コホロ淀屋橋にて、3月6日(木)より「コホロのおやつ時」が始まります。
今回作品展に参加いただく、KOHOROでは初めてのご紹介となる重松歩さん。

重松さんは、愛知県に生まれ「霞がかかった情景のような静寂」を思い浮かべながら鋳造ガラス(パート・ド・ヴェール)の作品を岐阜県にて制作されています。

パート・ド・ヴェールは、フランス語で「ガラスの練り粉」という意味で、ガラスの粉を予め作った石膏型に入れ、加熱焼成し、研磨で仕上げるという多くの工程を経て完成する技法。
この技法は厚みがでやすいそうですが、重松さんは薄さにもこだわり、極限まで透き通るような薄さを表現されています。
光を透過すると氷のようにやわらかな艶を、光を受け止めるとしっとりとした輝きを放ちます。

重松さんの作り出す色は「記憶の色」と呼んでいるそうです。
清らかな水のような、淡く儚げな印象を与えます。

木瓜や紫陽花、葵や椿など花をモチーフにして形作られた作品は、造形の美しさに惚れ惚れとします。
その他にも、アンティークがお好きだというところからマッチ箱やオーバルなども。
ひとつの作品に向き合う時間は、相当な時間や作業量が必要で、そのこだわりぬかれた重松さんの作品からは、繊細な色使いや精巧さ、細部まで作り込まれた丁寧な手仕事を感じられます。
ぜひ実際にお手に取ってご覧いただきたいです。

重松 歩〈shigematsu ayumi〉
1987年 愛知県生まれ
2012年 立命館アジア太平洋大学 卒業
2020年 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2021年 パート・ド・ヴェール技法での制作を始める

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「コホロのおやつ時」
2025.3.6(木)ー3.17(月)
定休日:11(火)
11:00-18:00
コホロ淀屋橋

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