二子玉川のお店では4月1日(土)より會田竜也展を開催しています。
木の作品に囲まれ、心地の良い空気が流れています。
兵庫県にて木工の制作をされ開店当初からのお付き合いである會田さん。
これまでも展示の回数を重ねるごとに茶筒やだ円、トレーなど會田さんの定番となるような作品が次々と生まれてきました。
KOHORO二子玉川では2年ぶりとなる作品展。
今回も新作の照明を始め、會田さんならではの視点や技術の詰まった作品を数を多く届けて下さっています。
△ランプ(クルミ/サクラ・ローズ)
今回は新作にランプを届けて下さいました。
細部にまで細やかな技術が感じられ、木製のシェードからじんわりと溶け出す灯りが空間を温かく包み込んでくれそうです。
△浅鉢(丸)
「カレー皿がほしい」というお客からのリクエストで作られた器。
こだわりは最後までスプーンですくいやすいようにと考えられたふちの部分。
実際に使うことを何度もイメージして辿り着いた立ち上がりの角度は理想的なカレー皿の形です。
見た目の美しさはもちろん、使い心地の良さも魅力の會田さんの作品。
手に触れたときのなめらかな木肌、持ち上げたときの軽やかさ、料理を盛り付けたときの収まりの良さ、全てがしっくりと馴染みます。
展示の初日には、15年ほど前に會田さんの作品に初めて出合い、以来毎日食卓で使っているというお客さまがいらっしゃいました。
実際にお使いの器を持って来てくださり、その大切に育てられた姿からは、會田さんの作品がたくさんの方の日常に溶け込んでいることが改めて感じられます。
定番の形もたくさん届いています。
△丸盆
軽やかでこれ以上になくシンプルなデザイン、載せるものを引き立ててくれる名わき役の會田さんの丸盆。
今回Φ18㎝~35㎝まで7サイズ届きました。
用途に合わせてぴったりの大きさが見つかりそうです。
立ち上がりがさり気なく、直接食べものを置いても違和感がありません。
新しいφ18cmは茶杯とお菓子にちょうどよい大きさです。
△トレー
持ちやすさとしまいやすさを兼ね揃えた定番のトレーは、普段よく使うサイズの器が気持ちよく収まり、ぴったりと重なる姿も絵なります。
大はお膳のように一人分の食事が載せられるのが嬉しいです。
小、大、長の3サイズからお選びください。
△なんとなく重なる(サクラ/クルミ)
“なんとなく重なる”という名前の通り、ぴったり高さを揃えないことでどの大きさも使いやすく仕上げられています。同じ形で揃えても、入れ子で揃えても。
汁物も入れられ、小さいものはヨーグルト、大きいものは葉野菜たっぷりのサラダなど、大きさ違いでも使いたくなります。
重ねて、揃えて、さらに広がってゆく。會田さんの作品。
どんな方の暮らしにおいても使う場所や用途に縛られず、自由な発想で楽しんでいただけるよう工夫が凝らされています。
△かさね
大きさ違いの箱を組み合わせて重ねられる“かさね”。
ハガキや書類、文具など、物をしまうのも取り出すのも楽しい遊び心の詰まった作品です。
△ひらき
△茶筒
一本の木をくり貫き、丁寧に磨いて作られる茶筒。
吸い付くような蓋の開閉の感覚
木の個性が光る一点ものの作品も届いています。
サクラやくるみ、ウォルナットなど定番の材に加え、カリン、ローズウッド、ニレなど、たくさんの木の種類をご覧いただけるのも作品展ならでは。
△高台皿
左の作品は、鉄と酢を混ぜたものをクルミの材に塗った鉄焙煎の作品。
右側は朽ちた部分が表情になり特別な存在感を放っています。
△高坏(カシ アンモニア着色/クルミ)
在廊時には木の種類や作り方の質問に、絵を描いて熱心に答えて下さる場面も。
同じ木材でもどの部分が何の作品をつくるのに適しているのか熟知し、材料や木目に沿った作り方をされている會田さん。
お話を通して作ることへの想いや喜び、作品への愛情が伝わってきました。
今回の展示では家具の受注も行っています。
すっきりとしたバランスが美しい軽やかなスツールと、木の温かさが感じられる肘掛けの椅子。
木の種類や高さの調節などのご希望も店頭にてお伺いします。
△スツール
この支えの部分の曲線を作りたくてスツールの制作を始めたのだそう。
一見シンプルなデザインですが、細部まで會田さんのこだわりが感じられます。
△椅子
丁寧に彫られた座面。腰かけるとじんわりと木の温もりが伝わってきて、ずっと座っていたくなるような気持ちにさせてくれます。
「普段使うものが、あたり前に綺麗であれば嬉しい。日常の雑器が使いやすかったり、見た目に心地良かったり。ありそうでなかなか無いもの、そんな物作りを目指しています。」と言う會田さん。
その言葉の通り、會田さんの作品は毎日触れるものが心地よいということの喜びを私たちに教えてくれます。
これまで作って来られた作品が広がる店内、會田さんのものづくりへの
視点や哲学が垣間見れます。
同じものが一つとしてない木の個性や作品の魅力を感じてみてください。
展示の会期は4月10日(月)まで。皆様のご来店お待ちしております。
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兵庫県で木の仕事をする會田竜也さん。 コホロでもだ円、茶筒、トレーなど、暮らしの一部になるような使い心地のよい作品をお店でも長くご紹介してきました。 木や人への思慮深い視点を「当たり前に」と考える會田さん、 強く主張せずとも作品のもつ輪郭や細部からは、ものづくりへの哲学と姿勢が感じられます。 今回は新作としてランプシェードがお店に並びます。 ゆっくりと作品に触れ、木の温かみと心地よさを感じてみてください。
會田竜也展
2023.4.1(土)-10(月)
在廊日:1(土)
KOHORO二子玉川