3月21日(木)より、企画展「コホロと愛媛」が始まりました。
愛媛の穏やかな気候が育むおいしい食べもの、
器、手しごとの作品が沢山届き、店内は普段以上に賑やかな雰囲気に。
見ていて楽しくなるようなもの、
大切な人にお勧めしたくなるようなものが盛りだくさんです。
こちらのページで少しずつ、店内の様子をご紹介していきます。
宮内太志さん(陶磁器)
砥部の工房で学び、現在は松山の里山で焼き物を作っている宮内さん。
砥部の土に小石や木片などを混ぜて使っています。
シンプルで艶のある陶肌の中に、自然でおおらかな宮内さんらしさを感じます。
呉須や白の大きめの湯呑には、たっぷりとお茶を淹れられる大きさ。
緑色の八角鉢や、ふちさびの角鉢など、
どんなおかずを盛ろうか、考えるのが楽しくなります。
常設で置いている器も、買い足しにいらっしゃるお客様が多く、
気取らない普段のお料理をゆったりと受け止めてくれます。
佐々木智也さん(陶磁器)
西宇和郡のお寺で僧侶をしながら、作陶されている佐々木さん。
宮内さんとは、「もぐらの窯」という共同の登り窯で
年に2回、他のメンバーと一緒に窯焚きを行っています。
輪花皿は箸置きにできるものから大鉢まで、
様々な大きさがそろっています。
淡い水色の釉薬は、海を眺めているような仕上がり。
可愛らしい水玉模様の鉢やマグカップは贈りものにも喜ばれそうです。
繊細で凛とした表情の佐々木さんの作品は、
1点ずつ釉薬の質感が異なり、選ぶ愉しさのある器です。
石田誠さん(陶磁器)
松山市で作陶されている石田さん。
宮内さんとはご近所さんなのだそう。
「テーブルが傷つかないように」と、高台裏まで釉薬を掛けられており、
石田さんの、ものに対する愛情を感じられます。
やさしい色合いの磁器のうつわは、西洋のアンティークのような、
包容力のある佇まいです。
ハット型の浅鉢には、パスタやスープが似合います。
合わせて、南蛮焼き締めの小鉢も。
NowVillageさん
和紙製品や郷土玩具などを紹介されています。
写真の鹿面は、愛媛県宇和島で350年ほどの伝統がある
「八ツ鹿踊(やつしかおどり)」で使われるお面を元に作られています。
他にも、愛らしい鶴や亀のわら細工、和紙の便箋、
縁起物として親しまれている姫だるまや金天だるま、
床に艶を与えてくれる棕櫚の箒など、愛媛ならではの道具・玩具が一堂に会し、
そのひとつひとつから手仕事のあたたかさを感じられます。
---
企画展「コホロと愛媛」は4月7日(日)まで開催しています。
愛媛の空気を感じに、「コホロと愛媛」に遊びにいらしてください。
「コホロと愛媛」オンラインショップ掲載品はこちらから
「コホロと愛媛」
2019年3月21日(木)-4月7日(日)