まだまだ寒さが続きますが、草花からは春の訪れが感じられるようになりました。
毎日の暮らしのなかに小さな変化や季節の移り変わりがあるだけで心が解れ温かい気持ちにさせてくれます。
花器として作られた以外の器でも、ちょっと一輪ガラスや器に花を活けてみるといつもと気分も変わり楽しむことができます。
今お店でご紹介している花器や花器として使いたい作品をご紹介します。


川口武亮さんの作品

緑灰瓜型花入黒釉削ぎ花入 / 緑灰花入 / 淡緑瓜型花入
花を飾り、活けることを普段から楽しまれる川口さん。
灯油薪窯で焼き上げ、吸い込まれるような深い色味が生まれます。
釉薬に植物の灰を混ぜているので、草花を活けたときに自然と馴染み、飾ったものをしっかりと引き立たせてくれます。


錆化粧四角掛花入
茶道具として使われる掛花入。
胴体部分にフックになる金具が付けられているので壁に掛けてもお楽しみいただけます。

フルカワゲンゴさんの作品

炭化 花入れ(小)
まるで炭のような黒色の花器は、花や草木の表情がよく映えます。
ちょっとガサガサとした土っぽい質感と、みずみずしい植物とのコントラストも新鮮です。


銀彩 水差し
一つひとつ異なる形で作られた水差し。
水差しとしてはもちろん、注ぎ口がちょうど引っ掛かりになるので枝物なども生けやすい形です。

銀彩は使っていくうちに変化する姿も楽しめます。
上の写真の2点は届いた時期が異なり、右がしばらく時間が経過したもの。
新しいものに比べるとブロンズのような重厚感が増しているのがわかります。

府川和泉さんの作品

三島花入
柔らかく浮かび上がった三島の印判が愛らしい花入。
小ぶりなので、さりげなく空間を飾りたいときにも丁度良いです。


朝鮮花器
二色を掛け分けて作られた朝鮮という技法で作られた花器。
内側も外側も下へ向かって流れる釉薬の姿が迫力がありながら、やわらかな色味に惹きこまれます。
高さがあるので、大ぶりの枝なども頼もしく受け止めてくれそうです。

◆ガラスの器

フォールドベースボウル/ワダコーヘー
サラダや果物を盛るのにぴったりなボウルですが、お花を飾っても。
どっしりと脚が付いた形なので、安定感があり倒れる心配もありません。
水を張って表面に花びらを浮かべても素敵です。


G1.6 No.6/石川硝子工藝舎
大きく広がった口が印象的なガラスは、アイデア次第で使い方の可能性がどんどん広がります。
大ぶりな葉物などもしっかりと受け止めてくれそうです。


角グラス
KOHOROに並ぶ土ものの器や磁器、毎日使いの器との組み合わせも楽しめるようにと作られたガラス。
角ばった形は、飲み物だけでなくちょっと花を飾るときにもおすすめです。

同じ花でも合わせる器によって全く異なる表情になるのが花器の面白いところ。
ぜひ、季節の花をお気に入りの花器に添えて、春の訪れを感じてみてください。

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