淀屋橋にて4月13日より生形由香展を開催しております。
淀屋橋での開催は2年振りとなる今展。
初日には生形さんが在廊してくださいました。
お客様お一人おひとりとゆっくりお話を楽しみながら、様々な質問にも丁寧に応えてくださり、その物腰のやわらかさに自然とこちらも優しい気持ちになれるような、素敵な時間が流れました。
そんな生形さんのお人柄が表れたような、優し気な色を中心とした作品が店内にはたくさん並びます。
まるで初夏のような日差しが煌々と降り続く今日、さらりと春の風を吹かせてくれるような、淡く広がる青や黄、緑。
釉薬の下から薄く透ける赤土が草花と絡み合い、控えながらも他には無い味わいを生み出しています。
今回お願いして作っていただいた、お茶時間をテーマに合わせた新作も届けてくださいました。
初の試みだったというティーカップは、持ち手部分や高台とのバランスを取るのが難しく、試行錯誤しながら完成に至ったのだとか。
生形さんらしい上品さを残しつつ、釉薬が自然に流れ落ちる景色や、少し楕円に広がった形に素朴な味わいを感じます。
ティーカップと同じ持ち手でデザインされた新作の緑釉湯冷ましも。
つるりと滑らかな質感が心地よく、昔ながらの骨董のような趣のある佇まいです。
また、お砂糖やお茶菓子を入れたり、アクセサリー入れなど、シーン毎に違った表情を見せてくれる蓋物も。
ころんとした丸みと牡丹の花のような彫りに目を奪われる銀彩蓋物。
蓋と入れ物の部分との境目を出来るだけ無くすため、仕上げに削って揃えているのだそう。
生形さんの繊細な手仕事が細部にまで詰まった作品です。
濃淡のある黒釉が美しい黒釉蓋物。
薄く滲んだ表面の部分は、焼きあがるまでどんな仕上がりになるのか分からず、「焼き上がったのを見て、こうなるのか!と。都度そんな時間も楽しんでいます。」とにこやかに話されます。
今展では、生形さんからご紹介いただいた、益子町にて活動されているパン工房Boulange770さんの焼き菓子もご覧いただけます。
無添加を心掛けて作られる焼き菓子は、ラベンダーやアーモンド、ココナッツなど素材本来のおいしさが引き出され、サクッとした食感も楽しいです。
ぜひ生形さんの器とあわせてお楽しみください。
17日(水)12時からは、鳥取県にてお店を構えるHAKUSENさんの焼き菓子をご紹介いたします。
色調、模様、形など、それぞれの違いを作る過程でも楽しみながら、新たな作品を作り出していく生形さん。
生形さんらしい優美さを備えながら生まれた、端麗な作品たちの姿を、是非お手に取ってご堪能ください。
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淀屋橋にて、4月13日(土)より生形由香展を開催いたします。
単色ではなく、入り混じるような色調と、一つひとつ丁寧に施された紋様や曲線美とのバランスは、生形さんにしか作り出せない世界があります。
約2年ぶりとなる作品展では、青磁や白、黄色みがかったベージュなどをベースに、春らしい明るめの作品をお願いしました。
蓋物やゴブレット、ポットなどお茶時間に使える作品も届けていただく予定です。
また会期中、おいしい焼き菓子もご紹介いたします。
一週目は、生形さんおすすめの地元益子町のパン工房Boulange770さんの焼き菓子、二週目は鳥取県のHAKUSENさんの焼き菓子を販売いたします。
生形さんの器とあわせてお楽しみください。
△パン工房Boulange770
△HAKUSENさん
生形由香展
2024.4.13(土)ー22(月)
作家在廊:13(土)
定休日:16(火)
コホロ淀屋橋
11:00-18:00