11月15日(金)より開催する安藤友紀・小倉夏樹展に先駆け、小倉さんの作品を紹介します。
静岡県で生まれ、愛知県瀬戸市にて作陶されている小倉さんは、瀬戸の学校で器づくりを学んだのち、現在はKOHOROでもお馴染みの田村文宏さんのお手伝いをしながら自身の作品も制作されています。

小倉さんの器は、色んな料理を盛り付けたり、ほかの器とのコーディネートも邪魔しないシンプルさや懐の深さが魅力。
やわらかい白や丸みのあるフォルムからは何とも言えない温かさが感じられます。


今回は初めてのブルーの器も。

「制作工程の中でも鎬を入れていく作業がすきなんです!」以前そう話してくれた小倉さん。
細かい線が器全体に入っていたり、鎬を連ねて出来た模様が見られたり、マグカップのように縦にすっと伸びた鎬もあれば、平らなお皿の隅にさりげなく入れられたものまで.....。どおりですべての器に鎬の模様が施されています。

鎬の器をつくる作り手は少なくありませんが、個性が出る部分の一つ。
小倉さんの作る線は強すぎず、繊細すぎず、日常に溶け込む穏やかな優しい線。
長い時間を共にするものは結局のところシンプルで心地の良さが感じられるものだと、小倉さんの器を使っていてしみじみと感じます。

鎬が良いアクセントになり、盛り付けを引き立ててくれそうです。



凛とした品があり、温かく親しみやすい小倉さんの器。
使う人の食卓に自然と馴染んでくれるので作家ものの器を初めて使うという方にもおすすめ。
これから器を揃えるという方や贈りものにもどうぞお選びください。

これまでは常設やグループ展での作品を紹介してきましたが、今回初めて展示を開催します。
たくさんの作品をご覧頂ける機会となりますので、お楽しみにご来店ください。




「安藤友紀 小倉夏樹 展」
2024.11.15(金)ー11.25(月)
作家在廊:安藤さん15(金)・小倉さん16(土)
11:00-19:00

KOHORO二子玉川

 

 

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