせて、食べるときは常温に戻すとより一層おいしいですよ!と美愛さん。

厳選したオーガニック素材や国産のバターなど自然の恵みをふんだんに使用した美愛さんのお菓子は、どれも軽やかででも奥行きのある味わいでほっこりと幸せな気持ちになります。

今回健夫さん 美愛さんにつくることについて伺いましたが、お二人とも一つひとつのことを心から楽しみながら制作されているように感じました。
作るものは違えど手間を惜しまず愛情が詰まった作品であることがひしひしと伝わります。
作品を使ってくれる人、お菓子を食べてくれる人、自分たちの作ったものを通してみなさまが少しでも幸せな気持ちになってくれたら嬉しい、というお二人の温かい想いが込められた展示となっています。
30日(月)までぜひ皆さまのご来店をお待ちしております。

川端健夫 美愛展
2022.5.20(金)-30(月)
KOHORO二子玉川

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滋賀県甲賀市の里山でgallery-mamma mia+pâtisserie MiAを営まれる川端健夫さん・美愛さん。
日常に温かく寄り添う健夫さんの木の器やカトラリー、美愛さんのお菓子やコンフィチュールを会期中ご紹介します。
初日にベビーボウルやベビースプーンをお求めの方には、健夫さんがその場でお子さまのお名前を入れてくださいます。
美愛さんの在廊日には、コンフィチュールの試食会を開催します。
どうぞお楽しみに。

川端健夫 美愛展
2022.5.20(金)-30(月)
在廊日:健夫さん初日5/20(金) 美愛さん:5/23(月)
KOHORO二子玉川