「コホロと大分」2023.4.29(土)-5.8(月)

5月8日(月)まで淀屋橋にて開催中の「コホロと大分」展。
大分にゆかりある5人の男性陣の作り手さんたち。
木工、家具、陶磁器、竹工芸、絵画など様々な手仕事が集まり、大分のおいしいものと一緒に賑やかに始まりました。

大分県・別府の「オオハシ・バンブー・ワークス」を営む大橋重臣さん。
竹細工の伝統工芸士として一つ一つ丁寧に作られています。




 お箸についている箸留めは箸置きとしてもお使いいただけます。
竹にはオイルコーティングがされていないため、滑らず掴みやすい仕上がりに。
涼しげで暑くなるこれからの季節にぴったりです。

ざっくりとした編み目が軽やかな印象の共縁バスケット。
縁部分を竹や籐でまく「巻縁」が多く見られますが、このバスケットは編みヒゴをそのまま使う「共縁」仕上げになっています。

また柿渋を塗ってから鉄を塗る鉄媒染という手法で仕上げられたバスケットも届いています。
深みのある濃い色目の竹篭は、どこかアンティークな雰囲気。

そのままだと黒くなりすぎてしまうため、表面を削って色味を調整しているのだそう。
明るい部分と濃い色との対比が美しく、奥行きのある印象になります。
お茶菓子や果物を入れる盛りカゴや、小物などを入れる整理カゴとしておすすめです。

プロダクトデザイナーで木工作家の神野達也さん。
シャープな見た目の中に木の温もりを感じる神野さんの作品。
壁掛けの花器は画鋲で取り付けることができ、手軽にお花や緑をお部屋で楽しむことができます。



さらに和菓子や小さなお菓子などを乗せる台皿やアイスクリームスプーンなど、お茶の時間にまつわる作品を中心に届けて下さいました。

KINTOのコーヒーセットのサイズに合わせて作ったというブリュワースタンド。
真鍮とステンレスの二種。KINTOのセットを見てから、この作品を作ろうと思われたそう。
壁掛けも出来るコーヒーメージャーも。(別売り)

また、オイルを染み込ませて香りを楽しむアロマウッドもご紹介しています。
木の種類によって木目の表情や形が異なり、木製ならではの温かみのあるデザインはお部屋のインテリアとしても。
ほのかな香りが少しずつ立ち上がり、就寝前のひとときにほっと癒しをもたらします。

白磁や青白磁など、磁器土を使った作品づくりをされている阿南維也さん。
阿南さんの作品の多くに取り入れられる鎬模様。
手作業で細かな線は見れば見るほど息をのむ美しさです。

 

鎬模様がすっと普段の日常に溶け込むよう、使い勝手の良い形の器がたくさん並びました。

 

また今回は青磁の飯碗など深さのある作品も一緒にご紹介しております。
すっきりとしたシルエットに優し気なブルーグレーが目を惹く白磁重ね掛けボウル。
程良く深さのあるサイズはヨーグルトやフルーツ、ちょっとした煮物など幅広くお使いいただけます。

 

絵画作家の国本泰英さん。
見る人によって様々な情景が浮かび、眺めているだけで豊かな想像が広がる不思議な魅力の作品です。

アクリル絵の具を100回以上は塗り重ねたという絵画大。
人の輪郭や姿を国本さんならではの特別な視点で描かれています。



以前より人の群像図のイメージを制作の中で広げられているという国本さん。
人の全身や、服に光が当たった時のふとした瞬間など、色々な角度に焦点を当て一枚のキャンバスに重ねて描かれているのだそう。

木彫りの熊を購入し、絵と同じアクリル絵の具で描いた作品。
何度も塗り重ねていくことで絵具の重たさも追加され、より重厚で立体感のある仕上がりに。
テーマは記憶や思い出。
自身が旅先の北海道で撮影した写真を失くしてしまったことがきっかけで、記憶を頼りに思いを巡らせ、作成に至ったのだと楽し気にお話ししてくださいました。

家具・木工作家の簀河原淳さん。
台皿やお皿など、やわらかな曲線が心地よく、手のひらに優しく馴染みます。
木の良い香りがして自然そのもののようにどっしりとしていますが、とても軽く日常使いのしやすいお皿。

使用している木材はなるべく国産に拘りたいと、楓や楠は九州、キハダは宮崎県産を使用されています。
おおらかな木目の美しいキハダのプレートは軽やかで耐久性があり、ご自宅でもよく愛用されている一枚。

楠の木の丸みを帯びたランプ。
光にふんわりと透ける木目は明るすぎず優しい灯りに。
経年変化での色味の変化も楽しみです。
「木はあたたかみがあり柔らかいところが好き」と朗らかにお話される簀河原さん。
形や触り心地もあたたかみを意識して作られているのだそう。



タオオーガニックキッチンさんからは酵素シロップやドレッシングなどをご紹介。
初日は在廊いただき、ご来店された方に炭酸割りのシロップを試飲いただきました。

13種のシロップは「夏は炭酸水、冬はお湯割りがおすすめです。」と代表の米澤さん。
椿の花のシロップはとろりとした蜜の味、筍のシロップは後味すっきりとした爽やかな風味。
腸内環境を良くする酵素。一つひとつ効能が異なるので自分の今の体調にあったものを選べるのも楽しみの一つです。

つばめ食堂さんのメープルナッツやパウンドケーキ。
まめのもんやさんのふすま小麦を使ったサブレなど大分の元気のでるおいしいものもご一緒に紹介しています。
優しい甘さでお子様でも安心して食べられます。

広大な土地で作られたエネルギー溢れる作品たちや美味しい食べ物。
自然豊かな大分の魅力に触れながら、ゆっくりとお過ごしください。

会期は5月8日(月)まで。
みなさまのご来店お待ちしております。

参加作家:
阿南維也(陶磁器) 大橋重臣(竹工)、神野達也(木工)、国本泰英(絵画)、簀河原淳(木工 家具) 食べ物:タオ・オーガニック・キッチン、つばめ食堂、まめのもんや

コホロと大分
2023.4.29(土)-5.8(月)
11:00‐18:00
コホロ淀屋橋

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淀屋橋にて「コホロと大分」が4月29日(土)より始まります。
大分にゆかりある5人の男性陣の作り手たち。
木工、家具、陶磁器、竹工芸、絵画など様々な手仕事が集まり賑やかに盛り上げていただきます。
期間中、大分のおいしい食べ物もご紹介予定です。
店内に吹く大分の風をどうぞ体感しにいらしてください。

参加作家:
阿南維也(陶磁器) 大橋重臣(竹工)、神野達也(木工)、国本泰英(絵画)、簀河原淳(木工 家具) 食べ物:タオ・オーガニック・キッチン、つばめ食堂、まめのもんや


コホロと大分
2023.4.29(土)-5.8(月)
11:00‐18:00
コホロ淀屋橋