「清岡幸道展」2023.3.3(金)-13(月)

3月3日(金)より、淀屋橋店では清岡幸道展を開催しております。
初日は在廊もしてくださり、企画展を心待ちにしていたたくさんの方が清岡さんに会いに来てくださいました。
写真は初日の店内の様子。


滋賀県の信楽町で作陶されている清岡さん。
その土地の陶土を使用し、釉薬の掛け合わせや焼き方によって様々な作品を生み出されています。
今回もたくさんの素敵な器を届けてくださいました。


何か新しいことに取り組みたいと思い作り始められた琥飴釉。
濃い琥珀色の中に薄っすらと青色みがかるような、絶妙なバランスの色合いです。



こちらも新作の琥飴釉鉄マグ。
光沢感のある琥飴釉の上から、さらりとした鉄釉をかけることで、一つの器で異なる質感を楽しめる仕上がりに。
小皿はソーサーとしても、別々でも使えるようにと考えられています。
見る角度や光の加減によっても新たな魅力が引き出されます。


そして清岡さんの定番の青灰。
青灰の中でも、青灰白釉、青灰オリーブなどいくつかの種類があり、ベースは同じ釉薬ながら、焼成方法や釉薬の濃淡によって印象ががらりと変わり、色調豊かな表現に。



写真は青灰釉薬を使用した窯変大鉢。
流れ落ちる釉薬や色味。
内側から外側にかけ、それぞれで力強く広がる景色は見れば見るほど吸い込まれるような美しさです。


続いて流れる釉薬の様が特徴的な灰白窯変カップ。
青灰釉の上から白化粧をかけ、一定の温度で焼くと現れるのだそう。
まるで雪景の中に広がる樹々を彷彿とさせるようです。


「十人中一人の方が良いと思ってくれたらそれでいいんです。」と静かにゆったりとお話される清岡さん。
「たとえ好みが分かれてしまったとしても、ほんの少し個性ある表情の器を好きだと思ってくれる人の元に届いてくれたら。」
一つ一つの違いを新たな発見とし、面白いと感じられる清岡さんだからこそ、それぞれに表情や趣のある器に仕上がっていくのだと感じます。

会期は3月13日(月)まで。
それぞれで味わいが全く異なる一点ものの器。
完売しているものもございますが、清岡さんの作り出す多彩で奥行きのある作品たちを、是非店頭にてご覧になって見てください。

 


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3月3日(金)より淀屋橋にて清岡幸道展を開催いたします。
滋賀県信楽で作陶されている清岡さん。
一つひとつの表情が多彩で美しく、深い広がりある表現力で魅了されます。
現在焼き方や土などを見直しているいるそうで、また新たな一面を見れることが楽しみです。
オリーブ灰などの定番の他、新作も届けてくださる予定です。

清岡幸道展
2023.3.3(金)-13(月)
11:00-18:00
コホロ淀屋橋