base works 革小物・ルームシューズ受注会

9月30日(金)、10月1日(土)、2日(日)の3日間、二子玉川ではbase worksの革小物・ルームシューズの受注会を開催しました。

東京と高知で靴づくりの教室を開いているbase worksさん。
今回は普段お店でご紹介していない革小物とルームシューズのサンプルをご用意いただき時間をかけてじっくりご紹介していただきました。

ゆっくりと味わいが出てくる天然皮革のアイテム。
base workを主宰する、勝見友彦さんはお客様一人一人に対して使うことで増していく。
色艶や革の種類によって異なる質感など、革そのものが持つ良さを丁寧にお話しされていました。

革は世界三大革の一つでもある、イタリア、フィレンツェのタンナー、バダラッシィ・カルロ社。
イタリア古来の伝統的な皮なめし技法で、化学薬品でなく植物性タンニンを使い
時間をかけてなめされた革に、純度の高い100%ピュアオイル「牛脚油」でゆっくりと加油されています。
オイルが抜けにくく、使い込んだ時の色艶の上がり方がきれいで、美しくエイジングされるのが特徴だそう。
お手入れすることによって美しく育ち使うほどに愛着も増していきます。

革の良さを引き出すためになるべく無駄な加工は行わないよう気お付けているとのこと。
一番長い方で使い始めてから25年目になるというお客様もいらっしゃるそうで
糸の交換などをしながら長く使っていただきたいとお話しされていました。

 

ルームシューズはスリッパとモカシンの2種類。
0.5cm刻みのサイズから自分の足に合うサイズをオーダーいただけます。

スリッパは中敷にはフッドベットという支えを入れてあるので
つぶれにくく、土踏まずにも支えがありとても履き心地が良いつくりです。

代々木上原にある工房にお邪魔させていただいた時に履いたスタッフは
ずっと履いていたくなるフィット感に驚いていました。

「足に合わせたよいクツは より積極的に足と身体を動かして、
履く人の支えとなり、足によりよい歩行を生みます。
人 ( 社会 ) と自分の真ん中に 手づくりクツを置いて 足とクツのよい関わり合いを通して
足元から健やかな暮らしを 共感共生する場を広げたい」という想いから
靴づくりの教室をされているという勝見さん。

モカシンはソールをアウトソールに変えることで外履きとしても。
スリッパ同様、中敷に滑りにくいスウェードを使っているため、内側で滑ってしまうことがなく足に余計な力が掛かりません。
動きを支えるのにとても優れた働きをしてくれます。


革小物と同じように革の色、糸の色をお選びいただけます。

 在廊中にはどこを探しても売ってないというお客様のリクエストにお答えして、サイズの大きなコードクリップのオーダーを引き受けて下さいました。

実物があったり、実際のサイズ感が分かればお作り出来るとのこと。
受注会ならではの光景でした。

 東京校を開校した2012年の翌年、縁あって高知にも開校したbase worksさん。都会で工房を開くとなるとコスト面でも難しいことが多いため、
ものづくりをしている人たちが地方で工房を開くモデルケースになれればと開校されたそうです。

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▲代々木上原の工房

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▲ 古民家を改装した高知の工房は他県から通う生徒さんもいるのだとか

 

淀屋橋、二子玉川のお店では引き続き常設で革小物のサンプルをご紹介しております。
ラインナップはバッグ5型、財布4型、カードケース、眼鏡ケース。
ブックカバー、ペンケース
革と糸、ファスナー、ボタンなどを選んでオーダーができます。
ご注文後、1ヶ月ほどお時間を頂きお届け致します。

自分用、プレゼントに・・・革を取り入れたくなる季節の始まりに、
base worksさんの革小物・ルームシューズをぜひお手に取ってみてください。

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