「會田竜也展」2022.10.22(土)-31(月)

淀屋橋にて10月22日(土)より始まった會田竜也展。
31日(月)まで開催しています。
約2年ぶりとなる個展。今回の展示会では、久しぶりに作ったという作品から新作まで種類もたくさん届けてくださいました。
木の魅力を最大限に活かした木のぬくもりを感じる作品が、店内にずらりと並んでいます。ふわりと木の香り漂う空間は、爽やかで心地良いです。
初日は會田さんが在廊してくださり、木の特性や種類、制作過程などお客様に寄り添いながら丁寧にお話されていました。


KOHOROの定番でご紹介しているだ円皿。スタッフの中でも愛用者が多いです。
今回の展示会では、日頃から愛用する中でお盆としてもワンプレートとしても使える大きさもあるといいなという思いから、會田さんに新たに大きいサイズのだ円皿をお願いして作っていただきました。

試作で作っていただいたものよりもさらに大きくしていただき、サイズは30cmに。今まで作ってきたサイズを見直し、重ねた時のバランスや大きくなるにつれて広がりを持たせたりと試行錯誤しながら出来上がったのが大大サイズです。       

忙しい朝はパンとスープカップとサラダを載せて、お昼は豆皿におかずとおにぎりを、夜はたっぷりとオイルパスタを…と一枚あれば朝昼晩とどんなシーンでも活躍してくれました。
一番嬉しかったのは、忙しい朝の時間に台所からテーブルまで一回でお盆のように朝食セットを持っていけることでした。
軽くて気軽に使えて、ひとつで何役にもなるなんて頼もしい。
使い方の新たな発見を教えてくれて、こういうものが欲しかったを叶えてくれた作品。さすが會田さんという一言に尽きます。
大大サイズの他、定番の中・大サイズもご覧いただけます。

今年から作り始めたというボウルは湯呑くらいの小さなものから、小どんぶりくらいの大きいものまでサイズも豊富。
會田さんはサラダを入れて使っているそうです。曲線の丸みは手にやさしく馴染みます。

一本の木をくり抜き、丁寧に磨かれた會田さんの茶筒。
10年近く使っているというお客様も多く、永く愛され続けていることを感じます。すっと静かにあわさる蓋は、使う度に感動を与えてくれます。
茶葉やコーヒー、ティーパックなど入れるものにあわせて大きさをお選びください。茶さじとあわせて大切な方への贈り物にも。

久しぶりに作ったというだ円鉢。
手で木をくり抜く「刳り物(くりもの)」という技法と使って作られています。
楕円鉢の木はすべてケヤキの木。
写真中央はオイル仕上げ、写真左は鉄媒染といって鉄と酢を混ぜたものを塗られています。サッと塗っただけで一瞬で色が変わるのだとか。同じ木でも表情ががらりと変わります。
會田さんの掌には、一つひとつ丁寧に時間をかけて彫る作業でできた大きなまめのあとが。
これまでの手仕事の歩みを感じることができるような分厚くて逞しい、魂が宿るようなかっこいい手をされていました。

ひらき長は、ウォルナットやローズウッドなど木の種類もたくさん届けてくださっています。
蓋を開くと上で止まり、音なく静かに開け閉めができます。
カトラリーや筆記用具、眼鏡の収納にも。

會田さんが使われる木の種類は様々。サクラ、クルミ、ウォールナットの他、クワ、ケンポナシ、黒柿といった珍しい木も。

こちらは久しぶりに作ったというカシの木を使ったスプーン。
カシは丈夫ですが、とても固く、制作は大変なのだそう。口にあたる部分はすべてのみで手彫りされており、1日たった3本しか作れません。
「あまりにも固いから、作っている途中でやめたくなってしまう。」と笑いながらお話されていました。
手にした時の心地良さ、口にあたる部分の薄さと滑らかさ。丁寧に丁寧に時間をかけて作られたからこその使いやすさがそこにあります。

今回の企画展では家具も届けてくださいました。テーブルの脚は横からみると宙に浮いているよう。肘掛けのできる椅子や、すっきりしたデザインの軽いスツール。細やかなところに會田さんのこだわりを感じられる家具は、期間中、素材やサイズのご希望をお伺いしご注文をお受けしています。長く暮らしを共にする家具を、実際にお試しください。


木の仕事を始めて約15年経つという會田さん。
「自分にはこれしかできないから。」と話されていましたが、木の美しい表情を愛情深く引き出す會田さんの作品だからこそ、たくさんの方に愛され続けているのだろうと感じます。

この他にも盆や小皿などまだまだたくさんご覧いただけますので、この機会にぜひお越しください。
会期は31日(月)まで。

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淀屋橋では10月22日(土)より會田竜也展を開催いたします。
兵庫県で木工の作品をつくられる會田さん。
お店で定番として紹介している楕円皿は、使い勝手がよく長く愛され続けています。今回は定番のサイズに加えて新たに大きいサイズもお願いしました。
茶筒やトレー、スツールなど木の持つ魅力を最大限に活かした遊び心も感じる作品をどうぞご覧ください。

會田竜也展
2022.10.22(土)-31(月)
コホロ淀屋橋
作家在廊:22(土)
25(火)は定休日のためお休みです。