能登で制作をする有永浩太さん。
窯で溶かしたガラスが固まるまでの短い時間で作り出される形、そのデザインはとても美しく洗練されています。
それでいて使い勝手が良いので楽しみにしている方も多い作品展です。
ちょうど9月も終わりの頃なので秋の夜長が楽しめるものを作りたいとおっしゃっていました。
定番品の他にも季節を感じるような1点ものも並びます。
9月17日(金)13時頃、有永さんの在廊を予定しております。
有永 浩太 展
2021.9.17(金)-26(日)
KOHORO二子玉川
営業時間:11時-18時
有永さんホームページ:https://www.kotaglass.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kota_arinaga/?hl=ja
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有永浩太展が9/17(金)より始まりました。
秋の空気によく合う、アンバーやスミイロのガラス、店内に深く静かで心地よい空気が流れています。
初日の店内の様子です。
土器をイメージして作ったという新作の花器は、スミイロとアンバーの二色が届きました。
ひとつひとつに個性があり、ガラスの色合いで雰囲気もぐっと変わります。
落ち着きのあるガラスとのコントラストが草花を美しく引き立てます。
口が広いので生けやすく、個性的な枝ものなどもしっかりと受け止めてくれます。
飲みものも入れた時の色の重なり、注ぐ所作までも美しく見せてくれる蓋つきのデキャンタ。
注ぎやすいように持ち手のくぼみが手に馴染みます。
ワイン以外に、アイスコーヒーやアイスティーなどを入れたり、器として花を飾っても美しく引き立ててくれます。
大きく開いた口が印象的なクープグラスは、元々はシャンパンなど香りを楽しみながら、お酒を味わうためにこのようなかたちをしているのだとか。
お酒ももちろん、デザートやフルーツなどを盛り付けるにもちょうどよいサイズです。
口の部分が薄く仕上げられているので飲むときの口当たりがとても良い有永さんのグラス。
全体的に軽い作りですが、テーブルに当たる部分やステムのほどよい厚みは持ったときに安心感があり、細やかな気配りがされています。
手に持って口まで運び、またテーブルに置くまでの一連の流れすべてが心地よく、お酒や飲みものを更に美味しく感じさせてくれます。
季節のくだものを盛り付けるだけでも、特別な雰囲気が増します。
有永さんが定番で作られる直径29cmほどの平皿盆。
今回スミイロとアンバーの二色が届きました。
名前の通り、お盆やプレートとして自由な使い方を楽しめます。
フラットなつくりで、器や料理を組み合わせて置いたり、オードブルやデザート、パンやサラダなどいろいろな盛り付けを楽しめます。
縁取りがあり、持ちやすく出し入れも安心です。
ボトルとコップ小、クープグラスの組み合わせ。
イタリアのレースガラスの技法をもとに作られている「netz」。
今展では、明るい色合いの大鉢が3点届きました。
「繊維が絡まりながら、空気を捕え、形に留めるような器」
ガラスの中に空間を感じ、ただ在る姿にも心惹かれる器です。
有永さんの表現、高い技術と時間がこの美しい模様に詰まっています。
有永さんの高い技術で驚くほどの細やかな線が集められ、素材はガラスですが絡まり合う糸のようにふわっと軽やかで繊細な表情が浮かびます。
夕刻になるにつれ現れる泡のような影、ずっと眺めていたくなる美しさです。
器がテーブルに並ぶ姿、飲みものをグラスに注ぐ瞬間、使うときの所作まで、使いやすさと美しさを兼ね備える有永さんの作品。
私たちの生活のなかで静かな存在感を放ち、手にするときに背筋が少し伸びるようなそんな気持ちにさせてくれます。
毎日の定番となるものから、美術品のような作品性まで、いつも新しいことに挑戦し私たちを驚かせてくれる有永さんの作品。
今有永さんが作るものをぜひこの機会にご覧ください。
有永浩太展
2021.9.17(金)-26(日)
KOHORO二子玉川
営業時間:11時-18時
会期中無休
有永さんホームページ:https://www.kotaglass.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kota_arinaga/?hl=ja