二子玉川では、12月26日(月)まで角田淳展を開催しています。
3年ぶりの開催となった今回は定番から新作まで
毎日の器として使いやすく、見る、手に取るだけで心の弾むものをたくさん届けて下さいました。
熊本県出身で現在は大分県で作陶されている角田さん。
初日は小学生の息子さんとお二人で在廊してくださいました。
賑わう店内でお客さまと会話を楽しまれたり、息子さんの描く絵に笑みがこぼれる温かな空間になりました。
新作の高台付きの鉢。
ケーキの台皿を制作する過程で生まれた形だそうで、しっかりと深さがあり大きさのあるものも受け止めてくれます。
くだものやお菓子、食べもの以外のものをのせてみたりといろんな使い方を想像するのも楽しそうです。
こちらも新しいオーバル深皿。
小・中・大の3種類のうち角田さんのおすすめは一番大きいサイズ。
たっぷりの白菜や大きな具材の煮込み料理にも良さそうです。
おでんやポトフの辛子も縁にしっかりのせれるようにリムの部分がフラットに作られており、角田さんが日々の暮らしの中で食卓に合う器を考えて作られていることを感じられます。
サーバーやれんげ、花皿など定番で作られている作品もたくさん届いています。
「気兼ねなく置けるのも普段使う道具では嬉しいと思うんですよ」と角田さん。
角田さんのつくる器はどれもスタッキングがしやすく、
毎日台所に立つ角田さんだからこそ形の細部までこだわりが行き届くことを感じました。
角田さんの作品には多く使われている輪花。
輪花楕円皿も長く定番で作られている形のひとつです。
和菓子やケーキ以外にもたっぷりのサラダや炒めものなどメインとなる料理にも。
いつもの食卓が華やかな印象に変わりそうです。
隅切り長方皿。
少し灰色がかった灰釉と少し黄みがかったクリームの2種類。
どんなお料理をのせてもテーブルの上をすっきり見せてくれます。
お客様からも使いやすいというお声が多く、サイズ違いや家族分まとめて選ばれたり、買い足しのお客様も多い作品。
磁器でつくられたシェードは吊り下げと壁付けの2種類。
夕暮れの店内は、角田さんの照明がおだやかに照らしてくれます。
佇まいそのものが美しい壁掛け照明。
壁に取り付ける金属部分は、角度や長さまで角田さんからオーダーし、京都の鉄の作家さんが作りました。
金具は真鍮、アイアンの金属の二種類。組み合わせで大きく印象が変わります。
角田さんの照明は、シェード上部の金具部分まで磁器で包み込んだようなデザイン。
パーツは一つひとつ違う形をしていて、照明のひとつの表情になります。
壁や天井を照らすことで光をつくり、暗闇にそっと浮かぶようにあたたかく照らします。
玄関などの空間だけでなく、室内、ソファやベッドの近くにも使ってもらいたいと作られました。
角田さんのつくる作品は、使う土や釉薬よって微妙に風合いが変わるので
型で作られているものでも1点1点の些細な表情が使うときの情景を想像させてくれます。
日々暮らしのなかで、こんなものがあったら、こういう形だったらという考えを大切に器や暮らしの道具を生み出す角田さん。
次回お会いする時にどんな作品に出会えるのかまた楽しみです。
食卓を囲み、温かな食事と共に過ごす時間も増えるこの季節、一年の締めくくりのときを角田さんの作品と共にお過ごしください。
会期は26日(月)まで。
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二子玉川では12月16日(金)より角田淳展を開催いたします。
毎日の暮らしのなかで、こんなものがあったら、こういう形だったら、ふと思いつく考えを大切に器や暮らしの道具を生み出す角田さん。
暮らしが美しく整い、作品からは角田さんならではの細かな心配りが感じられます。
食卓を囲み、温かな食事と共に過ごす時間も増えるこの季節、一年の締めくくりのときを角田さんの作品と共にお過ごしください。
※初日は混雑の場合、整理券をお配りすることがございます。
近隣は住宅地となりますので、早い時間からお並びいただかないようご協力のほどよろしくお願い致します。
角田淳展
2022.12.16(金)-26(月)
作家在廊:16(金)17時まで
KOHORO二子玉川