世界をめぐって旅をしてきた城さん。「今の暮らしに合うものを」と作られる作品は、毎日の器としてすっと手になじむものばかりで、鉄絵、粉引き、焼きしめ、耐熱などたくさんの素材があります。
こちらでご紹介している鉄絵の器は西アフリカで出会った泥染めをモチーフに作られています。一つひとつ濃淡や表情の違いがあり、落ち着いた色調と、エネルギーを内包した静かな存在感をもちます。器のなかに、城さんがさまざまな地で得てきた強さやのびやかさが映っているようです。