6日(金)より、福島県いわき市で作品をつくられる山野邊孝さんと能登朝奈さんご夫婦の作品展が始まりました。
陶器と硝子、別の素材を用いて作品をつくられるお二人ですが、一緒に並ぶと包み込まれるような柔らかい雰囲気を作り出しています。
▲写真は初日の様子です。
自然釉から生み出された色合いの山野邊さんの器。
ひとつひとつの作品を見ていると心が穏やかになります。
▲貫入が美しく入り、同じもののない表情をつくります。
個展ならではの迫力ある大鉢や高台を高くつけた台皿、灰釉の豊かな作品。
▲自然の色合いの台皿は、穏やかに存在感を放ちお料理を引きたててくれます。
手にしたときの質感が心地よく、日々のなかでいつもそこにあるような安心感を与えてくれるマグカップやプレート、スープ皿。
お店でも定番で山野邊さんにお願いしていますが、使ってみて買い足して下さる方も多いアイテムです。
少しずつ時間をかけ自分の色になっていくのも嬉しくなります。
パートドヴェールという、型に細かいガラスを敷き詰め焼成して技法でつくられる能登さんの作品。
幾層にも重なるガラスを眺めていると時間を忘れてしまいます。
アクセサリーや大切にしているものをいれたり、お花を飾ったり。
使い方を自由に考えて楽しんでもらえたらとお話していました。
▲お水を張って花器にも。静かで豊かな景色が広がります。
▲「えほん」縁起がよいと言い伝えられる孔雀が描かれています。飾られるお家に幸福がたくさん訪れますようにと願いを込めて。
変わっていく自然を感じながら暮らし、作り出されるもの。
作品がもつ空気に、日々のさざなみが癒されていくように感じます。
会期中ぜひお立ち寄りください。
山野邊孝 能登朝奈展
2019.9.6(金)-16(月)