8月2日(金)より二子玉川にて「新田佳子展」が始まりました。
前回から3年ぶりの開催となる今展。
コップや酒器、皿に鉢、お茶にまつわる道具から
花器や照明など空間を彩るガラスまで様々な作品が並びました。
今回DM・展示写真を須賀浩二さんに撮影していただきました。
きりっと涼やかで瑞々しい須賀さんの写真とともに展示の様子をお楽しみください。
ガラスを成形後、サンドブラストという加工を施される新田さんの作品。
「MORI」「IZUMI」「NUNO」など、風景や身の回りのものからイメージを膨らませ、木工用ボンドを用いフリーハンドで模様を描いていきます。
▽「やえ」 鉢 不規則に幾重にも広がる模様にぐっと引き込まれます。
▽「MORI」深い森の樹々が重なっているイメージなのだとか
縦の線を描いては乾かし、次は横の線、、、と時間をかけて丁寧に作られる作品の数々。
高い集中力や根気が求められる仕事ですが、「描くことが楽しくて仕方ないんです!」と満面の笑みの新田さん。
ひとたび手を動かすと時が経つのも忘れるほど没頭してしまうのだと嬉しそうに教えてくださいました。
そんな新田さんの心情が映し出されているかのように、
作品の一つひとつにのびやかで胸が弾むような景色が広がっています。
器全体に施された装飾の美しさはもちろん、飲みものや料理を入れたときのバランスの良さも新田さんの作品の魅力。
おおらかな形は手に取ったときに自然と馴染む心地よさがあり、手作りならではの温かさが感じられます。
冷製スープ、冷奴、薬味、水菓子、、、季節ごとになにを盛り付けようか想いを巡らせるのが楽しくなるような器です。
今の季節ならではの風鈴も届きました。
細やかな模様がきらきら揺らめき、天気や時間帯によっても全く異なる表情を魅せてくれます。
ちりんと心地よい音色に包まれながら、暑さを忘れてゆっくりと作品をお楽しみください。
会期は8月12日(月)まで。一つとして同じものはない新田さんの手仕事をぜひこの機会にご覧ください。
現在オンラインショップでも作品を紹介しています。
作品はこちら≫
photo:koji suga
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ガラスを成形後、サンドブラストという加工を施される新田さんの作品。
ゆらゆらと柔らかく揺れる透明なガラスの上に一本ずつ入れられた白い線、 それらがSEN、MONYO、NUNO、ヘリンボーン、草といった模様となり、器の景色となっています。
器全体に細やかな装飾が入れられていながらも、中に入れた飲みものや料理が引き立つようにとバランスや使いやすさが考えられ、日常に心地よく馴染んでゆきます。
前回から三年ぶりの作品展。
真夏の会期に合わせて、コップやビアグラス、新しい小鉢や花器、ランプシェードなど様々に届けてくださいます。
またこの時期ならではの作品である風鈴も。
どうぞ楽しみにご来店ください。
「新田佳子展」
2024.8.2(金)ー8.12(月)
作家在廊:2(金)・3(土)
KOHORO二子玉川
11:00-19:00
photo:koji suga