「石川硝子工藝舎展」2022.7.22(金)-31(日)

石川硝子工藝舎展が22日(金)から始まりました。
今回は石川さんの作品のなかでも定番を多く揃えた作品展となります。

前回二年前の作品展ではお越しいただけなかった方も多かったこともあり、例年以上に賑わいを見せた初日。
みなさん心待ちにされ、石川さんの器に再会できる喜びを感じながら作品を手に取られている様子がこちらにも伝わってきました。

網目コップを始め、G1.6シリーズや猪口、浅鉢、面取り鉢、丸壺など、色や形も決められたもので構成される石川さんの定番。
道具のようであってほしいという想いから、繰り返し同じかたちと向き合い、変わることなく作られている作品です。


網目コップ(大中小)
「幸せを捕らえて逃がさない」漁の網をイメージした伝統模様があしらわれています。

猪口/水差し

工業規格の様々な太さの鉄パイプに吹き込み、高さは黄金比で決められているG1.6。
コップいうよりは道具に近いようなそんな空気を持ち、筒のようなかたちを基準に、蓋付のNO.5や深さの浅いNO.6など全6種類あります。
用途が決まっていないからこそ自由で楽しい。
生活のなかでご自身の使い方を見つけてみてください。

G1.6 NO.3

G1.6 NO.5

G1.6 NO.6

定番と共に届けて下さった「青泡」。
酸化銅を含むかにより仕上がりが異なる青、海や鉱物などの自然を思わせる深く穏やかな色合い。
器のなかに閉じ込められた大小様々な大きさの泡。
溶けた硝子がかたちとなり、固まっていくまでの僅かな時間を感じさせます。

青泡 猪口

青泡 皿(大)

2019年に20周年を迎えた石川さん。
基本を大切に、原点と未来を見つめながら、一人でも多くの方に作品を届けられるようにと日々硝子を吹き続けてこられました。
展示ではそんな石川さんの20周年を記念し出版された書籍やツアーグッズのふきん。
またこれまでに作られた大沼ショージさんとの写真集「コップとて」や、旅にも持って行けるというコンセプトの「旅箱」など、石川さんのものづくりへの考えや視点を感じられる書籍やグッズなども展示と共にご紹介しています。



お店に繰り返し足を運んで下さる方や初めて訪れる方、たくさんの方との出会いに石川さんの器がありました。
家族が増えたり、使ってよかったからとまた手に取って下さる方のお話を本当によく耳にします。
これまでもこれからも、いろんな方にとっての「定番」であり続けられるよう、お店でもご紹介を続けていきたい器です。

作品展は、31(日)まで。
ぜひこの機会にお手に取ってご覧ください。
28(木)19:00~オンラインショップでもご紹介を予定しております。

石川硝子工藝舎展
2022.7.22(金)-31(日)
KOHORO二子玉川

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型があるから型破りがあり、
型がないと型なしだ。
いろんな型に吹き込んだときに写る表情は毎日が新しい。

atiburanti books #6
「石川昌浩吹業廿周年」より
撮影 伊藤 徹也

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二子玉川では7月22日から石川工藝舎展を開催いたします。
二年ぶりとなる石川さんの作品展、今年のテーマカラーは「青泡」。
ガラスをかき混ぜることでできる泡、作る際時間の経過とともに色合いや透明感の違いが生まれるそう。
色も濃度も違うどんな「青泡」に出合えるのか楽しみです。
定番の作品も展示に合わせてたくさん届きます。

石川硝子工藝舎展
2022.7.22(金)-31(日)
KOHORO二子玉川