3月18日(金)より二子玉川にて開催中の原田七重展。
19日(土)は原田さんも在廊してくださり、お店全体が和やかで温かい空気に包まれました。
写真は初日の店内の様子。
定番の刷毛目をはじめ春らしい白いうつわなど、春の食卓が楽しくなりそうな作品がたくさん届きました。
刷毛目の作品はマグカップや碗、鉢に台皿など形も様々ご紹介しています。
刷毛目のマグカップ。
マグカップは作っていて年々大きくなっている気がする、と原田さん。
珈琲やお茶などたっぷりと注いでゆったりとした時間を過ごせそうです。
飯碗としても副菜を盛るのにもぴったりなお碗。
一見どっしりとした印象のある原田さんのうつわですが、手に持つと不思議と軽やか。
しっくりと手に馴染む感覚がとても心地よく、重厚感や渋さの中に柔らかさや温もりを感じます。
しっかりと深さのある鉢。
刷毛目の作品はお料理をたっぷりと盛り付けてもうつわの表情が楽しめるようにと作られているそうです。
どんなお料理でも受け止めてくれそうな頼もしさがあります。
こちらは今回新作の台皿。刷毛目と白それぞれ大中小の大きさで作ってくださいました。
原田さんはフィナンシェを乗せるイメージで台皿を作られたそうです。
鏡餅を乗せられるような台というひらめきもあったとか。
お菓子やチーズ、アクセサリーを置いても素敵だし、ひっくり返しても使えると思って!と言う原田さん。
自由でおおらかな発想に、スタッフも思わずなるほど!と唸ってしまいました。
最近作るのが楽しいとおっしゃっていたのが、磁器や半磁器の作品。
数年前に山梨から石川にお引越しされ、九谷の近くということで磁器の土が手に入りやすくなり作り始めたそう。
磁器は陶器に比べて土が柔らかく、ピッチャーなど背の高いものは轆轤で立ち上げるのが難しいため陶器の土を混ぜているのだとか。
その土地に馴染みのある素材を使ったり作品に変化がありながらも、少しずつ作りたいものを表現されている姿が原田さんの作品の魅力に通じているように感じました。
刷毛目や磁器以外にも、三島や粉引、外無釉など様々な技法で制作されている原田さん。
たくさんの引き出しを持つ原田さんの作品は、うつわの組み合わせを考えるのもまた醍醐味のひとつです。
異なる手法の作品でも合わせてみると不思議と優しく馴染み、とても心地よい雰囲気が漂います。
原田さんの作品はたくさんの表情があるから少しずつ集めていくのが楽しい、と嬉しそうにおっしゃる方もいて、みなさまの暮らしにスッと溶け込んでいる姿が思い浮かびました。
ご自身が楽しみながら制作をされているのがひしひしと伝わってくるような原田さんの作品。
どんなお料理を盛り付けようか、どんなうつわと組み合わせようか、ぜひたくさん想像しながらお手に取ってご覧ください。
原田七重展
2022.3.18(金)-28(月)
KOHORO二子玉川
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3月18日(金)より二子玉川では原田七重展を開催いたします。
今回2年ぶりとなる原田さんの作品展。
石川に転居されてもうずいぶん経つ原田さん、その土地に馴染みのある素材を使ったり作品にも変化がありながらも少しずつ作りたいものを表現されています。
今回は定番の刷毛目を中心に春らしい白っぽい作品も並ぶ予定です。
また、会期に先駆けてお店に届いた作品を一部ご紹介しています。
こちら≫からご覧ください。
※状況に応じて予告なく会期等変更する場合や、入店にあたり予約を設けたりする場合がございます。どうぞご了承ください。
原田七重展
2022.3.18(金)-28(月)
KOHORO二子玉川