淀屋橋では12月16日より難波行秀展を開催しております。
オンラインショップでも現在ご紹介しています。
作品はこちら≫
写真は初日の店内の様子。
コホロでは初の開催となる今回の個展では、16日~17日の二日間にわたり難波さんに在廊していただき、桜の木を使ったお皿づくりのワークショップを開催しました。
難波さんに彫り方や道具の扱い方などを教わりながら、4寸、5寸のフラットなお皿を彫刻刀で少しずつ削り、思い思いの堀り目を入れていきます。
使い慣れない道具に最初は苦戦しながらも、少しずつ工夫をしながら彫り進め、皆さんとても集中して取り組まれていました。
作業中には難波さんと参加されたお客様同士でも和気あいあいとお話されたりと、とても賑やかで温かな空間に。
時には難波さん自らその場で彫りを施し、完成するあまりの速さに皆で思わず見入ってしまう場面も。
最後に蜜蠟のワックスを布に出し拭き上げていきます。
彫り目の一つひとつにも丁寧に塗り込んでいくと、見る見るうちに鮮やかな艶が出てきました。
仕上がったお皿がこちら。
それぞれの彫り跡には、刃の入れ方から削りの深さ、形、全てに個性が宿り、この世に一つしかない特別なお皿に。
完成したお皿を手にする頃には、上手く出来るか不安気でいた作業前の表情が嘘のように、皆さん充実感で溢れた笑顔をされているのがとても印象的でした。
コホロではフォークやスプーン、レンゲなどカトラリーで馴染みのある難波さんですが、今回の個展ではお盆やお皿、バターケースなど、様々な木のものが並びました。
昨年頃から木の轆轤を使用して本格的にお皿作りを始められたという難波さん。
実はカトラリー以外にもこれから取り組んでみたいものはたくさんあるのだそう。
今後も色々な形のお皿やボウルなどを木で作ってみたいと朗らかにお話されていました。
こちらは「八角皿 鉄染め」
木地を鉄の染料で染め、木の色味に変化を持たせた味わいのある作品。
じんわりと染め上げられた濃淡のある木目の表情に目を奪われます。
四隅のデザインが特徴的な「丸入隅小鉢」
元は古い陶器の小鉢から着想を得て作られたのだとか。
重厚な見た目に反して驚くほど軽く、中と側面には丁寧に彫りが施されています。
チョコレートやクッキーなどちょっとしたお菓子を入れたり、小物入れにもお勧めです。
「バターケース カルピスバター用」は、その名の通りカルピスバターの大サイズ(450g)を丸々入れていただけます。
ケースに合わせてバターを半分に切り分ける必要が無いようにと設計して作られたのだそう。
蓋の中に付属のバターナイフを磁石で収納出来るようにすることで、全体のサイズもコンパクトに。
別でバターナイフを取り出さなくても良いので、忙しい朝の時間の頼もしい味方です。
また、縞黒檀を使用したデザートスプーンやフォークも届けてくださいました。
ガラス塗装の上から磨きをかけ、さらに艶が出るように仕上げているのだそう。
光沢感が出やすいという素材が存分に生かされた、どこか気品のようなものを感じられる作品です。
アイスクリームやヨーグルトなどを食べる時に、お皿の底の最後までしっかりとすくえるようにと作られた角スプーンもご紹介しています。
ところどころに入り混じる木目の赤と茶、黒のコントラストからは自然の美しさを感じます。
木工作家として活動されて20年という年月を経てなお、陶器やガラスなど一つの素材に囚われず、様々なものに興味を持ち、作り手として感じ、学ばれている難波さん。
そんな難波さんだからこそ、素材の持つ一つひとつの特性やその良さをしっかりと引き出しながらも、機能美に富む作品を作り続けられるのだと感じます。
会期は25日(月)まで。
後日オンラインショップでのご紹介も予定しております。
この機会に是非難波さんの作り上げる木の温もりと美しさの溢れる世界をお楽しみください。
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12/16(土)からコホロ淀屋橋は難波行秀展が始まります。
ながくコホロで紹介している難波さんのカトラリー。
持ちやすさや使い心地のよさがスタッフやお客様からも定評がありすっかりコホロの定番になりました。
難波さんの個展開催は今回が初めて。 プレートやバターケース、お盆、カトラリーなど、初めて届く作品も多く並びます。
初日16日(土)と17日(日)にはワークショップも開催。
作品と共にどうぞお楽しみください。
難波行秀 展
2023.12.16(土)-25(月)
作家在廊:16(土)、17(日)
ワークショップ(事前予約制):16(土)、17(日)
※19(火)は定休日
11:00-18:00
コホロ淀屋橋
【ワークショップ】桜の木のお皿づくり ※受付は終了いたしました。
初日16(土)、17日(日)には、木のお皿づくりのワークショップを開催。
作れるものは、パン皿や菓子皿などに使える12cmと15cm。
木皿の表面に彫りをいれ、オイル塗装で仕上げます。
少し赤みがあり美しい木目が特長の桜。
お手入れをしながら使い続けることで艶が増してオリジナルの表情に変わる楽しみがあります。
日時:12/16(土)、17(日)
時間:12時~/15時~ 2回開催
定員:各回6名
価格:4寸 3850円 5寸 4400円
※木くずが出ますので、汚れても良い恰好でお越しいただくかエプロンをご持参ください。
コホロ淀屋橋
06-6210-1602
yodoyabashi@kohoro.jp
作品展に先駆けて、コホロでの定番のカトラリーを、スタッフが使用した感想なども交えてご紹介しています。
こちらからご覧ください。