予想を遥かに上回るたくさんのお客様にお越しいただき、金継ぎに興味を持たれている方が多くいらっしゃることを感じました。
ご来店くださったお客様、ありがとうございました。
受注会での様子をご紹介させていただきます。
淡路島にて器の修復家として活動されている、織田香純さん。
古いものを修繕し大切に長く使っていくこと、そこに新たに価値を生み出す金継ぎ職人の仕事に感銘を受けて金継ぎを始められました。
現在は、金継ぎの修繕と教室もされています。
今回の受注会では、本金継ぎについて、どのような技法を使って修繕していくのか、使われている道具や材料を見て、触れたりしながらお話しをしてくださいました。
漆の色の変化や、こんなにも時間と手間がかかるものなのだと驚かれている方も。
また修繕途中の器を使い、デモンストレーションも行っていただきました。
欠けたもの、漆を施したものなど、それぞれの修繕工程がわかるように、実際に織田さんが手を加えていきます。
静寂な空気が流れ、繊細な筆使いと織田さんの姿勢から、心を込めて器と向き合っていらっしゃることを感じました。
受注会では、器や道具をものの価値と同時に、背景や思い出も大切にされているお客様が多く、いつか直したいと壊れたものを大事に何年も保管されている方もいて、どうにかしたいとずっと心の中にあったというお話をお客様から伺いました。
織田さんがお一人おひとりに、この先も長く使っていくために、再び器が輝くようにと、できる最善の修繕方法を考え、お客様の思いも汲み取りながら、親身になって相談してくださいました。
ご相談を終えたお客様からは、「織田さんに依頼できて良かった。安心した。」というお声も。
器は、大切な人からもらったもの、一緒に買った思い出、作り手から話しを聞いて購入を決めたものなど、人ぞれぞれに目には見えないものの背景があると思います。
大切なものの修復を誰かにお願いするのは、勇気がいることなんだと、お客様のお話を伺って感じることがありました。
織田さんは、使う人の想いに心を寄せているからこそ、みなさん安心してお願いすることができたのだと感じます。
今後KOHOROでは、器の販売だけでなく、織田さんと一緒に器の修復も提案していきたいと思っています。
修復の受付や、織田さんの金継ぎ教室などを行い、安心して器を使っていただける環境を整えていきたいです。
準備が整いましたらお知らせいたしますので、もう少しお待ちください!
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淀屋橋にて5月12日(日)13時より金継ぎの受注会を開催いたします。
淡路島で器の修繕家として活動されている織田香純さんが器のお直しの相談を受けてくださいます。
当日は、デモンストレーションも交えて金継ぎについてのお話し会も開催し、その後器のお直しの受注会となります。
お直しのお申込みは相談後に決めていただくため、当日は直したい器(陶磁器)、花器をお持ちください。
事前の申し込みは不要のため、13時にコホロ淀屋橋なでお越しください。
大切な器を直したいけれど中々一歩踏み出せないという方、金継ぎにご興味のある方など、どうぞこの機会にご相談くださいませ。
【金継ぎ受注会】
2024.5.12(日)
13:00~
コホロ淀屋橋