KOHORO二子玉川では5.16(金)より、「井山三希子 うつわと暮らし」を開催します。
井山さんが作家として独立されてから約30年、KOHOROの開店当初から井山さんとのお付き合いも今年で20年。節目の年に少し特別な想いも込めた展示になります。
そんな井山さんに、これまでのKOHOROとの思い出を伺いました。
ーKOHOROとの出会いはいつごろだったのでしょうか
「まだKOHOROが出来る前なので20年以上前になりますね。この場所を当時の店長と訪れ、『ここをお店にしようと思っていて...』と相談を受けました。
それからカラーの器の展示や、植木鉢、料理のイベントなど本当に色々な展示を一緒にしてきました。」


2020年に中国茶器の使い方を教えてもらった時の写真。
2022年の展示の初日には井山さん自ら中国茶を振る舞ってくれました。
ー2018年にはKOHOROのオリジナルの器「aima」も一緒に作りました
「それまで、オリジナルで器をつくるということはなかったので、とても新鮮で楽しい経験でした。オーバルは静岡にいたころから作り続けてきた定番のかたち。
やっぱりものが入って成立して欲しいという気持ちがあるので、シンプルなかたちは昔も今も変わらず好きですね。」

aimaシリーズでは代表作のオーバルプレートをはじめ、ピーナッツ型の豆皿やボウルとコップの間の"ボップ"、耐熱のベイクパンなどが生まれました。
今はもう生産は終了してしまいましたが、どれも定番としてたくさんの方に愛されるうつわになりました。

ーKOHOROといえば、思い浮かぶ作品を教えてください
「数字、でしょうか。開店の時には、住所の数字を作ったんですよ。」
お店の前に埋め込まれた数字は、井山さんによるもの。
20年間お店を守ってくれた大事な作品で、開店からお店にある唯一の作品かもしれません。
ご来店の際探してみてください!

ーKOHOROへひと言お願いします
「スタッフみんなでお店づくりをしているという印象があります。お店を離れても関わるスタッフもいたりして。
長くお付き合いがあるお店の中でもそういったところは少ないので、すごくよいことですよね。
それに、二子玉川は自分の生まれ育った場所ということもあり、なにか不思議と縁のようなものも感じています。」
二子玉川へ来られた時には美味しいお土産をもってお店に立ち寄ってくださいます。旅や美味しいもの、器のことなど....色んなお話をして下さるのをいつも楽しみにしていました。
30周年、本当におめでとうございます。
井山さんの暮らしから広がるものづくりがたくさんの方の手に渡り、使う方の日常になってゆく様子を、これまで一緒に見せていただきました。
これからもKOHOROを通して井山さんの作品をみなさまにお届けできたら嬉しく思います。
お話を伺ったのは、八王子の工房。
制作に使ってきたたくさんの型や作品がぎっしりと並んでいました。
今回の展示では、長く作り続けてきた定番の作品や新作に加え、過去の型を用いたarchiveの作品、数字やアルファベットなどの作品も届く予定です。
どうぞ楽しみにご来店ください。

「井山三希子 うつわと暮らし」
2025.5.16(金)-5.20(火)
作家在廊:16(金)
11:00-19:00
KOHORO二子玉川
※初日のご予約受付は締めきりました。たくさんのご応募ありがとうございました。
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