3月7日より二子玉川でスエトシヒロさんとの2人展が始まる、稲吉善光さん。
土の質感を味わう器。墨手や鉄釉、山砂釉など個性豊かに仕上げられています。
料理の色を鮮やかに、食卓に表情をつくってくれる器です。


墨手は、石のような自然な墨色を持つ器。合わせる器や食材によって、趣ががらっと変わります。
春野菜を合わせて。夏にはガラスや磁器、冬には耐熱や土ものと合わせて、何に合わせてもすっと馴染む力があり、変わる季節ごとに面白さがあります。



山砂釉の碗。砂のようなざらっとした手触りが不思議と手に心地よく、古くから使われる器のような重厚感のある景色をもちます。
深い黒色のグラデーションを持つ器は、カップや大鉢など、季節の草花を飾る器としても楽しまれています。



鉄釉の器。土そのものの色のような、金属のような、鉄釉が作る渋みのある色は、土の器を使う醍醐味を感じます。
季節の和菓子を合わせて。同色を盛り付けて落ち着いた色調、おにぎりや卵焼き、淡い色のものを合わせると、ぐっと引き立てた明るい印象になります。

日常の料理に寄り添う器。
碗やボウル、カップ、皿や鉢。使いやすい定番の形から、大胆に形作られたものまで、食卓や料理、合わせる器に、より一層の立体感、深みを与えてくれるようです。

表情、質感を味わいながら日々お使いいただきたい作品です。

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稲吉善光 Yoshimitsu Inayoshi

1967年 愛知県生まれ 
茨城県笠間市にて制作



▲稲吉さんの工房。これから焼成待ちの器が所狭しと並んでいます


▲稲吉さんの人柄を感じる工房の一角。


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