境道一・知子展 2019.7.20(土)-29(月)

二子玉川で開催中の境道一・知子展。

今回の展示には、大小さまざまな花器も並んでいます。豊かな表情で草花を彩る花器は、暑さの厳しい季節にも部屋の中に涼やかな風を誘ってくれるようです。

知子さんの美しい白磁は、可憐な花、青々と茂った葉、色づいた実をもつ枝ものなど、自然が作るあらゆる色を受け止めてくれる存在。穏やかで強い引力を持ち、草花も人もふと引き寄せられるようです。
口が広く大ぶりな枝ものも受け止める無地の壺や、背が高く、面取りの姿が凛とした形。食卓や玄関、リビングの床、大ぶりの花器は家の空気を大きく変えてくれる楽しさがあります。

白磁胴つぎ大壺 境知子


対照的に、器自体に力強い表情を持つ焼き締めの花器。ぐっと深い色合いが、草木の色を鮮やかに見せてくれます。ご夫婦それぞれの焼き締め、形も様々です。
1週間かけてじっくりと焼かれ、釉薬などを掛けず芯まで焼き締められた器は、表面がガラス質ではないので、夏場でも水持ちが良く、花が長持ちします。
華やかな色の花、ガラス、白と合わせて夏らしく。秋や冬には枝ものや土ものの器と並べて。季節の移ろいを感じさせてくれます。




見る場所で色が変わり、正面を変えて楽しめる道一さんの織部や、落ち着いた色調ながら明るく愛らしい印象も持つ知子さんの化粧、やわらかな青みを持つ木灰釉など、多彩な表現で作られた作品が並んでいます。



店内には、お茶を楽しむ器、夏に嬉しい麦茶ポットや毎日使う耐熱の土瓶、いつもの料理を彩る皿や鉢など、まだまだたくさんの作品を選んでいただけます。

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お店では29日まで作品展が続きます。どうぞ楽しく店内を回ってご覧ください。