福井県の鯖江で活動される漆作家の山岸厚夫さん。
山岸さんの漆器は、刷毛目を自然に残した下地にさらに刷毛目で色を重ねることで、傷が付きにくく付いても目立ちにくいため、毎日気兼ねなく使うことができます。
お店の開店当時からご紹介している山岸さんの漆器。
お客様やスタッフの間でも愛用者が多く、「本当に丈夫で毎日の食卓に欠かせない。」という声をよく聞きます。


△左から、仙才汁椀/まり汁椀/渕布多用椀/刷毛多用椀

山岸さんの漆器の素材は、木をくり抜いた生地の"くりぬき"と、木の粉を固めて形を作った"木合"の2種類。
それぞれに良さがあり、お店でも用途に合わせてみなさんじっくり選ばれています。

今回は木本来の素材を感じられるくりぬきの作品をご紹介します。


△渕布汁椀
山岸さんの漆器の特長である刷毛目の跡。
くりぬきだとより一層くっきりと表情が現れ、美しさが際立つようです。
また手に取った時に、木のずっしりとした重みや温かさが伝わります。



△刷毛多用椀
手に馴染みやすい柔らかなカーブが印象的な刷毛多用椀。
くりぬきだからこそ表現できるしなやかな曲線です。
たっぷりとした大きさがありながら手取りは軽やか。
汁物はもちろん丼や盛鉢としても活躍します。


△仙才汁椀
口元が薄く作られ、心地よい口当たりの仙才汁椀。
毎日使うものだからこそ、触れたときの気持ちの良さは大切にしたい感覚です。
1歳児のお母さんであるスタッフは、食事の時にいつも子供が山岸さんのお椀を触って使いたがると話していました。
軽やかですっと手に馴染むお碗は、老若男女問わず自然と手に取りたくなるような魅力があります。



△れんげ
たっぷり掬える大きさや口当たりのよさがスタッフの中でも評判の山岸さんのれんげ。
豚汁や具だくさんの汁もの、親子丼やカレーなどご飯もの、料理の取り分けなど、色んな場面で重宝します。


「扱いが難しいのでは、、、。」と心配される声もお店で聞きますが、山岸さんの漆器は何度も漆が重ねられ、剥げや傷が目立ちにくいので、安心して日常使いができます。
お手入れはご家庭の中性洗剤で洗い、なるべく早めに柔らかい布巾で水気をふき取ってください。


使い込んだときの風合いもまた味わい深さがあります。
重ねた刷毛目の色の変化、刷毛目仕上げならでは力強い表情。
じっくりと育てて、永い時を共に過ごしたくなるようなくりぬきの漆器。
本格的な漆器を取り入れたいという方、大切な贈りものを探している方にもおすすめです。
二子玉川、淀屋橋のお店、オンラインショップにてご覧ください。

また2023年10月21日からは二子玉川、11月3日からは淀屋橋にて展示も開催します。
普段使いはもちろん、お正月などはれの日にもぴったりな作品が届く予定です。
こちらもお楽しみに。

山岸厚夫展
2023.10.21(土)-30(月)
作家在廊:21(土)、22(日)
11:00-19:00
KOHORO二子玉川

2023.11.3(金)-13(月)
作家在廊:3(金)
11:00-18:00
コホロ淀屋橋

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