「阿南維也展」2024.2.9(金)-20(火)

2月9日(金)より二子玉川にて阿南維也展を開催しています。
今回テーマとして阿南さんが選んだ"白"。
長く白磁作品をつくってきた阿南さんが、
改めて白という色と向き合い生まれた作品が店内に広がっています。

少しずつ色や質感に濃淡のある白。
阿南さんの工房の窓から見える別府湾の
穏やかな凪と、
白の情景を重ねながら作陶されたのだと話されます。




様々な白の中で、お店からリクエストした焼き締めの白。
マットな質感は光を柔らかく受け止め、料理の色を引き立ててくれます。
器は束子でみがいてあげると滑らかになり、艶も次第に生まれていきます。

釉薬をかけないことで生まれる細やかな肌理、土の素材、手に取るとひんやりとする心地よい作品。
猪口は内側に釉薬が掛けられており、つるりとした質感が口元から伝わってきます。

釉薬を重ねることで、定番のキリッとした白磁よりも柔らかい雰囲気の白は、
ぽってりと温かみがあり陰影も美しいです。
落ち着きのある表情は、深みを与えてくれているように感じます。

定番の白磁に青みや緑を加えた作品も。
釉薬はきっちりとは調合していないため、同じ色を再現するのは難しいのだそう。一期一会の表情をお楽しみください。


500点以上の作品を届けて下さった今展。
一部完売もありますが、まだまだたくさんの作品をご覧いただけます。
柔らかな春の光の中に映し出される白の世界。
一言では表しきれない阿南さんがつくる白の風景をぜひ目で見て、お手に取ってご堪能ください。

お店での会期は20日(火)まで。
17日(土)19時頃からはオンラインショップでのご紹介も予定しています。

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2月9日(金)からKOHORO二子玉川では阿南維也展が始まります。
大分県に工房を構え、長く白磁作品に取り組んできた阿南さん。

洗練されたフォルムや繊細に入れられた鎬など、細やかな仕事を好む一方で、生活空間にすっと馴染む佇まいも持ち合わせています。

二年ぶり二回目となる今展では、"白"に焦点を当て作品展を開催します。

幾通りもの色を持つ白。
透明で澄むような定番の白に加え、土の手触りが感じられる焼き締めの白、柔らかな表情をした白など、今回様々な白の濃淡を表現されます。
立春の過ぎる頃、柔らかな光の中に映し出される白と白のあわい、広がる白の世界をどうぞお楽しみください。


阿南 維也 展

2024.2.9(金)ー20(火)
作家在廊:9(金)・10(土)
11:00-19:00
KOHORO二子玉川