2017.10.27
淀屋橋店にて福岡彩子さんの個展が始まりました。
福岡さんは、大阪の堺市にて作陶されています。
イギリスを拠点とした陶芸家、ルーシー・リーの作品に深く心ひかれ、
同じイギリスの地で陶芸の勉強をされた福岡さん。
やわらかな色彩、たおやかな曲線をキリッと縁どる形に、福岡さんの優しさと強さが感じられるようです。
今展では、いろいろな形の花器も届いています。
口の広いもの、細いもの、ピッチャータイプなど、美しく品のある佇まいで、
繊細な秋の草花を静かに、豊かにいろどります。
ボウルにしつらえるのも素敵です。
大きな持ち手のミルクピッチャーやキャニスターは、
お茶の時間が楽しくなりそうです。
キャニスターにはお砂糖やお塩を入れて、キッチンに並べても。
福岡さんは、胡麻やきな粉を入れられているそう。銀彩の小さなスコップ付きです。
定番のプレートは、小さな小皿から、24cmの大皿まで、
様々な大きさ、色をご用意下さいました。
白に近い「yellow」には、花びらのような、卵の殻のような表情があり、
「brown」には縁の部分にあしらいがあったりと、
それぞれの色によって異なる仕上がりが魅力的です。
定番の3色と共に、今回の個展では「mauveモーヴ」が並びました。
薄く灰色がかり、紫色と青色が交わるような色調。
木のものや他の器の並ぶ食卓に、静かな存在感をもってとけこみます。
初日の夜には、同じ堺市のゼルコバ食堂さんによる出張イベント、
「皿の上の小さな食堂」を開催しました。
色鮮やかなお野菜やローストビーフ、バゲットなどが
福岡さんのプレートに盛り付けられ、
賑やかな一皿となりました。
※こちらのイベントは終了しております。
コホロ淀屋橋では2年ぶりとなる福岡さんの個展。
11月5日までとなりますので、期間中にぜひお立ち寄りください。
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福岡 彩子 展
2017.10.27(金)-11.5(日)
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中之島にある国立国際美術館では、福岡さんのお父様である福岡道雄さんの展覧会が開催中です。
お店からは歩いて20分ほど。美術館までのお散歩も楽しいです。