作品展

「おいしい珈琲道具展」2023.10.14(土)-29(日)

参加作家稲吉善光大森健司大和田友香小倉夏樹枯白小林克久小宮崇竹下努二井内覚二宮亮太能登朝奈フユウ堀宏治鈎一馬山田憲栄(50音順)おいしい珈琲道具店2023.10.14(土)-29(日)※17(火)、24(火)は定休日11:00-18:00コホロ淀屋橋

「おいしい珈琲道具展」2023.10.14(土)-29(日)

参加作家稲吉善光大森健司大和田友香小倉夏樹枯白小林克久小宮崇竹下努二井内覚二宮亮太能登朝奈フユウ堀宏治鈎一馬山田憲栄(50音順)おいしい珈琲道具店2023.10.14(土)-29(日)※17(火)、24(火)は定休日11:00-18:00コホロ淀屋橋

「伊藤満展」2023.8.19(土)-8.28(月)

伊藤満展が8月19日より淀屋橋にて開催しております。イタリアで修行されたのち、現在は東京都で活動されている伊藤さん。毎年楽しみにしてくださっている方も多い伊藤さんの展示では、初日からたくさんのお客様がご来店され、細やかな絵付けに感嘆されるお姿が数多く見られました。写真は初日の店内の様子。今回の作品展では、コホロをイメージした絵付けをお願いしました。伊藤さんは自分が体験されたこと、日々生活する中で感じたことなどから作品へと思いを吹き込まれていますが、伊藤さんが思うコホロとはどのようなものなのだろう、コホロを思い作った作品はどのように表現されるのかを見てみたいと思い今回お願したところ、心よく製作してくださいました。お伝えした時から何となくイメージは決まっていたそうで、試作を何度も重ねてくださり、淀屋橋と二子玉川のお店をモデルにした伊藤さんならではの作品がたくさん並びました。左が淀屋橋店のガラスの戸棚、右が二子玉川店の扉の絵柄に。コホロとして抽象的なイメージを描くのではなく、具現的なものを作品にしたいと思い、お店として特徴的だと感じた部分を形にしてくださったのだそう。中にはそれぞれ「淀」「二」とそれぞれのお店の頭文字が。小ぶりなサイズ感は手に収まりやすく、猪口としてお酒はもちろん毎日の珈琲やお茶を楽しんでも。こちらの市松模様にはさりげなくコホロのマークが隠されています。初めて見つけた時には驚かされました。随所に伊藤さんのちょっとした遊び心が感じられ、自然と笑みがこぼれます。コホロと長くお付き合いいただいている伊藤さんだからこそお願いすることが出来た、今回の絵付の作品たち。伊藤さんとコホロが紡いできたこれまでの時間が蘇るような、何にも代えがたい特別な絵柄になりました。また、だんじり祭りをイメージしたという絵付けも。中心にはだんじりに乗って大きく舞い踊る大工方の姿が。今回の展示会が8月ということで、丁度夏のお祭りの時期と重なると思い作ってくださったそう。はためくうちわや大きなかけ声が夏らしく風情のある食卓へと誘ってくれるようです。猪口の底には夜だんじりの提灯の絵柄が。飲み物を入れると透けてゆらめく提灯に明りが灯ります。伊藤さんの生み出す異国情緒漂う華やかな雰囲気を持ちながらも、日本の古き良きものの美しさを感じられるようです。こちらはコホロでは初めてのご紹介となる作品。仏様の五十番目の弟子という「とほけ」。小さく祈る姿は穏やかながらも懸命で、見れば見るほど不思議と優しい気持ちになります。セットの台座は線香立てとしても使っていただけます。またご機嫌な時には頭にお花を咲かせてくれるという愛らしさも。それぞれで違った形、色、思い思いの表情に自然な魅力が宿るとほけ。オブジェのように玄関先の戸棚や窓際に。時には香りを纏わせ、お花を生けて。様々な楽しみ方でおうち時間を豊かなものにしてくれます。また、レリーフ画や絵皿、アクリル画も届けてくださいました。今展示では、「願い」という思いを胸に制作されたという伊藤さん。「平和、家族、自然など。ロシア、ウクライナ紛争の終結を祈ると同時に、なんと恵まれた国にいるのだと、日頃当たり前だと思うことが、どれだけ大切なのか、と報道を見聞きする度に思い。商品ではなく作品にしていきたいと制作しています。」かつてイタリアに住まわれていた伊藤さん。様々な国の方とも交流する機会が多かったからこそ、今起こっていることへの思いや考えを巡らせ、どうにもできない悲しみや、未来への希望を静かにそっと願いを込めて作り上げられたのだと感じます。他にも細部まで異なる丁寧で美しいお皿やカップ等、たくさんの作品を届けてくださっています。伊藤さんならではの隠れた思いやひらめきが形となった作品たちに、遊び心のある絵付けがたくさん施された美しい世界が広がっています。一点一点から様々な景色を味わえる伊藤さんの作品たち。是非お手に取ってごゆっくりとご堪能ください。会期は28日(月)まで。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー東京で作陶されている伊藤満さんの作品展が、8月19日(土)より淀屋橋にて始まります。色々な事物や肌で触れたこと、心で感じたことなどご自身が体験したことの積み重ねから作品へと表現されていて、毎回作品に新しい空気が吹き込まれます。今回の作品展では、コホロをイメージした絵付けをお願いしました。その他にも大阪のお祭りの掛け声が描かれたものなど、伊藤さんならではの視点で表現された作品が並びます。色彩豊かで細部まで美しい作品をどうぞお楽しみください。伊藤満展2023.8.19(土)-28(月)11:00ー18:00定休日:22日(火)

「伊藤満展」2023.8.19(土)-8.28(月)

伊藤満展が8月19日より淀屋橋にて開催しております。イタリアで修行されたのち、現在は東京都で活動されている伊藤さん。毎年楽しみにしてくださっている方も多い伊藤さんの展示では、初日からたくさんのお客様がご来店され、細やかな絵付けに感嘆されるお姿が数多く見られました。写真は初日の店内の様子。今回の作品展では、コホロをイメージした絵付けをお願いしました。伊藤さんは自分が体験されたこと、日々生活する中で感じたことなどから作品へと思いを吹き込まれていますが、伊藤さんが思うコホロとはどのようなものなのだろう、コホロを思い作った作品はどのように表現されるのかを見てみたいと思い今回お願したところ、心よく製作してくださいました。お伝えした時から何となくイメージは決まっていたそうで、試作を何度も重ねてくださり、淀屋橋と二子玉川のお店をモデルにした伊藤さんならではの作品がたくさん並びました。左が淀屋橋店のガラスの戸棚、右が二子玉川店の扉の絵柄に。コホロとして抽象的なイメージを描くのではなく、具現的なものを作品にしたいと思い、お店として特徴的だと感じた部分を形にしてくださったのだそう。中にはそれぞれ「淀」「二」とそれぞれのお店の頭文字が。小ぶりなサイズ感は手に収まりやすく、猪口としてお酒はもちろん毎日の珈琲やお茶を楽しんでも。こちらの市松模様にはさりげなくコホロのマークが隠されています。初めて見つけた時には驚かされました。随所に伊藤さんのちょっとした遊び心が感じられ、自然と笑みがこぼれます。コホロと長くお付き合いいただいている伊藤さんだからこそお願いすることが出来た、今回の絵付の作品たち。伊藤さんとコホロが紡いできたこれまでの時間が蘇るような、何にも代えがたい特別な絵柄になりました。また、だんじり祭りをイメージしたという絵付けも。中心にはだんじりに乗って大きく舞い踊る大工方の姿が。今回の展示会が8月ということで、丁度夏のお祭りの時期と重なると思い作ってくださったそう。はためくうちわや大きなかけ声が夏らしく風情のある食卓へと誘ってくれるようです。猪口の底には夜だんじりの提灯の絵柄が。飲み物を入れると透けてゆらめく提灯に明りが灯ります。伊藤さんの生み出す異国情緒漂う華やかな雰囲気を持ちながらも、日本の古き良きものの美しさを感じられるようです。こちらはコホロでは初めてのご紹介となる作品。仏様の五十番目の弟子という「とほけ」。小さく祈る姿は穏やかながらも懸命で、見れば見るほど不思議と優しい気持ちになります。セットの台座は線香立てとしても使っていただけます。またご機嫌な時には頭にお花を咲かせてくれるという愛らしさも。それぞれで違った形、色、思い思いの表情に自然な魅力が宿るとほけ。オブジェのように玄関先の戸棚や窓際に。時には香りを纏わせ、お花を生けて。様々な楽しみ方でおうち時間を豊かなものにしてくれます。また、レリーフ画や絵皿、アクリル画も届けてくださいました。今展示では、「願い」という思いを胸に制作されたという伊藤さん。「平和、家族、自然など。ロシア、ウクライナ紛争の終結を祈ると同時に、なんと恵まれた国にいるのだと、日頃当たり前だと思うことが、どれだけ大切なのか、と報道を見聞きする度に思い。商品ではなく作品にしていきたいと制作しています。」かつてイタリアに住まわれていた伊藤さん。様々な国の方とも交流する機会が多かったからこそ、今起こっていることへの思いや考えを巡らせ、どうにもできない悲しみや、未来への希望を静かにそっと願いを込めて作り上げられたのだと感じます。他にも細部まで異なる丁寧で美しいお皿やカップ等、たくさんの作品を届けてくださっています。伊藤さんならではの隠れた思いやひらめきが形となった作品たちに、遊び心のある絵付けがたくさん施された美しい世界が広がっています。一点一点から様々な景色を味わえる伊藤さんの作品たち。是非お手に取ってごゆっくりとご堪能ください。会期は28日(月)まで。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー東京で作陶されている伊藤満さんの作品展が、8月19日(土)より淀屋橋にて始まります。色々な事物や肌で触れたこと、心で感じたことなどご自身が体験したことの積み重ねから作品へと表現されていて、毎回作品に新しい空気が吹き込まれます。今回の作品展では、コホロをイメージした絵付けをお願いしました。その他にも大阪のお祭りの掛け声が描かれたものなど、伊藤さんならではの視点で表現された作品が並びます。色彩豊かで細部まで美しい作品をどうぞお楽しみください。伊藤満展2023.8.19(土)-28(月)11:00ー18:00定休日:22日(火)

芝田麻衣子「暮らしの中で活きる竹の道具」

芝田麻衣子「暮らしの中で活きる竹の道具」

8月19日(土)から、KOHORO二子玉川では「芝田麻衣子 暮らしの中で活きる竹の道具」が始まりました。大分県別府にて竹のものづくりをされる芝田さん、二子玉川のお店では初めての作品展となります。細やかな編み目や佇まいが現代の暮らしのなかにも自然と馴染む芝田さんのかご。昨年の淀屋橋に続き、今年は二子玉川のお店で開催することとなりました。初日は在廊し、製作の実演を見せて下さった芝田さん。刃物を使って一本の竹を「パキッパキッ」と軽やかに半分、また半分と瞬く間に細く薄くしていく姿にお客さまも興味津々でした。竹の茎を細かく割って作られた細い棒を“ひご”と言い、元の竹の姿からは想像できないしなやかさがあります。芝田さんはこの状態からさらに幅や厚みを揃え、すべて面取りを行い、手に触れたときに驚くほどなめらかなひごに仕上げていきます。スタッフも体験させてもらうことに。節の部分が固く、まっすぐに刃を通していくのも難しい作業。芝田さんの軽やかな手付きからは想像できないほどの力仕事だということが分かりました。繊細な編み目でありながら頑丈でしっかりとした作りの芝田さんの竹かご。たっぷりとした大きさの亀甲バスケットは、重い荷物にも耐えられるようにと持ち手の部分に竹の芯を4本入れています。その上から籐をぐるぐると巻き付けることでしっかりとした持ち手に。△亀甲バスケット(特大)毎日気負わず使ってほしいと、傷がつきやすい底や角の部分も籐で補強しています。新しい作品をつくる時も、まず自分自身で使い、時間をかけて改良を繰り返すのだそう。使う方の視点を大切にし、細やかな部分まで作り込まれているからこそ、美しさだけでなく、安心して毎日使える頼もしい道具が生まれていきます。△八つ目トレイ(正方)左が芝田さんのご自宅で8年ほど使っているもの。今回届いた右側のトレイと比べ、艶のある飴色に変化しているのがわかります。普段は台所に置いていて、油を含んだり、手に触れたりすることで日々緩やかに育っていき深みのある表情になっていく姿も楽しみです。△八つ目キューブバスケット△輪弧バスケット きっちりとした形と一つひとつ異なる編み方の底面が魅力。真竹の生産量が最も多い大分県。昔から竹細工には馴染みがあったものの、おばあちゃんの家にあるようなちょっと古い道具という印象を抱いていたと、芝田さんは言います。ものづくりを始める前に勤めていた仕事で、竹細工の資料館に配属されたことをきっかけに若い作り手の方々がつくる今の時代に沿った竹の作品に魅了され、自分も竹の仕事がしたいと勉強を始められました。伝統的な編み方など古くからの作り方を大切にしながら、所々に芝田さんらしさが散りばめられている芝田さんの作品。現代にも心地よく調和し、暮らしの風景を作ってくれます。△イラストを交えながら、竹を作品にすることの難しさを教えてくれました。竹は油分を煮沸で抜いて乾燥させるなどの工程を経て、白竹と呼ばれる加工できる状態になるまで半年ほどかかります。竹材屋さんも一番若い方が75歳と高齢化が進んでいて、材料の入手も今後困難になる恐れも。最近では若い作家同士で山を買って管理している方も増えているそうですが、制作の時間が削られるなど課題もあるようです。△輪弧バスケット(大・小・中)“ひご取り3年、編み10年”と言われるほど、つくる技術を身に着けるのが難しい竹の仕事。「2年制の竹の専門学校を卒業し、今年で8年ですがまだまだ成長の途中なんです」と語る芝田さん。色々な課題があるなかでも、白竹の自然な美しさや竹のものづくりを届けたいという情熱を持ち、日々丁寧にものづくりに向き合う姿勢が作品の一つひとつからも感じ取れます。ぜひこの機会にお手に取ってご覧ください。芝田麻衣子 暮らしの中で活きる竹の道具2023.8.19(土)-8.28(月)11:00-19:00KOHORO二子玉川---------------------------------------------------------------------------- 8/19(土)よりKOHORO二子玉川では、芝田麻衣子「暮らしの中で活きる竹の道具」が始まります。 大分県別府市にて「白白」として活動する竹細工作家の芝田さん。たくさんの人に竹の良さを知ってほしいという想いで、材料加工から仕上げまでをすべて手作業で行い、作品をつくられています。 今回新作として芝田さんが取り組まれた"八つ目キューブバスケット"。 かごの底面まで真っすぐで厚みの竹をぐるっと回すことで、重いものなどを入れられるよう丈夫に作りに。 あまり数が取れないという綺麗に節の入った材を用い、側面や持ち手部分は細やかな装飾も施されています。 一つひとつの材料選びから加工、細やかな仕上げによって完成します。 素材の持つしなやかさや編み目の美しさに加え、道具としての役割も担う芝田さんのかご。現代の私たちの暮らしに自然と溶け込み、使う人の日常の風景になってくれます。 初めての二子玉川での作品展。19日の初日は芝田さんが在廊し、実演もしてくださいます。細やかな手仕事の数々をどうぞご覧下さい。2022年コホロ淀屋橋での開催の様子はこちら≫芝田麻衣子 暮らしの中で活きる竹の道具2023.8.19(土)-8.28(月)在廊日:19(土)11:00-19:00KOHORO二子玉川

芝田麻衣子「暮らしの中で活きる竹の道具」

8月19日(土)から、KOHORO二子玉川では「芝田麻衣子 暮らしの中で活きる竹の道具」が始まりました。大分県別府にて竹のものづくりをされる芝田さん、二子玉川のお店では初めての作品展となります。細やかな編み目や佇まいが現代の暮らしのなかにも自然と馴染む芝田さんのかご。昨年の淀屋橋に続き、今年は二子玉川のお店で開催することとなりました。初日は在廊し、製作の実演を見せて下さった芝田さん。刃物を使って一本の竹を「パキッパキッ」と軽やかに半分、また半分と瞬く間に細く薄くしていく姿にお客さまも興味津々でした。竹の茎を細かく割って作られた細い棒を“ひご”と言い、元の竹の姿からは想像できないしなやかさがあります。芝田さんはこの状態からさらに幅や厚みを揃え、すべて面取りを行い、手に触れたときに驚くほどなめらかなひごに仕上げていきます。スタッフも体験させてもらうことに。節の部分が固く、まっすぐに刃を通していくのも難しい作業。芝田さんの軽やかな手付きからは想像できないほどの力仕事だということが分かりました。繊細な編み目でありながら頑丈でしっかりとした作りの芝田さんの竹かご。たっぷりとした大きさの亀甲バスケットは、重い荷物にも耐えられるようにと持ち手の部分に竹の芯を4本入れています。その上から籐をぐるぐると巻き付けることでしっかりとした持ち手に。△亀甲バスケット(特大)毎日気負わず使ってほしいと、傷がつきやすい底や角の部分も籐で補強しています。新しい作品をつくる時も、まず自分自身で使い、時間をかけて改良を繰り返すのだそう。使う方の視点を大切にし、細やかな部分まで作り込まれているからこそ、美しさだけでなく、安心して毎日使える頼もしい道具が生まれていきます。△八つ目トレイ(正方)左が芝田さんのご自宅で8年ほど使っているもの。今回届いた右側のトレイと比べ、艶のある飴色に変化しているのがわかります。普段は台所に置いていて、油を含んだり、手に触れたりすることで日々緩やかに育っていき深みのある表情になっていく姿も楽しみです。△八つ目キューブバスケット△輪弧バスケット きっちりとした形と一つひとつ異なる編み方の底面が魅力。真竹の生産量が最も多い大分県。昔から竹細工には馴染みがあったものの、おばあちゃんの家にあるようなちょっと古い道具という印象を抱いていたと、芝田さんは言います。ものづくりを始める前に勤めていた仕事で、竹細工の資料館に配属されたことをきっかけに若い作り手の方々がつくる今の時代に沿った竹の作品に魅了され、自分も竹の仕事がしたいと勉強を始められました。伝統的な編み方など古くからの作り方を大切にしながら、所々に芝田さんらしさが散りばめられている芝田さんの作品。現代にも心地よく調和し、暮らしの風景を作ってくれます。△イラストを交えながら、竹を作品にすることの難しさを教えてくれました。竹は油分を煮沸で抜いて乾燥させるなどの工程を経て、白竹と呼ばれる加工できる状態になるまで半年ほどかかります。竹材屋さんも一番若い方が75歳と高齢化が進んでいて、材料の入手も今後困難になる恐れも。最近では若い作家同士で山を買って管理している方も増えているそうですが、制作の時間が削られるなど課題もあるようです。△輪弧バスケット(大・小・中)“ひご取り3年、編み10年”と言われるほど、つくる技術を身に着けるのが難しい竹の仕事。「2年制の竹の専門学校を卒業し、今年で8年ですがまだまだ成長の途中なんです」と語る芝田さん。色々な課題があるなかでも、白竹の自然な美しさや竹のものづくりを届けたいという情熱を持ち、日々丁寧にものづくりに向き合う姿勢が作品の一つひとつからも感じ取れます。ぜひこの機会にお手に取ってご覧ください。芝田麻衣子 暮らしの中で活きる竹の道具2023.8.19(土)-8.28(月)11:00-19:00KOHORO二子玉川---------------------------------------------------------------------------- 8/19(土)よりKOHORO二子玉川では、芝田麻衣子「暮らしの中で活きる竹の道具」が始まります。 大分県別府市にて「白白」として活動する竹細工作家の芝田さん。たくさんの人に竹の良さを知ってほしいという想いで、材料加工から仕上げまでをすべて手作業で行い、作品をつくられています。 今回新作として芝田さんが取り組まれた"八つ目キューブバスケット"。 かごの底面まで真っすぐで厚みの竹をぐるっと回すことで、重いものなどを入れられるよう丈夫に作りに。 あまり数が取れないという綺麗に節の入った材を用い、側面や持ち手部分は細やかな装飾も施されています。 一つひとつの材料選びから加工、細やかな仕上げによって完成します。 素材の持つしなやかさや編み目の美しさに加え、道具としての役割も担う芝田さんのかご。現代の私たちの暮らしに自然と溶け込み、使う人の日常の風景になってくれます。 初めての二子玉川での作品展。19日の初日は芝田さんが在廊し、実演もしてくださいます。細やかな手仕事の数々をどうぞご覧下さい。2022年コホロ淀屋橋での開催の様子はこちら≫芝田麻衣子 暮らしの中で活きる竹の道具2023.8.19(土)-8.28(月)在廊日:19(土)11:00-19:00KOHORO二子玉川

「角田依子展」2023.8.5(土)ー14(月)

淀屋橋では8月5日より角田依子展を開催しております。 今年で五年目を迎える角田さんの展示は毎年の夏の楽しみと仰ってくださる方も多く、初日にはたくさんのお客様がご来店されました。写真は初日の店内の様子。角田さんの生み出す柔らかなガラスと、mûreさんの色彩豊かな植物たちが彩る空間は、涼やかながらも明るく晴れ晴れしい景色に。角田さんの展示に合わせて毎年素敵なお花を用意してくださるのは、滋賀県東近江市で活動されている「mûrefleuriste」さん。日常に寄り添うお花をテーマに季節ごとのワークショップやお花の定期便などを手掛けられています。8月5日、6日の二日間限定で今年も「ガラスと楽しむ小さなお花屋さん」を開店していただきました。当日は朝早くからたくさんのお花を準備してくださいました。生き生きとしたお花が、お店の中に次々と並んでいく様子を見るのも毎年楽しみの一つです。mûreさんの作り出すブーケはまるで今摘み取ったかのような自然な美しさはそのままに、色合いやお花同士のバランスはとても繊細で惚れ惚れとしてしまいます。お付き合いの長いお二人が、リラックスしながら楽し気にお話しされる姿に、こちらまで自然と笑顔に。毎年作品のリクエストに応えてくださる角田さん。今回コホロから、マグカップをお願いしました。どのように仕上がるのかと想像を膨らませながら、毎回ワクワクとした気持ちにさせていただいています。出来上がった作品が「mug -sprout-」。初めて出合った時、想像を超える作品に多幸感に包まれたことを思い出します。植物のスプラウトをイメージしたというフラワーベースの「sprout」をモチーフに作られたそうです。そっと握ると驚くほど手に馴染む取っ手部分は、ぷっくりとした丸みのある形が愛らしく、今までに見たことのない角田さんならではのセンスが光ります。ガラスで出来たマグカップには氷をたっぷり入れたアイスコーヒーや、冷たいレモンティーなどがピッタリ。またお花を活けてフラワーベースとしてもおすすめです。 続いて新作の「a bowl」。 ボウルをリクエストさせていただいたところ、丁度角田さんご自身も展開を増やせないか試作を重ねていたのだそう。 滑らかにカーブした曲線と底部分のすっとした姿がなんとも美しい作品。 独自の手法で作り出したというくびれ部分はバランスを崩さないギリギリで仕上げているのだとか。優し気に透けるベージュやクリーミーなホワイトなど、豊富な色展開も魅力的です。角田さんとお客様とのお話の中で登場した冷汁を。酷暑が続き少しでも涼を感じたいこの夏。酢橘を絞った具沢山の素麺にかき氷など、この季節はどんぶりとしてたくさん活躍してくれそうです。縁がゆらゆらと波打ったようなシルエットが印象的な「FLOW」。今回は色味に変化をつけるため、裏側には白色のガラスを施し二色に重ねて仕上げられています。重ねられたガラスは互いにほんのりと透けながら交わり、自然な深みのある表情へと変化しています。紫陽花や向日葵などを生けてフラワーベースとして、またフルーツやサラダを盛り付けても素敵です。こちらは「outlineles」という二つでセットになったフラワーベース。それぞれが接する部分には少しの凹みがあり、横に並べるとまるでくっついているようです。この作品は人と人との関係性について考えたことがきっかけとなり生まれたのだとか。「しばらく色々な人と会うことができなくなってしまった。それでも今また一緒に過ごせるようになり、人と人の距離感や関わりを表現できればいいなと思って。」と角田さん。凹みのある部分についてお尋ねすると、「丸が元の自分自身の形だとすると、色々な人と関わっていく中で影響しあい、変化する部分もあると思うんです。そうして変わっていった先に出来た凹みのおかげで、人をもっと近くに感じることができると素敵だなあと思って。もちろん単純にこの形が良いと思ったから、というのが前提であるんですけどね。」と少し照れ笑いを交えながらながらも穏やかに話される姿がとても印象的でした。日々感じたことを角田さんならではの視点で捉え、作品へと優しく丁寧に落とし込まれているからこそ、ガラスの透明度や柔らかさを様々な形、新たな色彩へと変化させ、たくさんの景色を見せてくださっているのだと感じます。ランプシェードやフラワーベース、モビールなど、まだまだたくさんの作品をご覧いただけます。また併設のコーヒーカウンターでは、角田さんの器に入れた和のかき氷もお楽しみいただけます。毎年想像を超える作品に出合わせていただく、角田さんの作品展。回を重ねる毎に魅了され、その魅力に惹き込まれていきます。角田さんのやわらかな雰囲気や、やさしく包み込んでくれるようなあたたかさは作品にも反映されているようです。来年もこの季節に開催を予定しております。また角田さん、mûreさんにお会いできることを楽しみにしています‼︎会期は8月14日(月)まで。太陽の日差しが刻々と降り注ぐこの夏。角田さんの生み出す、清涼で優しみのある作品をどうぞご覧ください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー角田さんの作品展が始まると夏の訪れを感じます。 今年は、ヨーグルトやサラダなどを入れるボウルや暑い夏にアイスコーヒーなど涼やかな時間を過ごすのに使いたい飾り取っ手の付いたマグカップをリクエストしました。その他にも定番の作品もご紹介いたします。 また5(土)6(日)の2日間は、滋賀で活動されているmûre さんによる「ガラスと楽しむ小さなお花屋さん」を開店いたします。 毎年心穏やかにしていただける素敵な草花たち。 今年はどんな出合いを届けてくださるのか楽しみです。 さらには、会期中併設のカフェでは角田さんの器にかき氷を入れてご提供いたします。 透き通るようにやわらかい空間を作り出す角田さんの作品。 そこに生き生きとした姿で香る草花、ひんやり甘いデザート、心地よい空間をどうぞお楽しみください。角田依子展2023.8.5(土)ー14(月)作家在廊:5(土)6(日)11:00-18:00会期中の定休日:8(火)「ガラスと楽しむ小さなお花屋さん」5(土)6(日)11時ーお花はなくなり次第終了

「角田依子展」2023.8.5(土)ー14(月)

淀屋橋では8月5日より角田依子展を開催しております。 今年で五年目を迎える角田さんの展示は毎年の夏の楽しみと仰ってくださる方も多く、初日にはたくさんのお客様がご来店されました。写真は初日の店内の様子。角田さんの生み出す柔らかなガラスと、mûreさんの色彩豊かな植物たちが彩る空間は、涼やかながらも明るく晴れ晴れしい景色に。角田さんの展示に合わせて毎年素敵なお花を用意してくださるのは、滋賀県東近江市で活動されている「mûrefleuriste」さん。日常に寄り添うお花をテーマに季節ごとのワークショップやお花の定期便などを手掛けられています。8月5日、6日の二日間限定で今年も「ガラスと楽しむ小さなお花屋さん」を開店していただきました。当日は朝早くからたくさんのお花を準備してくださいました。生き生きとしたお花が、お店の中に次々と並んでいく様子を見るのも毎年楽しみの一つです。mûreさんの作り出すブーケはまるで今摘み取ったかのような自然な美しさはそのままに、色合いやお花同士のバランスはとても繊細で惚れ惚れとしてしまいます。お付き合いの長いお二人が、リラックスしながら楽し気にお話しされる姿に、こちらまで自然と笑顔に。毎年作品のリクエストに応えてくださる角田さん。今回コホロから、マグカップをお願いしました。どのように仕上がるのかと想像を膨らませながら、毎回ワクワクとした気持ちにさせていただいています。出来上がった作品が「mug -sprout-」。初めて出合った時、想像を超える作品に多幸感に包まれたことを思い出します。植物のスプラウトをイメージしたというフラワーベースの「sprout」をモチーフに作られたそうです。そっと握ると驚くほど手に馴染む取っ手部分は、ぷっくりとした丸みのある形が愛らしく、今までに見たことのない角田さんならではのセンスが光ります。ガラスで出来たマグカップには氷をたっぷり入れたアイスコーヒーや、冷たいレモンティーなどがピッタリ。またお花を活けてフラワーベースとしてもおすすめです。 続いて新作の「a bowl」。 ボウルをリクエストさせていただいたところ、丁度角田さんご自身も展開を増やせないか試作を重ねていたのだそう。 滑らかにカーブした曲線と底部分のすっとした姿がなんとも美しい作品。 独自の手法で作り出したというくびれ部分はバランスを崩さないギリギリで仕上げているのだとか。優し気に透けるベージュやクリーミーなホワイトなど、豊富な色展開も魅力的です。角田さんとお客様とのお話の中で登場した冷汁を。酷暑が続き少しでも涼を感じたいこの夏。酢橘を絞った具沢山の素麺にかき氷など、この季節はどんぶりとしてたくさん活躍してくれそうです。縁がゆらゆらと波打ったようなシルエットが印象的な「FLOW」。今回は色味に変化をつけるため、裏側には白色のガラスを施し二色に重ねて仕上げられています。重ねられたガラスは互いにほんのりと透けながら交わり、自然な深みのある表情へと変化しています。紫陽花や向日葵などを生けてフラワーベースとして、またフルーツやサラダを盛り付けても素敵です。こちらは「outlineles」という二つでセットになったフラワーベース。それぞれが接する部分には少しの凹みがあり、横に並べるとまるでくっついているようです。この作品は人と人との関係性について考えたことがきっかけとなり生まれたのだとか。「しばらく色々な人と会うことができなくなってしまった。それでも今また一緒に過ごせるようになり、人と人の距離感や関わりを表現できればいいなと思って。」と角田さん。凹みのある部分についてお尋ねすると、「丸が元の自分自身の形だとすると、色々な人と関わっていく中で影響しあい、変化する部分もあると思うんです。そうして変わっていった先に出来た凹みのおかげで、人をもっと近くに感じることができると素敵だなあと思って。もちろん単純にこの形が良いと思ったから、というのが前提であるんですけどね。」と少し照れ笑いを交えながらながらも穏やかに話される姿がとても印象的でした。日々感じたことを角田さんならではの視点で捉え、作品へと優しく丁寧に落とし込まれているからこそ、ガラスの透明度や柔らかさを様々な形、新たな色彩へと変化させ、たくさんの景色を見せてくださっているのだと感じます。ランプシェードやフラワーベース、モビールなど、まだまだたくさんの作品をご覧いただけます。また併設のコーヒーカウンターでは、角田さんの器に入れた和のかき氷もお楽しみいただけます。毎年想像を超える作品に出合わせていただく、角田さんの作品展。回を重ねる毎に魅了され、その魅力に惹き込まれていきます。角田さんのやわらかな雰囲気や、やさしく包み込んでくれるようなあたたかさは作品にも反映されているようです。来年もこの季節に開催を予定しております。また角田さん、mûreさんにお会いできることを楽しみにしています‼︎会期は8月14日(月)まで。太陽の日差しが刻々と降り注ぐこの夏。角田さんの生み出す、清涼で優しみのある作品をどうぞご覧ください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー角田さんの作品展が始まると夏の訪れを感じます。 今年は、ヨーグルトやサラダなどを入れるボウルや暑い夏にアイスコーヒーなど涼やかな時間を過ごすのに使いたい飾り取っ手の付いたマグカップをリクエストしました。その他にも定番の作品もご紹介いたします。 また5(土)6(日)の2日間は、滋賀で活動されているmûre さんによる「ガラスと楽しむ小さなお花屋さん」を開店いたします。 毎年心穏やかにしていただける素敵な草花たち。 今年はどんな出合いを届けてくださるのか楽しみです。 さらには、会期中併設のカフェでは角田さんの器にかき氷を入れてご提供いたします。 透き通るようにやわらかい空間を作り出す角田さんの作品。 そこに生き生きとした姿で香る草花、ひんやり甘いデザート、心地よい空間をどうぞお楽しみください。角田依子展2023.8.5(土)ー14(月)作家在廊:5(土)6(日)11:00-18:00会期中の定休日:8(火)「ガラスと楽しむ小さなお花屋さん」5(土)6(日)11時ーお花はなくなり次第終了

2023.8.5(土)-8.14(月)ワダコーヘー展

KOHORO二子玉川にて、8月5日(金)より開催中のワダコーヘー展。昨年の淀屋橋に続き、二子玉川のお店では初めての作品展となります。 △初日の様子。お店いっぱいにワダさんの硝子の世界が広がっています。約二年前、これから独立するというワダさんがコホロを訪れた際に、初めて見せて下さった脚付きのグラス。そのころからたくさんのデザインがありましたが、そこから更に種類が増え、今回新作もいくつか用意してくれました。△上:ドロップステムグラス(ブーツカット)/下:summer goblet当初はグラスが中心だった作品のラインナップにもプレートやランプシェード、花器など、バリエーション豊かに広がりを見せています。新作のプレートやボウル。よく見てみると、底面にゴールドやプラチナで施された模様が。ポンテ跡という硝子を竿から切り離すときにできたくぼみに装飾を施されています。スモーク、クリア、ベージュ、マホガニーと色展開も豊富で、料理との組み合わせでも印象が変わります。 今回用意してくれたカラーのグレーブラウン。名前の通り、グレーとブラウンどちらにも偏らない絶妙な色合い。硝子を混ぜて作るので、同じ色をまた再現するのは難しいそうです。△ドロップステムグラス(丸・グレーブラウン) 店内を照らしてくれている新作のハングボールランプ。ランプを包むシェードや下に吊り下げられた硝子玉も一つひとつ異なります。硝子玉を吊るす金具部分はワダさんが手で曲げて作られたものも。金具は真鍮でできているので経年変化することでアンティークのように変化し更に味わい深くなります。   ”エジソングラス”や”ワイングラス(巻き靴下)”など、どんなかたちだろうと想像させる作品名も。靴下をころころ下に転がした時に出来る輪っかのように見えることから付けられた"巻くつ下"や、グラスを反対にした時に電球の形を想起させる"エジソングラス"などユーモアに溢れています。△上:ワイングラス(巻き靴下)/下:エジソングラス 日々ガラスと向き合いながら新しいかたちやデザインに挑戦されるワダさん。手を動かして作品を作っている時間と同じようにアイデアを考えている時間が好きだと語っていました。これから生まれる作品やワダさんのものづくりがどのように変化していくのかが楽しみです。△納品の時の手書きのイラスト。ワダさんのノートにもデザインのアイデアがたくさん散りばめられていました。 お店での会期は14(月)まで。10(木)からはオンラインショップでのご紹介も始まりました。オンラインショップはこちらお店と合わせてどうぞご覧ください。ワダコーヘー展2023.8.5(土)-8.14(月)11:00-19:00KOHORO二子玉川ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 8/5(土)より、KOHORO二子玉川ではワダコーヘー展が始まります。神奈川県の工房にて硝子を用いた作品を制作するワダさんが、たくさんのグラスを携えてお店に来てくださったのは約2年前のこと。その多様な形たちの佇まいに思わず目を奪われました。そのことがきっかけでお店でご紹介が始まり、昨年の淀屋橋に続き、今回二子玉川では初めて作品展開催となります。 形の美しさに加え、素材が綺麗に見えるようにという視点で日々硝子と向き合うワダさん。洗練された空気を纏いながら、日常にも優しく寄り添ってくれます。新しく挑戦された照明を始め、グラスやプレートなどの定番、クリアのほかにスモークを始めとしたカラーなど展示ならではの作品も数多く並びます。様々な形や色の硝子が連なり、生まれる景色をどうぞお楽しみください。 昨年の展示の様子はこちらからご覧いただけます。https://kohoro.jp/blogs/yodoyabashi/202208wadakoheitenワダコーヘー展2023.8.5(土)-8.14(月)在廊日:5(土)11:00-19:00KOHORO二子玉川

2023.8.5(土)-8.14(月)ワダコーヘー展

KOHORO二子玉川にて、8月5日(金)より開催中のワダコーヘー展。昨年の淀屋橋に続き、二子玉川のお店では初めての作品展となります。 △初日の様子。お店いっぱいにワダさんの硝子の世界が広がっています。約二年前、これから独立するというワダさんがコホロを訪れた際に、初めて見せて下さった脚付きのグラス。そのころからたくさんのデザインがありましたが、そこから更に種類が増え、今回新作もいくつか用意してくれました。△上:ドロップステムグラス(ブーツカット)/下:summer goblet当初はグラスが中心だった作品のラインナップにもプレートやランプシェード、花器など、バリエーション豊かに広がりを見せています。新作のプレートやボウル。よく見てみると、底面にゴールドやプラチナで施された模様が。ポンテ跡という硝子を竿から切り離すときにできたくぼみに装飾を施されています。スモーク、クリア、ベージュ、マホガニーと色展開も豊富で、料理との組み合わせでも印象が変わります。 今回用意してくれたカラーのグレーブラウン。名前の通り、グレーとブラウンどちらにも偏らない絶妙な色合い。硝子を混ぜて作るので、同じ色をまた再現するのは難しいそうです。△ドロップステムグラス(丸・グレーブラウン) 店内を照らしてくれている新作のハングボールランプ。ランプを包むシェードや下に吊り下げられた硝子玉も一つひとつ異なります。硝子玉を吊るす金具部分はワダさんが手で曲げて作られたものも。金具は真鍮でできているので経年変化することでアンティークのように変化し更に味わい深くなります。   ”エジソングラス”や”ワイングラス(巻き靴下)”など、どんなかたちだろうと想像させる作品名も。靴下をころころ下に転がした時に出来る輪っかのように見えることから付けられた"巻くつ下"や、グラスを反対にした時に電球の形を想起させる"エジソングラス"などユーモアに溢れています。△上:ワイングラス(巻き靴下)/下:エジソングラス 日々ガラスと向き合いながら新しいかたちやデザインに挑戦されるワダさん。手を動かして作品を作っている時間と同じようにアイデアを考えている時間が好きだと語っていました。これから生まれる作品やワダさんのものづくりがどのように変化していくのかが楽しみです。△納品の時の手書きのイラスト。ワダさんのノートにもデザインのアイデアがたくさん散りばめられていました。 お店での会期は14(月)まで。10(木)からはオンラインショップでのご紹介も始まりました。オンラインショップはこちらお店と合わせてどうぞご覧ください。ワダコーヘー展2023.8.5(土)-8.14(月)11:00-19:00KOHORO二子玉川ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 8/5(土)より、KOHORO二子玉川ではワダコーヘー展が始まります。神奈川県の工房にて硝子を用いた作品を制作するワダさんが、たくさんのグラスを携えてお店に来てくださったのは約2年前のこと。その多様な形たちの佇まいに思わず目を奪われました。そのことがきっかけでお店でご紹介が始まり、昨年の淀屋橋に続き、今回二子玉川では初めて作品展開催となります。 形の美しさに加え、素材が綺麗に見えるようにという視点で日々硝子と向き合うワダさん。洗練された空気を纏いながら、日常にも優しく寄り添ってくれます。新しく挑戦された照明を始め、グラスやプレートなどの定番、クリアのほかにスモークを始めとしたカラーなど展示ならではの作品も数多く並びます。様々な形や色の硝子が連なり、生まれる景色をどうぞお楽しみください。 昨年の展示の様子はこちらからご覧いただけます。https://kohoro.jp/blogs/yodoyabashi/202208wadakoheitenワダコーヘー展2023.8.5(土)-8.14(月)在廊日:5(土)11:00-19:00KOHORO二子玉川

「小林耶摩人展」2023.7.22(土)ー31(月)

7月22日より、淀屋橋では初の開催となる小林耶摩人展を開催しております。今回は定番の作品を中心にたくさんの種類を届けてくださいました。写真は初日の店内の様子。茨城県笠間市で制作されている小林耶摩人さん。古い骨董がお好きだという小林さんは、骨董の持つ渋みや雰囲気を表すために、鉄分の多い笠間の土を使用し表現されているのだそう。まるで何年も使い込まれたような趣ある空気を残しながらも、その佇まいは静かで洗練された美しさです。色味は主に灰釉、黒釉、粉引の三種類を使い分けられています。深みのある緑とグレーがかった淡い茶色の色調が美しい灰釉は、釉薬がゆるやかに流れ落ちていく情景が目に浮かぶようです。底に溜まった釉薬はそれぞれで異なる濃淡を纏い、また控えめながらもキラキラと繊細な輝きを放ちます。こちらは黒釉。焼き目のつき方で様々な表情を見せてくれる豊かな作品が揃います。どんなお料理も美味しさを自然と惹き立ててくれそうです。光の反射具合で変化する美しさを味わえるのも黒釉ならでは。野菜の煮物をたっぷり盛り付けたり、夏本番には素麺や冷麺にも。優し気な白とすっきりとしたシルエットとの対比が美しい粉引。小林さんの粉引は還元焼成という方法で焼かれており、やや緑がかった鉄粉が器全体に点々と入っています。今回は焼成の過程で何点かややピンクがかった粉引も生まれたのだとか。窯の中で酸化気味に焼かれた部分があったため色味に変化が出たのだそう。同じ土、同じ釉薬を使っていても、ここまでの違いが生まれるのだと驚かされました。ひとつずつ見比べ、自分だけの一点を選ぶ楽しさも一段と感じられます。また端正な形と持ち心地の良さでつい手に取りたくなるそばちょこも届けてくださっています。食卓に並べるときりりした統一感が生まれ、均一に並び揃う姿は自然と背筋が伸びるようです。どの作品も表面をやすりで仕上げられており、触れると少しざらりとした質感に。また高台の部分などは手作業で丁寧に削られているのだそう。細かな作業を積み上げていくことで、土の力強さと美しさを兼ね備えながらも、自然な品の良さを持つ作品になっているのだと感じられます。小林さんの生み出す、ゆったりとおおらかな雰囲気を持ちながら、それぞれに浮かぶ異なる焼き目に個性が光る作品の数々。是非お手に取ってじっくりとその風合いをお楽しみください。会期は31日まで。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー淀屋橋にて7月22日(土)より、茨城県笠間市にて作陶されている小林耶摩人さんの作品展が始まります。初めてとなる淀屋橋での個展今回は、黒釉や粉引など定番の作品を届けてくださいます。伝統的な古い作品を纏うような空気と佇まいを大切にしながら、現代の食卓に自然と寄り添い、日常へと溶け込んでいく小林さんの器。使うことでより輝きを増す景色を、どうぞお楽しみください。小林耶摩人展2023.7.22(土)-31(月)定休日:25(火)、26(水)11:00-18:00コホロ淀屋橋

「小林耶摩人展」2023.7.22(土)ー31(月)

7月22日より、淀屋橋では初の開催となる小林耶摩人展を開催しております。今回は定番の作品を中心にたくさんの種類を届けてくださいました。写真は初日の店内の様子。茨城県笠間市で制作されている小林耶摩人さん。古い骨董がお好きだという小林さんは、骨董の持つ渋みや雰囲気を表すために、鉄分の多い笠間の土を使用し表現されているのだそう。まるで何年も使い込まれたような趣ある空気を残しながらも、その佇まいは静かで洗練された美しさです。色味は主に灰釉、黒釉、粉引の三種類を使い分けられています。深みのある緑とグレーがかった淡い茶色の色調が美しい灰釉は、釉薬がゆるやかに流れ落ちていく情景が目に浮かぶようです。底に溜まった釉薬はそれぞれで異なる濃淡を纏い、また控えめながらもキラキラと繊細な輝きを放ちます。こちらは黒釉。焼き目のつき方で様々な表情を見せてくれる豊かな作品が揃います。どんなお料理も美味しさを自然と惹き立ててくれそうです。光の反射具合で変化する美しさを味わえるのも黒釉ならでは。野菜の煮物をたっぷり盛り付けたり、夏本番には素麺や冷麺にも。優し気な白とすっきりとしたシルエットとの対比が美しい粉引。小林さんの粉引は還元焼成という方法で焼かれており、やや緑がかった鉄粉が器全体に点々と入っています。今回は焼成の過程で何点かややピンクがかった粉引も生まれたのだとか。窯の中で酸化気味に焼かれた部分があったため色味に変化が出たのだそう。同じ土、同じ釉薬を使っていても、ここまでの違いが生まれるのだと驚かされました。ひとつずつ見比べ、自分だけの一点を選ぶ楽しさも一段と感じられます。また端正な形と持ち心地の良さでつい手に取りたくなるそばちょこも届けてくださっています。食卓に並べるときりりした統一感が生まれ、均一に並び揃う姿は自然と背筋が伸びるようです。どの作品も表面をやすりで仕上げられており、触れると少しざらりとした質感に。また高台の部分などは手作業で丁寧に削られているのだそう。細かな作業を積み上げていくことで、土の力強さと美しさを兼ね備えながらも、自然な品の良さを持つ作品になっているのだと感じられます。小林さんの生み出す、ゆったりとおおらかな雰囲気を持ちながら、それぞれに浮かぶ異なる焼き目に個性が光る作品の数々。是非お手に取ってじっくりとその風合いをお楽しみください。会期は31日まで。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー淀屋橋にて7月22日(土)より、茨城県笠間市にて作陶されている小林耶摩人さんの作品展が始まります。初めてとなる淀屋橋での個展今回は、黒釉や粉引など定番の作品を届けてくださいます。伝統的な古い作品を纏うような空気と佇まいを大切にしながら、現代の食卓に自然と寄り添い、日常へと溶け込んでいく小林さんの器。使うことでより輝きを増す景色を、どうぞお楽しみください。小林耶摩人展2023.7.22(土)-31(月)定休日:25(火)、26(水)11:00-18:00コホロ淀屋橋