暮らしの道具 松原竜馬、角田淳 展 2017.9.16(土)-9.25(月)

 

2017.9.16

松原竜馬さん、角田淳さんご夫婦の企画展が始まりました。
粉引やスリップウエアが特徴の松原さんと灰色がかったぬくもりある白が特徴の角田さんの器。




今回は「暮らしの道具展」

春に二子玉川で行われた展示に続き淀屋橋でも開催です。
バターケースや時計、照明や醤油差し・すり鉢などが並んでいます。

 
松原さんの作る道具はスリップウエアが中心で今展ではバターケースと時計に
サイズ展開を作ってくださいました。
描かれる模様は大らかで、どんな料理も引き立ててくれます。

 

そのスリップウエアで作られたバターケース。
お二人が暮らしの中でずっと使い続けている形で、蓋は横にずらして外します。
入り口に立ち上がりがなく、バターが切りやすい形状になっています。 

 

和室にも洋室にもしっくり馴染む雰囲気の時計。2つとして同じ作品はありません。

 

角田さんの照明。

 

今回新しく作ってくださったのが壁付けの照明です。
壁付けする部品は真鍮と鉄の2種類から選べます。

玄関などの空間の他にもソファやベッドの上など間接照明としても使ってもらいたいとおっしゃっていました。 

吊り下げの照明。
明かりをともすと外側にあかりが透けるシェードと透けないシェード。

土の種類を変える事で変化がでるそう。

 

 大きめの照明。
より広い範囲に光が届き、あたたかな空間が広がります。

傘の下から覗く電球に照らされると白いシェードが凛とした表情を見せます。

 

シーリングカバー

暮らしの中から作品を作られている角田さん。

照明の金具部分にまでこだわれるようにと生まれました。


今回は、フラワースタイリストの平井かずみさんに店内の花のしつらえと「秋をしつらえるフラワーレッスン」を開催していただきました。
松原さんのスリップ皿やマグカップ、角田さんがこの日の為にご用意くださった片口の器へのお花のしつらえ方を教わりました。

秋は花たちが様々な表情を見せている時期。
身近にある器を道具として、花の自然な姿や1番美しく見える姿を見つけながら自由に花をしつらえるのが平井さんのスタイルです。




大分にある、お二人の工房は大きな窓があり、大自然が窓いっぱいに広がっているそうです。平井さんも行かれた事があるとか。
そんな大自然を切り取ったような、風になびく花たちを想像させるようなしつらえがたくさん完成しました。



松原さん、角田さんの生活の中から生まれた作品たちをご覧になりながら、季節のうつろいを感じてみてください。

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松原竜馬 Ryoma Matsubara

1975年 大分県生まれ
1999年 伊万里職業訓練校卒業
2001年 常滑にて窯を開き、現在大分県にて制作

松原竜馬さんの作品はこちら

角田淳 Jun Tsunoda

1975年 熊本県生まれ
1999年 長崎県波佐見市で学ぶ
2001年 常滑にて窯を開き、現在大分県にて制作

角田淳さんの作品はこちら

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コホロ淀屋橋 9月16日(土)-25日(月)