二子玉川 作品展
「水垣千悦展」 2023.9.2(土)-11(月)
9月2日より二子玉川では水垣千悦展を開催しています。二子玉川のお店では2年半ぶりの開催。今年に入ってから取り組まれている黒象嵌をはじめ、染付、白磁、三島、鉄釉など水垣さんの世界観が今回も店内に広がっています。【水垣千悦展 オンラインショップ】掲載期間:2023.9.9(土)19:00~水垣さんの作品はこちら≫大分県の自然豊かな場所で暮らし、制作をされる水垣さん。日常や自身の中にある遊び心が器の中にも映し出されています。新しい作品や名前の由来、ものづくりに取り組む姿勢についてなど、インタビュー形式で伺ったお話を交えながらご紹介していきます。(M:水垣さん K:コホロ) K:「最近取り組まれているという黒象嵌の作品。作り始めたきっかけや気に入っている点を教えてください。」M:「今までも高麗写しの鳥の象嵌鉢などで部分的に使っていたり、李朝時代の白磁に黒象嵌で文字をいれたものがあるのを知っていたので、いつかこれで文様を入れてみたいとぼんやり思っていたのですが、広範囲に象嵌するとなぜか傷ができてしまってあきらめていました。春先にたまたま手元にあった材料を合わせてみたらうまくいったのがきっかけです。深く考えずに目の前にあったものをザバッと合わせたので次もうまく作れるかちょっとわかりません。版画と一緒で、削り出すという一手間が加わることにより、手で書いた時とは違う線の表情になるのが気に入っています。」自然体にものづくりに向かう水垣さんの姿が目に浮かぶようです。染付で描かれた生きものや動植物はゆるやかな躍動感が印象的ですが、黒象嵌は削り出すことによってさらに力強さや迫力が増し、生き生きとした表情が伝わってきます。K:「今展の作品はほとんどが薪窯とのことですが、薪窯ならではの良さや難しさはありますか?」M:「去年から薪窯を使っているのですが、薪と併用できると聞いていた灯油バーナーがうまく使いこなせず、最初から薪で焼くようになりました。燃料が薪ということで濡れたり、台風が来たらもう終わり。夏はとても暑く天気に左右されることが大変でした。大変なこともある一方、灰がかかって釉薬と混ざったり、炎の雰囲気で今まで見たことがない色ができたり、想像していなかったものが目の前に現れるので気に入っています。また自分の感覚で薪を投げて温度を上げていくのも楽しいです。」薪窯になったことで、艶やマット、異なる質感が生まれたり、炎を受けて器の表情に深みが出てより一層見応えを感じます。薪を投げて温度の調節をする水垣さんはきっと嬉しそうな顔をして、心から作ることを楽しんでいるのだと思いました。去年淀屋橋での個展のときに大きな鉢を作ってみたいといっていた水垣さん。今回は迫力のある黒象嵌や鉄釉の作品が届けてくださいました。「フルーツをはじめ、食べ物以外のでもぽいぽい入れていくのに重宝するので、大鉢を使う人が増えたらいいな」と。薪の炎によってひとつの器のなかにも様々な色や景色が、料理や花、くだものや野菜などの表情も引き立ててくれそうです。△グラノラ碗色々、直筆のコメントからもユーモアが感じられます。K:「今回届いたグラノラ碗、お茶漬け碗、去年の夏に作って下さったフルーツポンチ碗など、食べ物の名前の作品が印象的です。普段水垣さんがよく食べるものが由来になっているのですか?」M:「展示前で作業が煮つまってくると、とりあえずササっと食べられるものを食べて作業に戻る、という状態が続くので、グラノーラと海鮮茶漬けはとても良いです。納品書を書くときはこれさえ終わればゆっくり眠れるというヨレヨレの状態なので、あとでもっと適切な名前が思いつくはずと適当に書いたものが良い名前をつけずにそのままになっています。」K:「今展でたくさん作って下さった花器。水垣さんの花器はとても生けやすいですね。なにか参考にされているのでしょうか。」M:「私は昔ながらの工芸の世界に生きているので、花器も昔ながらの形に則っています。斬新さは求めていなくて、なぜこの形が何百年も作り続けられてきたのかということを考えるのが好きです。何百年も同じ形ではあるけれど、時代や土地によって強調する部分がかわったり、作り手の癖が見え隠れするのが好きです。自分もその流れの中にいたいと思います。ぼんやりとした形にならないよう、丸い壺なら丸にするとか、梅瓶の肩をどんな風にして腰の辺りはどうするか程度の簡単なデッサンをしてから作っています。」古く伝わるかたちを倣い、作り手やその時代のことを思いながら作る水垣さんの花器は、時代や暮らしを超えて現代の暮らしのなかにもあり続けてくれるような存在感を放ちます。古いものに敬意をはらいながら、水垣さんならではの視点や感性も加わることで新しいものに出合うような面白さも感じました。一見静かな佇まいな白磁や鉄釉、刷毛目の器。お菓子や料理を盛り付けてみると載せるものをぐっと引き立たせ、器の懐の深さを感じられます。異なる技法の作品の組み合わせも自然で、食卓に奥行きが生まれるようです。手回し轆轤で制作される水垣さんは、轆轤の回転が遅って止まりそうになると、棒を使って回しながら作ることで、微妙な歪みや不均一さが出てくるのだそう。ぴしっとしすぎない、どこかふっと抜けるようなかたちが、手に取ったときに心地よく使うたびに愛着が湧いてきます。李朝時代の器に心を奪われて陶芸を始めた水垣さん。「もう何をどうやってもかなわないというものに少しでも近づきたい!」という想いを原動力にしながら日々制作を続けています。作品からも水垣さんの大切にしていることが伝わってきます。器の先にいる使う人の幸せを願う優しさが感じられ、食卓に並ぶとふと幸せな気持ちにさせてくれる水垣さんの作品。お店での会期は11日(月)まで。会期中オンラインショップの開催も予定しています。ぜひ一つひとつお手に取ってじっくりとお楽しみください。水垣さん、たくさんの作品と、質問への丁寧なお返事ありがとうございました! ------------------------------------ 9/2(土)からKOHORO二子玉川では水垣千悦展が始まります。 李朝などの古い器に惹かれ、そこから汲み取るものと自由で伸びやかな表現が重なる水垣さんの作品。 大分県の自然豊かな場所で暮らし、日常や自身の中にある遊び心が器の中にも映し出されています。福の字や寿。縁起の良いとされる生きものや模様。いい具合に力の抜けた雰囲気から感じられる大らかさや、 器の先にいる使う人の幸せを願う優しさ、水垣さんの大切にしていることが作品からも感じられ、 食卓に並ぶ水垣さんの器はふと幸せな気持ちさせてくれます。 今年に入られてから取り組む黒象嵌は、絵付の雰囲気を残しながらも落ち着きのある表情に。 他にも様々な作品を届けて下さる予定です。 それぞれの表情を楽しみにどうぞご来店ください。 2022年コホロ淀屋橋での開催の様子はこちら≫ 水垣千悦展 2023.9.2(土) -11(月) 11:00-19:00 KOHORO二子玉川
「水垣千悦展」 2023.9.2(土)-11(月)
9月2日より二子玉川では水垣千悦展を開催しています。二子玉川のお店では2年半ぶりの開催。今年に入ってから取り組まれている黒象嵌をはじめ、染付、白磁、三島、鉄釉など水垣さんの世界観が今回も店内に広がっています。【水垣千悦展 オンラインショップ】掲載期間:2023.9.9(土)19:00~水垣さんの作品はこちら≫大分県の自然豊かな場所で暮らし、制作をされる水垣さん。日常や自身の中にある遊び心が器の中にも映し出されています。新しい作品や名前の由来、ものづくりに取り組む姿勢についてなど、インタビュー形式で伺ったお話を交えながらご紹介していきます。(M:水垣さん K:コホロ) K:「最近取り組まれているという黒象嵌の作品。作り始めたきっかけや気に入っている点を教えてください。」M:「今までも高麗写しの鳥の象嵌鉢などで部分的に使っていたり、李朝時代の白磁に黒象嵌で文字をいれたものがあるのを知っていたので、いつかこれで文様を入れてみたいとぼんやり思っていたのですが、広範囲に象嵌するとなぜか傷ができてしまってあきらめていました。春先にたまたま手元にあった材料を合わせてみたらうまくいったのがきっかけです。深く考えずに目の前にあったものをザバッと合わせたので次もうまく作れるかちょっとわかりません。版画と一緒で、削り出すという一手間が加わることにより、手で書いた時とは違う線の表情になるのが気に入っています。」自然体にものづくりに向かう水垣さんの姿が目に浮かぶようです。染付で描かれた生きものや動植物はゆるやかな躍動感が印象的ですが、黒象嵌は削り出すことによってさらに力強さや迫力が増し、生き生きとした表情が伝わってきます。K:「今展の作品はほとんどが薪窯とのことですが、薪窯ならではの良さや難しさはありますか?」M:「去年から薪窯を使っているのですが、薪と併用できると聞いていた灯油バーナーがうまく使いこなせず、最初から薪で焼くようになりました。燃料が薪ということで濡れたり、台風が来たらもう終わり。夏はとても暑く天気に左右されることが大変でした。大変なこともある一方、灰がかかって釉薬と混ざったり、炎の雰囲気で今まで見たことがない色ができたり、想像していなかったものが目の前に現れるので気に入っています。また自分の感覚で薪を投げて温度を上げていくのも楽しいです。」薪窯になったことで、艶やマット、異なる質感が生まれたり、炎を受けて器の表情に深みが出てより一層見応えを感じます。薪を投げて温度の調節をする水垣さんはきっと嬉しそうな顔をして、心から作ることを楽しんでいるのだと思いました。去年淀屋橋での個展のときに大きな鉢を作ってみたいといっていた水垣さん。今回は迫力のある黒象嵌や鉄釉の作品が届けてくださいました。「フルーツをはじめ、食べ物以外のでもぽいぽい入れていくのに重宝するので、大鉢を使う人が増えたらいいな」と。薪の炎によってひとつの器のなかにも様々な色や景色が、料理や花、くだものや野菜などの表情も引き立ててくれそうです。△グラノラ碗色々、直筆のコメントからもユーモアが感じられます。K:「今回届いたグラノラ碗、お茶漬け碗、去年の夏に作って下さったフルーツポンチ碗など、食べ物の名前の作品が印象的です。普段水垣さんがよく食べるものが由来になっているのですか?」M:「展示前で作業が煮つまってくると、とりあえずササっと食べられるものを食べて作業に戻る、という状態が続くので、グラノーラと海鮮茶漬けはとても良いです。納品書を書くときはこれさえ終わればゆっくり眠れるというヨレヨレの状態なので、あとでもっと適切な名前が思いつくはずと適当に書いたものが良い名前をつけずにそのままになっています。」K:「今展でたくさん作って下さった花器。水垣さんの花器はとても生けやすいですね。なにか参考にされているのでしょうか。」M:「私は昔ながらの工芸の世界に生きているので、花器も昔ながらの形に則っています。斬新さは求めていなくて、なぜこの形が何百年も作り続けられてきたのかということを考えるのが好きです。何百年も同じ形ではあるけれど、時代や土地によって強調する部分がかわったり、作り手の癖が見え隠れするのが好きです。自分もその流れの中にいたいと思います。ぼんやりとした形にならないよう、丸い壺なら丸にするとか、梅瓶の肩をどんな風にして腰の辺りはどうするか程度の簡単なデッサンをしてから作っています。」古く伝わるかたちを倣い、作り手やその時代のことを思いながら作る水垣さんの花器は、時代や暮らしを超えて現代の暮らしのなかにもあり続けてくれるような存在感を放ちます。古いものに敬意をはらいながら、水垣さんならではの視点や感性も加わることで新しいものに出合うような面白さも感じました。一見静かな佇まいな白磁や鉄釉、刷毛目の器。お菓子や料理を盛り付けてみると載せるものをぐっと引き立たせ、器の懐の深さを感じられます。異なる技法の作品の組み合わせも自然で、食卓に奥行きが生まれるようです。手回し轆轤で制作される水垣さんは、轆轤の回転が遅って止まりそうになると、棒を使って回しながら作ることで、微妙な歪みや不均一さが出てくるのだそう。ぴしっとしすぎない、どこかふっと抜けるようなかたちが、手に取ったときに心地よく使うたびに愛着が湧いてきます。李朝時代の器に心を奪われて陶芸を始めた水垣さん。「もう何をどうやってもかなわないというものに少しでも近づきたい!」という想いを原動力にしながら日々制作を続けています。作品からも水垣さんの大切にしていることが伝わってきます。器の先にいる使う人の幸せを願う優しさが感じられ、食卓に並ぶとふと幸せな気持ちにさせてくれる水垣さんの作品。お店での会期は11日(月)まで。会期中オンラインショップの開催も予定しています。ぜひ一つひとつお手に取ってじっくりとお楽しみください。水垣さん、たくさんの作品と、質問への丁寧なお返事ありがとうございました! ------------------------------------ 9/2(土)からKOHORO二子玉川では水垣千悦展が始まります。 李朝などの古い器に惹かれ、そこから汲み取るものと自由で伸びやかな表現が重なる水垣さんの作品。 大分県の自然豊かな場所で暮らし、日常や自身の中にある遊び心が器の中にも映し出されています。福の字や寿。縁起の良いとされる生きものや模様。いい具合に力の抜けた雰囲気から感じられる大らかさや、 器の先にいる使う人の幸せを願う優しさ、水垣さんの大切にしていることが作品からも感じられ、 食卓に並ぶ水垣さんの器はふと幸せな気持ちさせてくれます。 今年に入られてから取り組む黒象嵌は、絵付の雰囲気を残しながらも落ち着きのある表情に。 他にも様々な作品を届けて下さる予定です。 それぞれの表情を楽しみにどうぞご来店ください。 2022年コホロ淀屋橋での開催の様子はこちら≫ 水垣千悦展 2023.9.2(土) -11(月) 11:00-19:00 KOHORO二子玉川

「ワダコーヘー展」2023.8.5(土)-8.14(月)
KOHORO二子玉川にて、8月5日(金)より開催中のワダコーヘー展。昨年の淀屋橋に続き、二子玉川のお店では初めての作品展となります。 △初日の様子。お店いっぱいにワダさんの硝子の世界が広がっています。約二年前、これから独立するというワダさんがコホロを訪れた際に、初めて見せて下さった脚付きのグラス。そのころからたくさんのデザインがありましたが、そこから更に種類が増え、今回新作もいくつか用意してくれました。△上:ドロップステムグラス(ブーツカット)/下:summer goblet当初はグラスが中心だった作品のラインナップにもプレートやランプシェード、花器など、バリエーション豊かに広がりを見せています。新作のプレートやボウル。よく見てみると、底面にゴールドやプラチナで施された模様が。ポンテ跡という硝子を竿から切り離すときにできたくぼみに装飾を施されています。スモーク、クリア、ベージュ、マホガニーと色展開も豊富で、料理との組み合わせでも印象が変わります。 今回用意してくれたカラーのグレーブラウン。名前の通り、グレーとブラウンどちらにも偏らない絶妙な色合い。硝子を混ぜて作るので、同じ色をまた再現するのは難しいそうです。△ドロップステムグラス(丸・グレーブラウン) 店内を照らしてくれている新作のハングボールランプ。ランプを包むシェードや下に吊り下げられた硝子玉も一つひとつ異なります。硝子玉を吊るす金具部分はワダさんが手で曲げて作られたものも。金具は真鍮でできているので経年変化することでアンティークのように変化し更に味わい深くなります。 ”エジソングラス”や”ワイングラス(巻き靴下)”など、どんなかたちだろうと想像させる作品名も。靴下をころころ下に転がした時に出来る輪っかのように見えることから付けられた"巻くつ下"や、グラスを反対にした時に電球の形を想起させる"エジソングラス"などユーモアに溢れています。△上:ワイングラス(巻き靴下)/下:エジソングラス 日々ガラスと向き合いながら新しいかたちやデザインに挑戦されるワダさん。手を動かして作品を作っている時間と同じようにアイデアを考えている時間が好きだと語っていました。これから生まれる作品やワダさんのものづくりがどのように変化していくのかが楽しみです。△納品の時の手書きのイラスト。ワダさんのノートにもデザインのアイデアがたくさん散りばめられていました。 お店での会期は14(月)まで。10(木)からはオンラインショップでのご紹介も始まりました。オンラインショップはこちらお店と合わせてどうぞご覧ください。ワダコーヘー展2023.8.5(土)-8.14(月)11:00-19:00KOHORO二子玉川ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 8/5(土)より、KOHORO二子玉川ではワダコーヘー展が始まります。神奈川県の工房にて硝子を用いた作品を制作するワダさんが、たくさんのグラスを携えてお店に来てくださったのは約2年前のこと。その多様な形たちの佇まいに思わず目を奪われました。そのことがきっかけでお店でご紹介が始まり、昨年の淀屋橋に続き、今回二子玉川では初めて作品展開催となります。 形の美しさに加え、素材が綺麗に見えるようにという視点で日々硝子と向き合うワダさん。洗練された空気を纏いながら、日常にも優しく寄り添ってくれます。新しく挑戦された照明を始め、グラスやプレートなどの定番、クリアのほかにスモークを始めとしたカラーなど展示ならではの作品も数多く並びます。様々な形や色の硝子が連なり、生まれる景色をどうぞお楽しみください。 昨年の展示の様子はこちらからご覧いただけます。https://kohoro.jp/blogs/yodoyabashi/202208wadakoheitenワダコーヘー展2023.8.5(土)-8.14(月)在廊日:5(土)11:00-19:00KOHORO二子玉川
「ワダコーヘー展」2023.8.5(土)-8.14(月)
KOHORO二子玉川にて、8月5日(金)より開催中のワダコーヘー展。昨年の淀屋橋に続き、二子玉川のお店では初めての作品展となります。 △初日の様子。お店いっぱいにワダさんの硝子の世界が広がっています。約二年前、これから独立するというワダさんがコホロを訪れた際に、初めて見せて下さった脚付きのグラス。そのころからたくさんのデザインがありましたが、そこから更に種類が増え、今回新作もいくつか用意してくれました。△上:ドロップステムグラス(ブーツカット)/下:summer goblet当初はグラスが中心だった作品のラインナップにもプレートやランプシェード、花器など、バリエーション豊かに広がりを見せています。新作のプレートやボウル。よく見てみると、底面にゴールドやプラチナで施された模様が。ポンテ跡という硝子を竿から切り離すときにできたくぼみに装飾を施されています。スモーク、クリア、ベージュ、マホガニーと色展開も豊富で、料理との組み合わせでも印象が変わります。 今回用意してくれたカラーのグレーブラウン。名前の通り、グレーとブラウンどちらにも偏らない絶妙な色合い。硝子を混ぜて作るので、同じ色をまた再現するのは難しいそうです。△ドロップステムグラス(丸・グレーブラウン) 店内を照らしてくれている新作のハングボールランプ。ランプを包むシェードや下に吊り下げられた硝子玉も一つひとつ異なります。硝子玉を吊るす金具部分はワダさんが手で曲げて作られたものも。金具は真鍮でできているので経年変化することでアンティークのように変化し更に味わい深くなります。 ”エジソングラス”や”ワイングラス(巻き靴下)”など、どんなかたちだろうと想像させる作品名も。靴下をころころ下に転がした時に出来る輪っかのように見えることから付けられた"巻くつ下"や、グラスを反対にした時に電球の形を想起させる"エジソングラス"などユーモアに溢れています。△上:ワイングラス(巻き靴下)/下:エジソングラス 日々ガラスと向き合いながら新しいかたちやデザインに挑戦されるワダさん。手を動かして作品を作っている時間と同じようにアイデアを考えている時間が好きだと語っていました。これから生まれる作品やワダさんのものづくりがどのように変化していくのかが楽しみです。△納品の時の手書きのイラスト。ワダさんのノートにもデザインのアイデアがたくさん散りばめられていました。 お店での会期は14(月)まで。10(木)からはオンラインショップでのご紹介も始まりました。オンラインショップはこちらお店と合わせてどうぞご覧ください。ワダコーヘー展2023.8.5(土)-8.14(月)11:00-19:00KOHORO二子玉川ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 8/5(土)より、KOHORO二子玉川ではワダコーヘー展が始まります。神奈川県の工房にて硝子を用いた作品を制作するワダさんが、たくさんのグラスを携えてお店に来てくださったのは約2年前のこと。その多様な形たちの佇まいに思わず目を奪われました。そのことがきっかけでお店でご紹介が始まり、昨年の淀屋橋に続き、今回二子玉川では初めて作品展開催となります。 形の美しさに加え、素材が綺麗に見えるようにという視点で日々硝子と向き合うワダさん。洗練された空気を纏いながら、日常にも優しく寄り添ってくれます。新しく挑戦された照明を始め、グラスやプレートなどの定番、クリアのほかにスモークを始めとしたカラーなど展示ならではの作品も数多く並びます。様々な形や色の硝子が連なり、生まれる景色をどうぞお楽しみください。 昨年の展示の様子はこちらからご覧いただけます。https://kohoro.jp/blogs/yodoyabashi/202208wadakoheitenワダコーヘー展2023.8.5(土)-8.14(月)在廊日:5(土)11:00-19:00KOHORO二子玉川

「境道一 境知子展」2023.7.21(金)-7.31(月)
KOHORO二子玉川にて、7月21日(金)より境道一 境知子展を開催しています。写真は初日の様子。お茶や台所の道具、日常の器に花器などたくさんの作品が並び、お客様の熱気とも相まってエネルギー溢れる店内となりました。香川県高松に位置する小さな山のふもと、自然に囲まれた土地でそれぞれに工房、窯を持ち作陶される境さん夫婦。道一さんは穴窯、知子さんは倒炎式の薪窯を用いて製作されています。火の勢いや窯のなかの状況も異なるので、それぞれが個性のある焼き上がりになるといいます。道一さんの織部釉、今回は一部これまでと異なる土を使ったという作品も届きました。落ち着いた深みのある緑のなかに黒のような色があったりと、また新しい織部の表情を見せてくれています。色鮮やかな夏野菜を使った料理やスパイスの効いた料理。にも負けない道一さんの織部釉。力強い鎬の鉢は、食卓が一気に夏らしい装いに。知子さんからは黄磁灰釉や新しい土を使った作品も。浅鉢や皿など、シンプルでありながら優しい色合いや釉薬の表情が感じられる作品が数多く届いています。今回リクエストした夏の麺料理にも使える器。ゆったりした浅鉢はまさにぴったりだと思いました。柔らかい黄みがかった白色や、とろりと流れる釉薬がシンプルななかにも表情があります。縁に掛けてなだらかなリムが付けられた大きめのプレート。少し柔らかさのある新しい土でつくったという湯呑なども。ぽってりとした厚みが手に心地よく馴染みます。以前からお茶周りの器を作ってこられた境さんご夫婦。急須や茶壺、耐熱の土瓶やピッチャーに加え、それらをしまう陶器の容れものやお茶周りの道具にも取り組まれました。道一さん作の茶托や蓋碗。茶葉を急須に入れるときに使う茶荷に急須の蓋を置くのにちょうど良い置物。気の行き届いたあると嬉しい作品ばかりで、一式揃うとお茶の時間が更に豊かに広がってゆきそうです。湯を沸かすための土瓶、五徳や炉なども。炉は火をしっかりと囲んでくれる形状で、屋外でも使うことができます。知子さんから届いた陶筥(とうばこ)と呼ばれる蓋つきの器は、急須や茶杯などを収納する道具として。家で茶道具を仕舞っておいたり、旅で一式持ち歩くときにも安心です。定番の急須や土瓶も展示ならではの品ぞろえ。水切れなども試して頂きながら、ご自身に合う急須をお選びください。こちらも今回の新作“ボタニカルシリーズ”。庭に咲く花や、遊びに来る鳩がモチーフになっています。自然をすぐ近くに感じながら生活をされているからこそ生まれた、温かい気持ちになるような作品です。花のための器も壷や一輪差しなど、お部屋に合わせてお選びいただけます。365日ほとんど休むことなく、日々制作へ向き合う境さん夫婦。朝日と共に犬の散歩に出かけていく道一さんと、その後目覚める知子さん。朝食は各々簡単に済ませ、午前中は一仕事、お昼や夕方はどちらともなく台所に集まり、支度や食事を済ませると、またそれぞれの仕事場へ。「私たちは作ることが趣味なんです!」と嬉しそうに話されるその言葉の通り、明るく朗らかで包み込むような優しさのなかにも、しっかりとした芯が感じられ、つくることの喜びに満ち溢れている様子が伝わります。お店での会期は31日(月)まで。自然の力と人の手によって生みだされる作品の数々をどうぞご覧ください。オンラインショップでのご紹介も7/27(木)より予定しています。‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐7月21日(金)より、香川県で作陶される境道一 境知子さんの作品展がKOHORO二子玉川で始まります。白磁や織部、釉薬の土もの、多様な表現をお持ちの境さんご夫婦。土や火が織りなす力強さや、たわみや釉薬の柔らかい表情など、焼きものシンプルな魅力がお二人の作品からは伝わってきます。これまでも急須や土瓶、茶杯に片口などお茶が大好きな境さんが取り組まれてきた茶器。今回は陶筥(とうばこ)や茶托、茶則といった茶器と合わせて使う道具にも挑戦されました。お茶や花を楽しむ器、食卓を彩る様々な作品を届けてくださいます。新しい出会いを楽しみに、どうぞご来店ください。 【初日のご案内】・初日は混雑緩和のため、開店時間10分前の10:50頃から抽選整理券をお配りいたします。※先着順ではございません。整理券をお持ちのお客様は11:00~14:30までの間、30分毎に入店のご案内をさせていただきます。・整理番号順でのご案内となりますため、開店前などにお並び頂きましても早い時間にご入店はいただけません。配布時間になりましたら、お店の前までお越しください。・当日は厳しい暑さも予想されます。また、近隣住人の方へのご迷惑になりますので、早めにお店の近くで待機をしたり、早い時間からお並びにならないよう、ご協力をお願い致します。・整理券は予定枚数に達し次第、配布を終了とさせていただきます。整理券をお持ちでないお客様は15時ごろからご案内を予定しております。・混雑状況により、ご入店までお待ちいただく場合がございます。・初日はご購入点数を制限させて頂く場合がございます。点数制限につきましては、当日ご来店の際にご案内させていただきます。事前のご案内が多く、お客様にはご不便をおかけして申し訳ございません。みなさまのご来店心よりお待ちしております。 境道一 境知子展2023.7.21(金)-7.31(月)在廊日:21(金)11:00-19:00KOHORO二子玉川
「境道一 境知子展」2023.7.21(金)-7.31(月)
KOHORO二子玉川にて、7月21日(金)より境道一 境知子展を開催しています。写真は初日の様子。お茶や台所の道具、日常の器に花器などたくさんの作品が並び、お客様の熱気とも相まってエネルギー溢れる店内となりました。香川県高松に位置する小さな山のふもと、自然に囲まれた土地でそれぞれに工房、窯を持ち作陶される境さん夫婦。道一さんは穴窯、知子さんは倒炎式の薪窯を用いて製作されています。火の勢いや窯のなかの状況も異なるので、それぞれが個性のある焼き上がりになるといいます。道一さんの織部釉、今回は一部これまでと異なる土を使ったという作品も届きました。落ち着いた深みのある緑のなかに黒のような色があったりと、また新しい織部の表情を見せてくれています。色鮮やかな夏野菜を使った料理やスパイスの効いた料理。にも負けない道一さんの織部釉。力強い鎬の鉢は、食卓が一気に夏らしい装いに。知子さんからは黄磁灰釉や新しい土を使った作品も。浅鉢や皿など、シンプルでありながら優しい色合いや釉薬の表情が感じられる作品が数多く届いています。今回リクエストした夏の麺料理にも使える器。ゆったりした浅鉢はまさにぴったりだと思いました。柔らかい黄みがかった白色や、とろりと流れる釉薬がシンプルななかにも表情があります。縁に掛けてなだらかなリムが付けられた大きめのプレート。少し柔らかさのある新しい土でつくったという湯呑なども。ぽってりとした厚みが手に心地よく馴染みます。以前からお茶周りの器を作ってこられた境さんご夫婦。急須や茶壺、耐熱の土瓶やピッチャーに加え、それらをしまう陶器の容れものやお茶周りの道具にも取り組まれました。道一さん作の茶托や蓋碗。茶葉を急須に入れるときに使う茶荷に急須の蓋を置くのにちょうど良い置物。気の行き届いたあると嬉しい作品ばかりで、一式揃うとお茶の時間が更に豊かに広がってゆきそうです。湯を沸かすための土瓶、五徳や炉なども。炉は火をしっかりと囲んでくれる形状で、屋外でも使うことができます。知子さんから届いた陶筥(とうばこ)と呼ばれる蓋つきの器は、急須や茶杯などを収納する道具として。家で茶道具を仕舞っておいたり、旅で一式持ち歩くときにも安心です。定番の急須や土瓶も展示ならではの品ぞろえ。水切れなども試して頂きながら、ご自身に合う急須をお選びください。こちらも今回の新作“ボタニカルシリーズ”。庭に咲く花や、遊びに来る鳩がモチーフになっています。自然をすぐ近くに感じながら生活をされているからこそ生まれた、温かい気持ちになるような作品です。花のための器も壷や一輪差しなど、お部屋に合わせてお選びいただけます。365日ほとんど休むことなく、日々制作へ向き合う境さん夫婦。朝日と共に犬の散歩に出かけていく道一さんと、その後目覚める知子さん。朝食は各々簡単に済ませ、午前中は一仕事、お昼や夕方はどちらともなく台所に集まり、支度や食事を済ませると、またそれぞれの仕事場へ。「私たちは作ることが趣味なんです!」と嬉しそうに話されるその言葉の通り、明るく朗らかで包み込むような優しさのなかにも、しっかりとした芯が感じられ、つくることの喜びに満ち溢れている様子が伝わります。お店での会期は31日(月)まで。自然の力と人の手によって生みだされる作品の数々をどうぞご覧ください。オンラインショップでのご紹介も7/27(木)より予定しています。‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐7月21日(金)より、香川県で作陶される境道一 境知子さんの作品展がKOHORO二子玉川で始まります。白磁や織部、釉薬の土もの、多様な表現をお持ちの境さんご夫婦。土や火が織りなす力強さや、たわみや釉薬の柔らかい表情など、焼きものシンプルな魅力がお二人の作品からは伝わってきます。これまでも急須や土瓶、茶杯に片口などお茶が大好きな境さんが取り組まれてきた茶器。今回は陶筥(とうばこ)や茶托、茶則といった茶器と合わせて使う道具にも挑戦されました。お茶や花を楽しむ器、食卓を彩る様々な作品を届けてくださいます。新しい出会いを楽しみに、どうぞご来店ください。 【初日のご案内】・初日は混雑緩和のため、開店時間10分前の10:50頃から抽選整理券をお配りいたします。※先着順ではございません。整理券をお持ちのお客様は11:00~14:30までの間、30分毎に入店のご案内をさせていただきます。・整理番号順でのご案内となりますため、開店前などにお並び頂きましても早い時間にご入店はいただけません。配布時間になりましたら、お店の前までお越しください。・当日は厳しい暑さも予想されます。また、近隣住人の方へのご迷惑になりますので、早めにお店の近くで待機をしたり、早い時間からお並びにならないよう、ご協力をお願い致します。・整理券は予定枚数に達し次第、配布を終了とさせていただきます。整理券をお持ちでないお客様は15時ごろからご案内を予定しております。・混雑状況により、ご入店までお待ちいただく場合がございます。・初日はご購入点数を制限させて頂く場合がございます。点数制限につきましては、当日ご来店の際にご案内させていただきます。事前のご案内が多く、お客様にはご不便をおかけして申し訳ございません。みなさまのご来店心よりお待ちしております。 境道一 境知子展2023.7.21(金)-7.31(月)在廊日:21(金)11:00-19:00KOHORO二子玉川

「松原竜馬 角田淳展」2023.7.7(金)-17(月)
松原竜馬 角田淳展が7/7(金)よりKOHORO二子玉川で始まりました。大分県の自然豊かな場所で作陶される松原さんと角田さん夫婦。新しいことに日々挑戦され、展示を重ねるたびに作品も広がりを見せてくれます。KOHOROでは個々で展示の機会も増えているなか、二子玉川で2020年以来約3年ぶりの二人展開催となりました。△写真は初日の様子。今回の作品展のテーマは「夏の台所道具」。暑くなる季節でも台所に立って料理をするのが楽しくなるような道具の数々が並びました。仕事と暮らしが近い距離にあるお二人は、日常のなかにある小さな気づきを丁寧に拾い上げながら、作品へとかたちにしていきます。すり鉢や蓋物を新しく作られた松原さん。ナッツやごまなどを砕いたり、そのままタレやドレッシングも作れるような深さとして考えたというすり鉢は、この季節に重宝しそうです。梅干しなどの保存食を入れておくのにちょうど良い大きさの蓋物も。特長のあるつまみや、ころんとした丸みのあるかたちからは松原さんらしさが感じられます。また定番の耐熱・土鍋シリーズには、小ぶりな土鍋が新たに加わりました。「夏野菜をたくさん使った"ラタトゥイユ"などにもいいかなと思って。」と松原さん。暑い季節でもちょっと煮込むのに良いサイズです。今はさらに新しいかたちの鍋も試作されているのだとか。定番の耐熱鉢も丸と楕円、各大きさをご用意しています。角田さんはこれまでも作られていたかたちを応用させて、スタッキングができる色んな大きさの蓋物を。保存食や調味料をそのまましまって、食卓に。重ねる事が出来るので、収納にも優れています。この季節は食べる直前まで器を冷蔵庫に入れておくと冷たい料理が楽しめます。△松原家で使う様子直径28㎝ほどある大きな陶箱。お茶菓子やおもてなしなど、想像が膨らみます。また、味噌つぼや生姜おろしなどの角田さんならではの調理道具も。出来事や感じられたこととじっくりと向き合うなかで、一つひとつのものごとがあるときふっと広がり、かたちになっていくという松原さん。二人のお子さんのお母さんで台所仕事や暮らしのなかでの気づきから、かたちを思い描き、次々と新しい作品を生みだす角田さん。もの作りへのアプローチはそれぞれですが、二人の作品に通じるのは、暮らしを美しく整え、道具を使う楽しみを私たちに教えてくれることでしょうか。その視点は、定番で作る器にも。和洋問わずおおらかに盛り付けを楽しめ、毎日の料理、特別な日のごちそう、使う人の日常にすっと馴染んでくれます。展示のたびにかたちや柄のバリエーションに広がりを見せてくれる、松原さんのスリップウェア。主張が強すぎず柔らかく描かれた柄のおかげか、料理とよい塩梅で調和してくれるような気がします。普段無地の器を使うというコホロスタッフやお客様も、松原さんのスリップウェアを食器棚に迎え入れ、新しい料理と器の関係を発見されているよう。”夏のデザート”というお題にあわせて四角いかたちも用意してくれました。とろりと流れるマーブル模様、器そのものがデザートのような雰囲気です。どんな季節、どんな場面でも使いたくなる角田さんの白い器。柔らかいクリーム色ときりっとした灰釉、貫入や釉薬の表情など同じ白でも異なる魅力をもっています。今回は縁にヒダのあしらわれたランプシェードが新しく届きました。パーツなど細やかに作られた照明そのものの美しさだけでなく、灯りや影も含めて室内を優しく包み込んでくれます。作品展は、7/17(月)まで。定番から新作まで、お二人の様々な作品をご覧頂ける機会となります。これから夏本番、台所に立つのが少し億劫な季節ですが、楽しい調理道具や器が彩る夏の食卓を思いながら、ぜひお選びください。後日オンラインショップでもご紹介を予定しております。松原竜馬 角田淳展2023.7.7(金)-7.17(月)11:00-19:00KOHORO二子玉川--------------------------------------------------------------------------------------------------大分県で作陶する松原さんと角田さんご夫婦。日常の出来事を丁寧に汲み取り、心地よく暮らすことから、お二人の作品ひとつひとつは生まれます。前回淀屋橋で好評だった道具展の作品が、今年は二子玉川のお店にも並びます。夏の食卓を彩る小さなすり鉢や、蓋もの、味噌壺や重ねられる陶箱など、暑くなるこれからの季節、台所に立つのが楽しくなるような道具や器の数々をどうぞご覧ください。定番の作品もご紹介いたします。【初日のご案内】・初日に混雑した場合、開店時間の10分前から整理券をお配りいたします。お時間になりましたら、お店の前までお越しください。近隣住人の方へのご迷惑になりますので、早めにお店の近くで待機をしたり、早い時間からお並びにならないよう、ご協力をお願い致します。・整理券の配布は予定枚数に達し次第配布を終了とさせていただきます。整理券をお持ちでないお客様は14時からご案内をさせていただく予定です。・状況により、初日はご購入点数を制限させて頂く場合がございます。点数制限につきましては、当日ご来店の際にご案内させて頂きます。・状況により、ご入店までお待ちいただく場合がございます。ご不便をおかけして申し訳ございません。みなさまのご来店心よりお待ちしております。 松原竜馬 角田淳展2023.7.7(金)-7.17(月)在廊日:7(金) 松原11:00-19:00KOHORO二子玉川
「松原竜馬 角田淳展」2023.7.7(金)-17(月)
松原竜馬 角田淳展が7/7(金)よりKOHORO二子玉川で始まりました。大分県の自然豊かな場所で作陶される松原さんと角田さん夫婦。新しいことに日々挑戦され、展示を重ねるたびに作品も広がりを見せてくれます。KOHOROでは個々で展示の機会も増えているなか、二子玉川で2020年以来約3年ぶりの二人展開催となりました。△写真は初日の様子。今回の作品展のテーマは「夏の台所道具」。暑くなる季節でも台所に立って料理をするのが楽しくなるような道具の数々が並びました。仕事と暮らしが近い距離にあるお二人は、日常のなかにある小さな気づきを丁寧に拾い上げながら、作品へとかたちにしていきます。すり鉢や蓋物を新しく作られた松原さん。ナッツやごまなどを砕いたり、そのままタレやドレッシングも作れるような深さとして考えたというすり鉢は、この季節に重宝しそうです。梅干しなどの保存食を入れておくのにちょうど良い大きさの蓋物も。特長のあるつまみや、ころんとした丸みのあるかたちからは松原さんらしさが感じられます。また定番の耐熱・土鍋シリーズには、小ぶりな土鍋が新たに加わりました。「夏野菜をたくさん使った"ラタトゥイユ"などにもいいかなと思って。」と松原さん。暑い季節でもちょっと煮込むのに良いサイズです。今はさらに新しいかたちの鍋も試作されているのだとか。定番の耐熱鉢も丸と楕円、各大きさをご用意しています。角田さんはこれまでも作られていたかたちを応用させて、スタッキングができる色んな大きさの蓋物を。保存食や調味料をそのまましまって、食卓に。重ねる事が出来るので、収納にも優れています。この季節は食べる直前まで器を冷蔵庫に入れておくと冷たい料理が楽しめます。△松原家で使う様子直径28㎝ほどある大きな陶箱。お茶菓子やおもてなしなど、想像が膨らみます。また、味噌つぼや生姜おろしなどの角田さんならではの調理道具も。出来事や感じられたこととじっくりと向き合うなかで、一つひとつのものごとがあるときふっと広がり、かたちになっていくという松原さん。二人のお子さんのお母さんで台所仕事や暮らしのなかでの気づきから、かたちを思い描き、次々と新しい作品を生みだす角田さん。もの作りへのアプローチはそれぞれですが、二人の作品に通じるのは、暮らしを美しく整え、道具を使う楽しみを私たちに教えてくれることでしょうか。その視点は、定番で作る器にも。和洋問わずおおらかに盛り付けを楽しめ、毎日の料理、特別な日のごちそう、使う人の日常にすっと馴染んでくれます。展示のたびにかたちや柄のバリエーションに広がりを見せてくれる、松原さんのスリップウェア。主張が強すぎず柔らかく描かれた柄のおかげか、料理とよい塩梅で調和してくれるような気がします。普段無地の器を使うというコホロスタッフやお客様も、松原さんのスリップウェアを食器棚に迎え入れ、新しい料理と器の関係を発見されているよう。”夏のデザート”というお題にあわせて四角いかたちも用意してくれました。とろりと流れるマーブル模様、器そのものがデザートのような雰囲気です。どんな季節、どんな場面でも使いたくなる角田さんの白い器。柔らかいクリーム色ときりっとした灰釉、貫入や釉薬の表情など同じ白でも異なる魅力をもっています。今回は縁にヒダのあしらわれたランプシェードが新しく届きました。パーツなど細やかに作られた照明そのものの美しさだけでなく、灯りや影も含めて室内を優しく包み込んでくれます。作品展は、7/17(月)まで。定番から新作まで、お二人の様々な作品をご覧頂ける機会となります。これから夏本番、台所に立つのが少し億劫な季節ですが、楽しい調理道具や器が彩る夏の食卓を思いながら、ぜひお選びください。後日オンラインショップでもご紹介を予定しております。松原竜馬 角田淳展2023.7.7(金)-7.17(月)11:00-19:00KOHORO二子玉川--------------------------------------------------------------------------------------------------大分県で作陶する松原さんと角田さんご夫婦。日常の出来事を丁寧に汲み取り、心地よく暮らすことから、お二人の作品ひとつひとつは生まれます。前回淀屋橋で好評だった道具展の作品が、今年は二子玉川のお店にも並びます。夏の食卓を彩る小さなすり鉢や、蓋もの、味噌壺や重ねられる陶箱など、暑くなるこれからの季節、台所に立つのが楽しくなるような道具や器の数々をどうぞご覧ください。定番の作品もご紹介いたします。【初日のご案内】・初日に混雑した場合、開店時間の10分前から整理券をお配りいたします。お時間になりましたら、お店の前までお越しください。近隣住人の方へのご迷惑になりますので、早めにお店の近くで待機をしたり、早い時間からお並びにならないよう、ご協力をお願い致します。・整理券の配布は予定枚数に達し次第配布を終了とさせていただきます。整理券をお持ちでないお客様は14時からご案内をさせていただく予定です。・状況により、初日はご購入点数を制限させて頂く場合がございます。点数制限につきましては、当日ご来店の際にご案内させて頂きます。・状況により、ご入店までお待ちいただく場合がございます。ご不便をおかけして申し訳ございません。みなさまのご来店心よりお待ちしております。 松原竜馬 角田淳展2023.7.7(金)-7.17(月)在廊日:7(金) 松原11:00-19:00KOHORO二子玉川

「安藤友紀 小林克久展」2023.6.17(土)-26(月)
6月17日(土)よりKOHORO二子玉川にて「安藤友紀 小林克久展」を開催しています。安藤さんは初めて、小林さんは二度目のコホロでの作品展。安藤さんの湯呑や急須、菓子皿、小林さんの茶筒やオーバルボックス。毎日のお茶の時間が楽しくなるようなアイテムをはじめとした、幅広い作品がお二人から届きました。岐阜県の多治見で活動される安藤さん。これまでコホロでも紹介をしてきた安南手のほか、今展では赤絵、五彩と幅広い作品を魅せてくれています。安南手はベトナムの技法を用いた作品。染付ですが和に寄りすぎず、どこかオリエンタルな雰囲気があります。愛知の瀬戸窯業学校にて陶芸を学ばれた安藤さん。絵付けの勉強中、磁器土の染付がしっくりとこないときに安南焼の存在を知り、そこから挑戦を始められました。細やかに施された絵柄とおおらかさを感じる筆遣い。安藤さんの染付は、どの角度から見ても胸をときめかせてくれます。同じ模様でも、色の濃さや滲み方など一つひとつ表情が異なるのも魅力。もの作りの中で絵付けの工程が最も好きだといいます。絵柄のモチーフは、安南焼やイスラムやアフガニスタンなどアジアの焼きものをはじめ、更紗などアジア由来の雑貨からも着想を得られています。今展に向けて湯呑の形の改良や、新作のポットや急須の制作に挑戦された安藤さん。湯呑は小ぶりなものからたっぷりとお茶を楽しめる大きさまで、様々な形が届きました。ポットは蓋や注ぎなど細部まで丁寧に絵柄が施されていて見応えの詰まった作品に。安藤さんの器は使ってみるととても軽やか。毎日手に取りやすい心地よさがあり、和食器や漆器、ガラス、色んな素材にもよく馴染み、コホロで普段から器を選ばれるお客様からも、手持ちの器と合わせやすくアクセントになりそうだと評判です。岡山県の赤磐市にて活動される木工作家の小林さんは、オーバルボックス、持ち手付のボックス、茶筒を届けてくださいました。どの作品からも凛とした佇まいが感じられます。茶筒は丸とオーバルの形の2種類。オーバルボックスを小さくしたような姿が印象的。内側は無塗装のため、茶葉をそのまま入れることができ、ぴったりと合わさる内蓋が茶葉の美味しさを保ってくれる頼もしい存在です。楢、チェリー、ウォルナット、タモと様々な種類の木材で制作される小林さん。写真の一番左とその右奥の材は同じブラックウォルナット。黒いボックスの方はお歯黒染という仕上げが施されていて、素材のタンニンと鉄分により黒く染まっています。ひとつひとつの木目に個性があり、この面にこの表情がくるように考えて作られたのかな、と考えながら手に取って眺めてしまいました。白いボックスはミルクペイントという牛乳を主成分とした自然塗料を用いた仕上げ。白の下から浮かび上がる木の温もりや、使っていくうちに艶がでてきて育っていく姿を楽しめます。シェーカー教徒の合理的でシンプルなもの作りを忠実に守りながら制作される小林さん。日々の暮らしに心地よく溶け込み、当たり前に美しい作品の姿は私たちの生活をさりげなく整えてくれるようです。使いやすさと華やかさを併せ持つ安藤さんの器。生活のなかで眺めたり、手に取るふとしたときに心が弾む小林さんの木工。お二人の作品が生み出す空気感をぜひ店頭でお楽しみください。会期は6月26日(月)までです。‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐6月17日(土)より二子玉川では安藤友紀 小林克久展を開催いたします。岐阜県にて安南手の器を作る安藤さんと、岡山県で活動される木工作家の小林さん。ベトナムの雰囲気漂う安藤さんの器と、小林さんの凛とした佇まいのオーバルボックスや茶筒。お茶の時間が楽しくなるような作品が数多く並びます。小林さんは二度目、安藤さんは初めての展示でのご紹介となりますので、幅広い作品をどうぞご期待ください。安藤友紀 小林克久展2023.6.17(土)-26(月)作家在廊:安藤22(木)KOHORO二子玉川
「安藤友紀 小林克久展」2023.6.17(土)-26(月)
6月17日(土)よりKOHORO二子玉川にて「安藤友紀 小林克久展」を開催しています。安藤さんは初めて、小林さんは二度目のコホロでの作品展。安藤さんの湯呑や急須、菓子皿、小林さんの茶筒やオーバルボックス。毎日のお茶の時間が楽しくなるようなアイテムをはじめとした、幅広い作品がお二人から届きました。岐阜県の多治見で活動される安藤さん。これまでコホロでも紹介をしてきた安南手のほか、今展では赤絵、五彩と幅広い作品を魅せてくれています。安南手はベトナムの技法を用いた作品。染付ですが和に寄りすぎず、どこかオリエンタルな雰囲気があります。愛知の瀬戸窯業学校にて陶芸を学ばれた安藤さん。絵付けの勉強中、磁器土の染付がしっくりとこないときに安南焼の存在を知り、そこから挑戦を始められました。細やかに施された絵柄とおおらかさを感じる筆遣い。安藤さんの染付は、どの角度から見ても胸をときめかせてくれます。同じ模様でも、色の濃さや滲み方など一つひとつ表情が異なるのも魅力。もの作りの中で絵付けの工程が最も好きだといいます。絵柄のモチーフは、安南焼やイスラムやアフガニスタンなどアジアの焼きものをはじめ、更紗などアジア由来の雑貨からも着想を得られています。今展に向けて湯呑の形の改良や、新作のポットや急須の制作に挑戦された安藤さん。湯呑は小ぶりなものからたっぷりとお茶を楽しめる大きさまで、様々な形が届きました。ポットは蓋や注ぎなど細部まで丁寧に絵柄が施されていて見応えの詰まった作品に。安藤さんの器は使ってみるととても軽やか。毎日手に取りやすい心地よさがあり、和食器や漆器、ガラス、色んな素材にもよく馴染み、コホロで普段から器を選ばれるお客様からも、手持ちの器と合わせやすくアクセントになりそうだと評判です。岡山県の赤磐市にて活動される木工作家の小林さんは、オーバルボックス、持ち手付のボックス、茶筒を届けてくださいました。どの作品からも凛とした佇まいが感じられます。茶筒は丸とオーバルの形の2種類。オーバルボックスを小さくしたような姿が印象的。内側は無塗装のため、茶葉をそのまま入れることができ、ぴったりと合わさる内蓋が茶葉の美味しさを保ってくれる頼もしい存在です。楢、チェリー、ウォルナット、タモと様々な種類の木材で制作される小林さん。写真の一番左とその右奥の材は同じブラックウォルナット。黒いボックスの方はお歯黒染という仕上げが施されていて、素材のタンニンと鉄分により黒く染まっています。ひとつひとつの木目に個性があり、この面にこの表情がくるように考えて作られたのかな、と考えながら手に取って眺めてしまいました。白いボックスはミルクペイントという牛乳を主成分とした自然塗料を用いた仕上げ。白の下から浮かび上がる木の温もりや、使っていくうちに艶がでてきて育っていく姿を楽しめます。シェーカー教徒の合理的でシンプルなもの作りを忠実に守りながら制作される小林さん。日々の暮らしに心地よく溶け込み、当たり前に美しい作品の姿は私たちの生活をさりげなく整えてくれるようです。使いやすさと華やかさを併せ持つ安藤さんの器。生活のなかで眺めたり、手に取るふとしたときに心が弾む小林さんの木工。お二人の作品が生み出す空気感をぜひ店頭でお楽しみください。会期は6月26日(月)までです。‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐6月17日(土)より二子玉川では安藤友紀 小林克久展を開催いたします。岐阜県にて安南手の器を作る安藤さんと、岡山県で活動される木工作家の小林さん。ベトナムの雰囲気漂う安藤さんの器と、小林さんの凛とした佇まいのオーバルボックスや茶筒。お茶の時間が楽しくなるような作品が数多く並びます。小林さんは二度目、安藤さんは初めての展示でのご紹介となりますので、幅広い作品をどうぞご期待ください。安藤友紀 小林克久展2023.6.17(土)-26(月)作家在廊:安藤22(木)KOHORO二子玉川

「城進展」2023.6.3(土)-12(月)
二子玉川のお店では6月3日(土)より、城進展を開催しています。城さんが長年手掛ける鉄彩や粉引、白土に鉄絵を施した器など、たくさんの作品が届きました。写真は初日の店内の様子。いつもコホロでは冬に展示をお願いすることが多い城さんですが、今年は初夏の開催。スパイスの効いたカレーや冷たい麺料理など、夏の食卓にぴったりな作品をお願いしました。鉄絵の柄は個性的にも見えますが、盛り付けると和洋中、アジア料理などの多国籍なものまで、盛り付けた料理を生き生きと引き立ててくれる不思議な力を持っています。最近城さんが取り組んでいる、白土に鉄絵を施した器。コホロに並ぶのは初めてです。茶が下地の作品より軽やかさがあり、絵柄がより際立ちます。内側は少し黄みがかった色で、紅茶や珈琲など注いだ飲みものの色もよく映えそうです。作品に描かれる唐草のような模様は城さんのオリジナル。昔のスリップウェアなどから着想を得ているのだそう。白釉のマグカップも今回の新作。定番の粉引の器よりパキッとした白が目を惹きます。ほんのり艶を纏いながら温もりも感じられる城さんの白釉は、私たちの日常にすっと心地よく馴染んでいくようです。底に溜まった煌めく釉薬が美しい白や、柔らかく優しい印象の粉引。明るい色の作品はこれからの暑い夏にも活躍しそうです。鉄絵の器と合わせてみると、新しい発見も楽しめます。カップに合わせて様々な形のソーサーも作ってくださいました。四角や丸、鉄絵に白、気分に合わせてカップを載せたり、お菓子の器としても。耐熱の器や鍋などコホロでは寒い季節の印象が強い城さんですが、今回の展示では夏の雰囲気にもよく合う新しい一面が発見できます。会期は6月12日(月)まで。ちょっとエキゾチックで、手に取ると旅をしているような気持ちになる城さんの作品。ぜひ一つひとつお楽しみください。------------------------------------------------------------------6月3日(土)より二子玉川では城進展を開催いたします。いつもコホロでは冬に作品展をお願いしている城さん、今年は初夏の開催となります。どんな食卓でも、なにを盛り付けても良いと思える城さんの器。特に城さんが長年手掛け、使われる方が多い鉄絵や鉄彩は賑やかな柄は目にも楽しく食欲を掻き立ててくれます。スパイスの効いたカレーや冷たい麺料理、夏にぴったりの作品を今回はお願いしました。また、白土に鉄絵を施した作品も今回コホロには初めて並びます。定番、新しい形、様々な作品をご覧ください。城進展2023.6.3(土)-12(月)作家在廊:6/3(土)KOHORO二子玉川
「城進展」2023.6.3(土)-12(月)
二子玉川のお店では6月3日(土)より、城進展を開催しています。城さんが長年手掛ける鉄彩や粉引、白土に鉄絵を施した器など、たくさんの作品が届きました。写真は初日の店内の様子。いつもコホロでは冬に展示をお願いすることが多い城さんですが、今年は初夏の開催。スパイスの効いたカレーや冷たい麺料理など、夏の食卓にぴったりな作品をお願いしました。鉄絵の柄は個性的にも見えますが、盛り付けると和洋中、アジア料理などの多国籍なものまで、盛り付けた料理を生き生きと引き立ててくれる不思議な力を持っています。最近城さんが取り組んでいる、白土に鉄絵を施した器。コホロに並ぶのは初めてです。茶が下地の作品より軽やかさがあり、絵柄がより際立ちます。内側は少し黄みがかった色で、紅茶や珈琲など注いだ飲みものの色もよく映えそうです。作品に描かれる唐草のような模様は城さんのオリジナル。昔のスリップウェアなどから着想を得ているのだそう。白釉のマグカップも今回の新作。定番の粉引の器よりパキッとした白が目を惹きます。ほんのり艶を纏いながら温もりも感じられる城さんの白釉は、私たちの日常にすっと心地よく馴染んでいくようです。底に溜まった煌めく釉薬が美しい白や、柔らかく優しい印象の粉引。明るい色の作品はこれからの暑い夏にも活躍しそうです。鉄絵の器と合わせてみると、新しい発見も楽しめます。カップに合わせて様々な形のソーサーも作ってくださいました。四角や丸、鉄絵に白、気分に合わせてカップを載せたり、お菓子の器としても。耐熱の器や鍋などコホロでは寒い季節の印象が強い城さんですが、今回の展示では夏の雰囲気にもよく合う新しい一面が発見できます。会期は6月12日(月)まで。ちょっとエキゾチックで、手に取ると旅をしているような気持ちになる城さんの作品。ぜひ一つひとつお楽しみください。------------------------------------------------------------------6月3日(土)より二子玉川では城進展を開催いたします。いつもコホロでは冬に作品展をお願いしている城さん、今年は初夏の開催となります。どんな食卓でも、なにを盛り付けても良いと思える城さんの器。特に城さんが長年手掛け、使われる方が多い鉄絵や鉄彩は賑やかな柄は目にも楽しく食欲を掻き立ててくれます。スパイスの効いたカレーや冷たい麺料理、夏にぴったりの作品を今回はお願いしました。また、白土に鉄絵を施した作品も今回コホロには初めて並びます。定番、新しい形、様々な作品をご覧ください。城進展2023.6.3(土)-12(月)作家在廊:6/3(土)KOHORO二子玉川