2017.10.9
イタリア料理店でアルバイトをしていたこともある伊藤さんはパスタもワインもお好き。
滞在先では毎日自炊をされているそう。
現地の食材を使った家庭料理の数々は伊藤さんの器に丁寧に盛り付けられていました。
K 「2ヶ月分のお料理の写真見せて頂きました。器は毎回持って行かれるのですか?」
I 「マルコが焼き物好きだから行くたびに持って行ってます。」
K 「料理を作って、盛り付け、写真を撮る、というのはずっと続けていることなんですか?」
I 「はい、食べることより写真を撮ることに重きを置いてるから食べる時には冷めてることも・・・」
伊藤さんの料理写真を少しご紹介。(*写真は伊藤さんにお借りしました)
▲左/’グラッティーニ’ 中/ズッキーニ、紫チコリの炒め物と小タマネギの赤ワイン煮
右/オレンジとフィノッキ(ウイキョウ)のサラダ
お昼は伊藤さんに得意のイタリア料理を作って頂きながら、
'ファッロのサラダ’を教えて頂きました。
ファッロは古代小麦の一種、お湯で20分ほど茹でて、
きゅうり、トマト、ツナを細かく刻んだものと混ぜます。
さすが手先が器用。サクサクと準備を進めます。
「料理と器つくりは似ている」と伊藤さん。
「ひとつ工程が終わったら片付けての繰り返し、段取りが重要。」
▲オリーブオイルと塩で味を整えて完成。
イタリアのトマト、食材はとにかく味が濃いからシンプルな味付けで十分おいしい。
好みでお酢やホワイトビネガーを足すのもおすすめ、と伊藤さん。
▲イカのトマト煮込みとエリンギのグリルもご馳走になりました
▲いい雰囲気に貫入のはいった伊藤さんのカップ
伊藤さんの写真とレシピは淀屋橋の個展で
器と共にご紹介しますのでお楽しみに。
伊藤満さんの作品はこちらでご覧いただけます。
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1971年 東京都生まれ
多摩美術大学卒業
神奈川、イタリアの陶工房を経て
現在東京都にて制作
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