「宮内太志展」2024.3.2(土)ー11(月)

3月2日(土)より淀屋橋にて宮内太志展が開催しております。
写真は初日の店内の様子。

愛媛県松山市の里山で作陶されている宮内さん。
淀屋橋での個展は約6年ぶりとなります。
小石や木片、鉄粉などを混ぜた砥部の土を使って制作されているという宮内さんの器は、すっきりとした面持ちながら、素朴で温かな風合い。

今展では、角を施した作品をたくさん届けてくださいました。
「他の器と並べたときにアクセントにもなるし調和もとりやすく実用性とデザイン性を兼ねている感じが好きなので作りたくなります。」と宮内さん。
角鉢にいなり寿司を。
正四角形の深めのお皿は、ありそうでなかった形。
まるでお重のような上品さがありながら、どんなお料理にも自然と調和してくれる、不思議な魅力があります。

ほんのりと高級感が漂うマットな質感と滑らかな艶の黒。
縁の白がアクセントになり、ガラスや木のものとも馴染みます。

黒はモッチリ、しっとり、ツヤのある黒ができたらいいなと思いつつ作った釉薬ですが、作るたびに少しずつ変わります。」と宮内さん。
その時々で変化しながら生まれる深みのある宮内さんの黒が、これからどう変わっていくのか、今から楽しみです。

さらに今展では、コホロでは初めてのご紹介となる作品も多彩に並びます。
絵画のようにじんわりと滲みながら染まる青。

定番で使用している青の釉薬の上に、ワラ灰釉を二重、三重に垂らし、色の濃度や広がりを表現されているのだそう。
「白モヤ」と名付けられた青と白の繊細なコントラストは、見れば見るほどに惹きこまれる景色です。

砥部の磁土を使用した落ち着きのある柔らかなグレーのお皿や、ゆるりと流れる緑のグラデーションが独創的な花器なども。


存在感がありつつも主張し過ぎることのない佇まいからは、慎ましやかな美しさを感じます。

下に敷いてあるワラ台がセットになっている、「スエキ形花器」。
素朴な形が好きで作られたというふっくらとしたシルエットと、焼き物らしい表情が豊かな風情のある作品。

幅広い作品の数々が並ぶ中、作品を作っていく上で、どのようなイメージを浮かべ形にされているのかを聞いてみました。
宮内さん:「作品のイメージは古い道具からとか、後付けで身の回りの自然の色に似てるなーとか思いながら色や形を調整したりしてます。」

新たな広がりを見せながらも、従来の温かさはそのままに、使っていて自然と安心感が生まれる宮内さんの作品。
この機会に是非お手に取ってご覧ください。

また今回の展示では、宮内さんと同じ愛媛県松山市で活動されているコハイトさんのお菓子もご紹介しています。


国産小麦や国産のバター、無農薬の果物、体にやさしい素材を厳選し使用した特別な味わい。

愛媛県産の平飼い卵や温州みかんなど、地元の食材にもこだわり一つひとつ丁寧に作られています。
素材そのものの甘さと、バターやナッツ、フルーツの風味を爽やかに感じるコハイトさんのお菓子をこの機会にどうぞお楽しみください。

※一部完売のものもございます。

お店での会期は3月11日(月)まで。
10日(日)19時より、オンラインショップでのご紹介も予定しております。
そちらもお楽しみに。


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淀屋橋にて3月2日(土)より、宮内太志展を開催いたします。
愛媛県松山市の里山で、小石や鉄粉、草木の根も混ざる粗めの土を使用して制作されています。
コホロでは長くご紹介している宮内さんの作品。
毎日自然と食卓に並ぶ器は、素朴でありながら親しみやすくあたたかな雰囲気を作り出してくれます。

表情豊かで、暮らしに寄り添い、丈夫で扱いやすいのも魅力。
作品展では、深みのある落ち着いた釉薬の飴や白に、なめらかな艶のある黒など、色彩豊かに並びます。
また近年取り組まれている、角を施した
お皿や鉢などもご紹介予定です。

また会期中、松山市にて活動されているコハイトさんのクッキー缶などのお菓子を販売いたします。
愛媛県で栽培された有機みかんや無農薬レモン、国産小麦など、身体にやさしい素材を使われていて、やさしい味わい。
作品とあわせてお楽しみください。

宮内太志展
2024.3.2(土)ー11(月)
定休日:5(火)
コホロ淀屋橋
1100ー18:00