二子玉川にて1月20日(土)より府川和泉展を開催しております。
唐津の土を使い、大きな登り窯で焼きものを作られる陶房空・府川和泉さん。
私たちは府川さんの屋号でもある「空さん」と府川さんを呼び親しんでいます。
初日は空さんも在廊して下さり、ご友人や、永く器を愛用されている方などたくさんの方が来店され明るく温かい時間が流れました。
今回も日常の器を始め、お茶やお酒の器、花器など、たくさんの作品が届きました。
三島や朝鮮、斑や焼き〆など技法も様々。
窯の中で器と灰が混ざり合い、唯一無二の表情が生まれます。
印判で模様を押して作る三島の作品。
空さんの三島はおおらかで愛らしさがあり、毎日の食卓にも取り入れやすいという声が多いです。
小服茶碗や酒器、花器などは、気持ちをぐっと一つ深いところに据えて作っているのだそう。
また、窯の中でも表情の変化がより感じられる数点しか置けない場所で焼いているのだと教えてくださいました。
作品によっては、二度焼成を行い自然がもたらす表情の変化を楽しんでいらっしゃいます。
昨年陶歴30周年を迎えられた空さん。
「ここまで続けてこられたことが奇跡のよう。土と共に培ってきたものや、これまで関わってこられた人との出会いすべてが今に通じている。私はむしろ与えてもらっている側なんです。」と感謝の気持ちを口にされていました。
来店されたお客様をお見送りする際にも、お一人ずつ深々とお辞儀される姿が印象的で、表情や仕草をはじめ言葉選びなど、どの面からも優しさがあり、そ作品にも映し出されているように思います。
土に触れていると、心がすっと整っていくような感覚があるのだと楽しそうに話してくれる空さん。
唐津の自然と調和し、つくることを心から楽しみながら生まれた作品からは空さんの息遣いが聴こえてくるようです。
力強さやたおやかさ、空さんの温かいお人柄があらわれる作品の数々、ぜひお手にとってご覧ください。
会期は29日(月)までです。
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1月20日(土)より、府川和泉展を開催します。
唐津の土を使い、大きな登り窯で焼きものを作られる陶房空・府川和泉さん。
昨年には陶歴30年を迎えられました。
私たちは府川さんの屋号でもある「空さん」と府川さんを呼び、親しんでいます。
土の感触を楽しみ、轆轤やタタラ、三島などの一つひとつの工程のなかで、呼応するように自分のリズムを重ねていくと話す空さん。
手にとり眺めていると、その息遣いが聞こえてくるようです。
空さんの人柄が映し出されたような穏やかさや力強さ、のびやかで悠々とした作品からは、自然に身を委ね ありのままでいることを教えてくれるように感じます。
二年ぶりの二子玉川での作品展。
花器や茶器、日常の器まで届けてくださいます。
皆さまのお越しをお待ちしております。
府川和泉展
2024.1.20(土)ー29(月)
作家在廊:20(土)
11:00-19:00
KOHORO二子玉川