「Awabiware 岡本純一展 」2023.6.23(金)-7.3(月)

Awabiware 岡本純一展が6月23日より淀屋橋にて開催しております。
写真は店内の様子。


岡本さんの定番のトルコブルーや瑠璃、優しいベージュや青磁など、色とりどりの器に、淡路島の美味しい食べ物が賑やかに店内を彩ります。

初日には岡本さんが在廊してくださいました。
以前に淡路島のAwabiwareへ行ったことがあるというお客様や、コホロでの毎年の展示を楽しみにされているというお客様、古くからのお知り合いの方まで岡本さんに会いに幅広くご来店いただき、店内は和気あいあいとした空間となりました。

今回の展示で初のお披露目となる新作のレンゲ。
Awabiwareで陶器製のカトラリーを作ったのは初めてだそう。
木や金属ではなく、陶器製ならではの良さが感じられるよう、試行錯誤して設計されたのだとか。

ゆるやかにカーブした柄の部分は握りやすく、持ち手の先にはお皿の中に滑って入ってしまわないよう、少しのふくらみが。
口運びのしやすいサイズ感で、使い手への細やかな気遣いが感じられます。
△どんぶり

レンゲは岡本さんの作るどんぶりやラーメン鉢にも合わせてお使いいただけます。
どんぶりは冷やしうどんやビビンバに、暑くなるこれからの季節には、冷麺やかき氷を盛り付けても。

△ラーメン鉢

ラーメン鉢は、その名の通り具沢山のラーメンにピッタリです。
深さがしっかりあるのでお汁もたっぷり入れていただけます。
光沢感のあるつるりとした質感で掌に馴染みやすく、ついつい手に取ってしまいます。
こちらは新作の花型茶杯。
小ぶりなサイズ感が愛らしい形はシンプルながらも上品な佇まいです。

煎茶やエスプレッソ、ちょっとお酒を飲むのにも。
アイスクリームやヨーグルトを入れて楽しんでも。

Awabiwareでも定番の豆皿。
八角豆皿にひまわり豆皿など、色味、種類共に豊富に届けてくださいました。


薬味を入れたり、お漬物やちょっとした小菓子にも。

色味はより良いものになるよう常に改良しながら作られているそう。
黒は以前はもっと明るい色味だったそうで、今回マットな風合いの中に艶も感じられる、釉薬のバランスが良い深みのある黒色が出来たと嬉しそうに仰られていました。

企画展の時にしかあまり出されていないという黄南京や瑠璃色は、釉薬の濃淡が混じり合いながら流れ落ちる姿がとても美しく、明瞭感のある貫入には思わず見入ってしまいます。
淡路島の食べ物も一緒にご紹介しています。淡路島を拠点に活動されている料理家・どいちなつさんの営む「心に風」さんからはーガニック・ジンジャー・チャイ・シロップにハーブソルト、アッサム・ティなどが届きました。

ハーブの種まきから栽培、収穫を行い、制作、販売まですべてを手作りで生み出されています。


シロップはカルダモンやシナモンなどの風味がふわっと鼻に抜けるスパイシーな味わいで、ソーダ水で割ってジンジャーエールに。
ワインやビールで割るのもおすすめです。


ハーブソルトは瀬戸内の海水を煮詰めて作られた海塩に、淡路島で育てられた香り高いレモンにローリエ、ローズマリーがブレンドされています。
お肉料理やパスタのアクセントに。
オリーブオイルに混ぜてドレッシングとしてサラダに使ったり、目玉焼きなどの日常使いにも。

森果樹園さんからは果汁100%のなるとオレンジュウースが届きました。
淡路島五色町に代々受け継がれてきた小さな果樹園で、淡路島で約300年前に見つかった柑橘の原種、なるとオレンジを栽培している数少ない農園のひとつ。

香りが強く、爽やかな酸味を味わえる清涼感のあるオレンジジュースです。
夏休みに向けて、帰省時の手土産としても。

また今回の展示会では、併設のカフェで岡本さんからご紹介いただいた淡路島のもぐもぐファームさんの甘夏を使用したデザートをAwabiwareの器で提供しています。


瀬戸内の温暖な気候ですくすくと育ち、農薬や化学肥料などを使用せずに栽培された甘夏は、素材の味がギュッと濃縮されています。
手絞りの果実100%のソースをたっぷりと使用した甘夏のクレープシュゼット。
甘酸っぱくてほろ苦い、今しか味わえない旬ならではのスイーツです。

親から子へと、世代を超えて永く受け継いでもらえるような、そんな器を作りたいという思いを持って日々作陶されている岡本さん。
そんな岡本さんだからこそ、家族みんなで楽しく食卓を囲めるような、自然と気持ちをわくわくさせてくれる程鮮やかで、使い勝手の良い器が生み出されるのだと感じます。

少しずつ初夏らしい晴れ間の見える日々が増えてきたこの頃。

爽やかに食卓を彩る岡本さんの作品を是非お手に取ってご覧ください。
会期は7月3日まで。
会期中オンラインショップでのご紹介も予定しております。
そちらもお楽しみに。
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コホロ淀屋橋にて6月23日(金)よりAwabiware 岡本純一展を開催いたします。
毎年開催する度、新たな景色を見せてくれるAwabiware。
今回の作品展では、あたたかい季節にぴったりなカラーも届けてくださいます。
昔からある技法や考えを受け継いで作られる器。
普段使いに重点を置くことが伝わってくる作品は、毎日自然と手に取りたくなります。

併設のカフェでは、岡本さんにご紹介いただいた淡路島の美味しい食べものを使ったデザートや飲みものを提供予定です。
作品と共にお楽しみください。

参加協力:
もぐもぐファーム
森果樹園
心に風


Awabiware 岡本純一展
2023.6.23(金)-7.3(月)
作家在廊:23(金)
11:00-18:00
コホロ淀屋橋